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F1GP#13 ベルギーGP

憧れのサーキットの一つ、スパフランコルシャン。V8エンジン化によってオールージュが直線になっちゃったり、直線番長が活躍したり、だんだんサーキットのキャラクターがも変わってきたように思いますが、それでもスパのレースは毎年楽しみです。

さて、上でもちょっと述べましたが、このサーキットでは最高速が早いマシンが有利です。元祖Fダクトが上手く機能しているマクラーレンと去年もここで大活躍のフォースインディアがやはり強い。ルノーもFダクト追加が上手くいっているようです。レッドブルも悪くはないながら、他のサーキットのような圧倒的なパフォーマンスは出せません。

そして、今回はベッテルの空回りぶりが目につきました。バトンは巻き添えで撃墜されちゃいました。フェラーリも相変わらずピット戦略がぐだぐだでみすみすアロンソのレースを台無しに。ベッテル、バトン、アロンソがノーポイントに終わり、ハミルトン、ウェバーが一歩抜け出す形に。まだ、残り6レースもあるとはいえ、抜け出すべき人が抜け出したようで、これはこのまま行ってしまうかも。ハミルトンとウェバーが対決したら、まあ、マシンの差でウェバーが勝つでしょうね。今シーズンが見えたような気がします。というか、ベッテル君、今回のようなレースをしているようでは、チャンピオンになるのは3年早いよ。

さて、どんな形であれ、ちゃんとポイントを持って帰ってくる可夢偉くんはエライ。今回は、最初のSCのタイミングでタイヤ義務を終わらせてしまったのはスバラしい判断でした。ザウバーというチームはさすが歴史あるだけあって、戦い方がちゃんとしてますね。いや、パドックで一番歴史あるチームが今回もミスっているんで歴史があればいいというものでもないのですが。

次戦はいよいよヨーロッパ最終戦のモンツァ。そのあとはアジアシリーズとアブダビ、ブラジルで長かったシーズンも終わりです。モンツァでは赤いチームの逆襲が見られるのでしょうか。それとも直線番長の活躍が続くのでしょうか。楽しみですね。

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劇場版"文学少女"

Production I.G.でアニメ化、それも劇場と聞いたときは不安がよぎりました。もともと原作アリの劇場映画ってすごく難しいわけです。2時間の映画で伝えられるストーリーはとても短い。上下巻のノベルズの「空の境界」はマトモにやり過ぎて全7作。「涼宮ハルヒの消失」も2時間を大きく越えて、原作1巻分を初見の観客を振り切って作成されてます。

ラノベでも1巻が応募作で後に人気シリーズになったなんてパターンだと1巻だけで充分に物語に結実感があるので大丈夫ですが、1巻の感想でも書きましたが、この話は1巻では主人公の物語が全然語られません。主人公心葉の物語はかなり後の5巻目、遠子の物語は7巻、8巻の上下巻。この劇場版は5巻をベースに、心葉が美羽と決着して遠子を選ぶストーリーに改変されてます。5巻のプラネタリウムのシーンも、アニメではまったく関わってこない流人と千愛の物語も入り交じってかなり複雑なんですが、アニメではさらっとしています。というか、まあ、映画だとこのあたりが限界。かなり上手い処理だと思います。

演出はかなり凝っていて、作品世界にピッタリ。心葉と遠子の別れのシーンで、ホームに電車が入ってくると思わせて汽車が入線し、そのまま「銀河鉄道の夜」の世界に雪崩れ込む現実と空想が入り交じる感じは、アニメの良さを上手く活かした素晴らしい演出でした。まあ、正直、ここでキスしちゃって、そのままラストシーンまで会わない2人ってのも意味がわからないんですが(笑)、しょーがないよね。

あと、今をときめく平野綾と水樹奈々が殴りあうアニメとしても注目です(笑)。オーディオコメンタリーで平野さんが「今、この時期にこういう役をやれたことはよかった」というようなことを言ってましたが、やー、ダークな役やっても上手いですわ。

ともかく、原作ファンには動くキャラ達を見せて、はじめてのお客さんには美しく幻想的な青春群像を見せて(これみたら、原作読みたくなっちゃうよね!)と、どちらも大事にしたレベルの高い作品でした。観て損はないことを保証しますよ

ただねー、ストーリーの話になると原作でもそうなんだけど、心葉がダメ男過ぎる。話がシンプルになった分だけ、よけい酷い。Web上の感想でも「この主人公、20分で女3人乗り換えたぞ」と書かれたりしてましたが(笑)、もっとちゃんとしてください。

そして・・・まあ、言わなくても判るよね。ななせが足りないよ!原作をこの頃には既にななせセントリックで読んでいた私にとって、5巻以降は「ななせはラスボス美羽から(殴り合いの結果)心葉の彼女の座を勝ち取った。しかし、真のボス遠子が現れた。やめて!ななせのHPはもう0よ!」というストーリーなんですが、美羽を遠子が倒してそのまま心葉も持っていったという話になっちゃたよ!

まあ、OVAも遠子版、美羽版、ななせ版と3つ出るそうなので、ななせ版を楽しみに待つことにします。

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au SA002に機種変した

Sa002_pink

長年愛用してきた・・・と言うほどでもないながら、それ以後、気に入った端末が出なかったのでずっと使っていたW53Sに、勢いよく折りたたむと電源が切れるという症状が。まあ、365日、ずっとズボンのポケットに入れっぱなしで酷使しているわけですから、2年ぐらいが寿命なんでしょう。実際には丸3年ぐらい使ったのかな。特に不満もありませんでした。

さすがに、ケータイに突然死されてはいろいろなことが差し支えます。兆候が出たのなら早めの更新がよいでしょう。CDMA版iPhone4なんて噂もありますが、ガラケーはガラケーで便利なものです。つか、ガラケー持ってないとデーモン閣下のオールナイトニッポンモバイルが聞けなくなってしまいますがな。新しいiPod Touchに期待です。

というわけで、今のauのラインナップを見て、一番気に入ったコイツを。はっきり言って、ケータイに5万はあり得ないし、ズボンのポケットにつっこむのでむやみに大きいのも困ります。こいつはW53Sより背は高いものの、厚みは薄くなっていて好印象。開発コンセプト的には明らかに女性向け(電波の感度表示が花だったりするんですよね)ですが、まあ、オッサンが持っていてもおかしくはない感じ。むしろ、あえてピンクを選びました。現物を眺めたところコイツが一番綺麗だったので。

で、使ってみてやっぱり特に不満もないんですが、ケータイにVGAの液晶なんているんですかねえ・・・カメラも使わないだろうなあ・・・ワンセグアプリ、なんでこんなに操作性悪いんだろうなあ・・・というわけで、あんまりピンとこないのでした。MilueはドラクエIIIの体験版で楽しく遊んでましたけど(笑)

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「けいおん!!」第20話が素晴らしすぎる

高3の文化祭でのステージが終わって、部室でへたり込んだ唯達が話してます。

「ケーキ食べてから、次のこと考えよ?」
「次は、クリスマスパーティーだよな」
「その次はお正月ね」
「初詣にいきましょう」
「それから、次の新歓ライブかぁ」
「合宿もあるし」
「楽しみだねぇ」
「その次は・・・その次はですねぇ」

いつの間にか「もう来ない未来」について語っている。その目にあふれる涙がこぼれそうになっている。

だーっ(T-T)

無理無理無理・・・観てられなーい(T-T)

19話で唯のクラスの文化祭の劇を中心に文化祭全体を語っておいて、贅沢にたっぷり30分の「放課後ティータイム」ライブ。舞台慣れした唯達の成長ぶりも頼もしい。夏フェスを観に行ったりして経験値も積んだんでしょうね。3年目のライブで最高学年になったHTTは出演順も二日目の午後の一番いいところを任されてますし、楽しみにしている生徒も多い。クラスのみんなにも応援されてます。1曲目は「ごはんはおかず」。第1期ではお客さんの顔に「?」が浮かびまくり感がありましたが、いまやすっかりウケてます。聞いている生徒達のリアクションが、第1期から「けいおん!」を観てきた視聴者の感覚と完全にマッチしてるんです。

「ほうかごーっ」「ほうかごーっ!!」「ティータイムも言ってあげてー」

ヘンテコで呼びづらいバンド名も中できっちりネタにされてたり(笑)。もうすっかり唯のちょっと変なキャラも、みんな当たり前の様に受け止めている。

みんな変わったなあ・・・成長しているんだねー

そして、ライブ終わりで叫ぶ唯!

「放課後ティータイムは、いつまでも、いつまでも放課後です!」

しーん・・・・。せっかく受け止めてもらえたのに、さらにセンスが先に行っちゃってますね(笑)。さすがです。

そして、演奏終了後、最初に説明したシーンに。すばらしかった。

それにしても、あのTシャツ、絶対に売るだろうなあ。売れるんだろうなあ。そして、あのTシャツは部費なのか、さわちゃん先生の持ち出しなのかが気になります。

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NHKのゼロ年代珠玉のアニソンスペシャル

いい番組でしたね

萌える!泣ける!燃える ゼロ年代 珠玉のアニメソングスペシャル

アニソン番組は他にいろいろありますが、まさに一線を画した出来でした。田中公平先生が企画から関わっているということをご自身のブログで発表していて、都度、熱い思いを語ってらっしゃったので物凄く期待していましたが、まさに期待通り。

ともすれば、アニソン番組はただの「共有体験の確認」になってしまいがちです。視聴者が「ああ、知ってる。それ好きだったよー」と思うだけ。それが視聴率を取るという意味では一番固い作りだというのは間違いないと思うのですが、後に続いていかない。文化としてアニソンを語るという意味では、それではまったく発展性が無いわけです。

一口に「アニソンを語る」といっても、いろんな切り口があって「必殺技連呼から歌謡曲の流れ」「タイアップの功罪」「2人の渡辺」「アニソン歌手と趨勢とJAMへの集結」「ゲーム音楽の発展とHW向上の流れ」「菅野よう子の出現」「電波ソングの系譜」・・・と様々です。この様な流れがあって発展性があってはじめて視聴者の啓発を促します。流れがあるから、「あ、じゃあ、紹介されている別の曲も聞いてみよう」となるわけですから。これも当たり前ながら見過ごされがちなのですが、視聴者を育てないと続いていかないんです。

今回、そうしたたくさんの切り口の中から「ゼロ年代」という間口の広い括りを切りだしたのは慧眼です。日常的にアニメ/アニソンに接している人に見えている流れが、一般レベルではエヴァで止まっている可能性があり、まず、「今、現在のアニソン」を扱う意義は大きいのです。

てな感じで、観るのに最低限の教養が必要で、観るとさらに教養のつく番組でした。田中公平、神前暁、畑亜貴の3人のどなたも知らないという人は「ぽかーん」というレベルの教養の要求度。ちょっと厳しいかなー。しかし、少なくとも「アニソンが好き」と言っていながらこの3人の名前を知らないワケはないですからね。

そして、これだけのメンツがきっちりとゼロ年代の流れを読み切った選曲をしているのが素晴らしい。テレビのアニソン番組なのに「けいおん!」や「マクロスF」などの「歌を届けるぞ」という番組の曲がまったく紹介されなかったりしますからね。

逆にこういう萌えで旬なアニメだけ追っかけてる層に、「ガーネット」や「電脳コイル」は新鮮に響くかもしれないし。上手いなあ。

さらに、山本正之ゾーンが(こっそり)あったり、菅野よう子について公平先生が熱く語ったり、岡崎律子コーナーがあったり、JAM Projectが出てたりと、これを機に興味を広げていくための「取っ手」がしっかり付けてある。そして、田中公平ゾーンもちゃんとある。

こういう番組をちゃんと積み上げていくことで、視聴者の教養が高まっていきます。マニアックになりすぎると先細りますが、鑑賞眼が優れた視聴者がたくさん育つことが業界にとってはとても大事。「MAGネット」といい、今のNHKはすごく頑張っていますね。素晴らしいです。

その昔、関西で「テレビのツボ」という生放送の深夜番組があって、他局も含めて今日のテレビで面白かったところを紹介するという凄い番組があったんですが、それをパクった番組はどうでしょうね。今週放送されたアニメがどういう展開をしてて、どれが今盛り上がっているのか、どれが今頑張っているのか紹介する番組。褒めるところがなかったたら、「このカットの作画がよかった」とか「今週も千葉繁のアドリブが変だった」とかでもいいわけですよ。観たいなあ。

えっ?そんなのブログで十分できるじゃないか?そう言われればそうか・・・

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猫物語(黒)/西尾維新

ずいぶん、ブログの更新をフマジメにしているので感想を書いたんだか、書いていないんだか、なんだかさっぱり判らないんですが、「化物語」はアニメ第1話を観てから読んで、傷、偽も(ドックから借りて)読みました。アニメのBDも全部買ってます。キャラオーディオコメンタリーが素晴らしい

・・・というか、西尾先生は30分アニメのオーディオコメンタリーの脚本を書くのにいったいどのぐらいの時間がかかっているのでしょうか。アニメ15話分、全部あるんですよ。すごすぎる。そして、キャラ同士のヨタ話は「化物語」の本質部分なワケで(笑)、アニメは全部録画してあったとしても新たにマネーを支払うに十分です。

特に、最終話のコメンタリーは満を持して登場のアリャリャ木さんとバサ姉なんですが、ずっと他のキャラの暴走に司会として対応してきたバサ姉がアリャリャ木さんに甘い復讐するというなんともはや、大爆笑な展開です。ファンなら必聴。キーワードは「バレちゃってる片想いって不毛だけどラクだもんね」((C)羽海野チカ)です。やあ、バサ姉が黒い黒い

で、最新刊の「猫物語(黒)」ですが、まあ、これはみんな知ってる話。エピソード3を観るような気持ち・・・って、じゃあ、「(白)」はどんな話になるの?え、「傷物語」のアニメ化?

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「世間」を笑い飛ばせ!/鴻上尚史

もう17年もやっているそうです。「SPA!」の鴻上さんのエッセイの単行本14巻目です。

いつもの水準でいつもの内容で、鴻上さんはいつもすごいなあと思うワケですが、この巻はちと違和感。発売と同時に買ったんですが、えらく時期が古いような・・・。このエッセイは単行本で読むといつも「ああ、この話を連載で読んでいたら」と思うことが少なからずある時代に即したエッセイなんです(が、「SPA!」の中吊りの頭が悪すぎて雑誌を立ち読みすらしないんです)が、今回はもっと古い。観ると、2008年1月から2009年3月までだそうです。

いやいやいや、この連載の単行本がそんなに遅くちゃ話にならないでしょう。と思ったら、あとがきで「売れないからタイムリーに出ないんだよぉ」と書いてありました。な、な、なんと。鴻上さんの他の本に比べても苦戦なんだそうです。な、な、なんと。コレを読むのが一番気楽で、かつ楽しいじゃないですか。鴻上さんが「これしか売れないんだよぉ」と言ってても不思議じゃないと思うのに。なんでなんだー

というわけで、とりあえずみんな買え。アレかな?いつ頃からかぱっと見て「ドンキホーテのピアス」の単行本だと判らなくなったから良くないのかな?

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F1GP#11,12 ドイツGP ハンガリーGP

夏休み前の連戦、ホッケンハイムとハンガロリンク。この2レースはレース結果そのものよりも、起こった事件の方が大きく取り上げられることになりました。

まずはホッケンハイムでのフェラーリチームオーダー事件。何とも後味の悪いレースになってしまいました。

チームオーダーを出すこと自体には私は反対はしません。これまで20年ほどF1を見ていて、チームオーダーを明確に出さなかったことによる敗北や、人間関係の悪化を見てきたからです。もちろん、逆のケースも多くありましたから、これは各チーム、各ドライバーの考え方の問題です。そして、そういう様々な考え方や個性も含めてレースだと私は思っています。

あるいは、レースはファンのもので、レース結果を操作するのは応援するファンに対する冒涜だというような意見もあるようです。しかし、私はスポーツとはすべて第一に選手のものであって、我々はそれを第三者として楽しませてもらっているだけに過ぎないと考えています。オリンピックであろうがワールドカップであろうが、例え選手自身が何と言おうと彼らの勝利は彼らのものであり、決して国のためでも応援してくれるファンのものでもありません。そういう一種のエリート主義的な考えです。

そして、冷静に考えてフェラーリチームがこの時点でチームオーダーを出すことは理解できなくもありません。まず、伝統的にフェラーリにとってレースに勝つとはフェラーリが勝つことであり、フェラーリに乗った誰が勝つことではありません。そして、現状のフェラーリの戦力を考えた場合、トップのレッドブルとのパフォーマンスの差は歴然であり、フェラーリが今年チャンピオンを取る可能性があるとすれば、全てのリソースを1台のマシンに集中させ、レッドブルの2人のドライバーがポイントを分け合っている隙につけ込むしかありません。まさに2007年のライコネンはそういう状況でチャンピオンを取ったわけですし。まさにその為にフェラーリはアロンソを獲得したとも言えます。

問題は、アロンソとマッサがそれに納得しているかということと、なぜフェラーリはあからさまにマッサにポジションを譲らせたのかといういうことです。これもよく言われることですが、チームオーダー禁止ルールに対する反論として、「そうは言っても、チームはいくらでも我々に判らないようにチームオーダーを出すことができる」と言われます。今回のケースでも、ロブ・スメドレーはマッサに対して例えば「原因はわからないが、エンジンのアラートが点いた。ペースダウンしないとフィニッシュ出来ない可能性がある。アロンソを前にだして、ペースダウンせよ」ということは出来ました。みんな「怪しいな」とは思うでしょうが、これを違反に問うことは難しいでしょう。

それをわざわざ問題になることが判っていながら「アロンソの方が速いんだ。どうすればいいか判るな?」というあからさまな無線を送ったのか。そもそもマッサの契約にはナンバー2条項があって、それをはっきり伝えただけなのか、それともスメドレーにも受け入れがたい思いがあって、マッサは実力で負けたのではなく譲ったのだとはっきり判らせたかったのか。真相がどうなのか気になります。

そして、ホッケンハイムでのミハエルの幅寄せ事件。正直言って、これはマジで背筋が寒くなりました。通常のコンクリートウォールならまだしも、ピットウォールにぶつけようとするなんて正気の沙汰とは思えません。バリチェロが冷静に対処したからよかったものの、バリチェロが壁を気にして反射的にステアリングを左に切った状態でタイヤとタイヤが接触していたら、バリチェロは壁にはじき飛ばされてピットウォールの上に打ち上がるか、すごい勢いで壁に当たって跳ね返ってきます。どちらにせよ、ミハエル自身もただじゃ済みません。当たっていないまでも、あの位置へバリチェロを押し出してピットレーンからピットアウトする車がもしあったら大変なことです。

例えば、チャンピオンがかかった一戦、例えば94年のアデレードや97年のヘレスでダーティーなドライビングをするのなら、認められないまでも意図はわかります。しかし、7回のワールドチャンピオンを取り、何不自由のない生活をしているにもかかわらずレーシングの醍醐味を忘れられずに3年のブランクの後に復帰したものの、とても過去の栄光に並ぶ成績は期待できないマシンで10位1点を長年チームメイトだったドライバーと争っている。その状況で、こんなリスクを犯す意味がわからない。彼の中で何かが狂ってしまっているとしか思えないです。CSで川井さんも「退屈しのぎで出てこられてこれじゃ、たまんないよね」と言ってましたが、まったくもってその通りでしょう。

実際にバリチェロが無傷で抜いていったことと、チャンピオンシップに重要な局面ではなかったことから次戦10グリッド降格で済んでいますが、逆に特に無理する必要のない場面での出来事が故に、数戦の出場停止、あるいはこれまでのポイント剥奪などの処分でもよかったのではないでしょうか。

さて、次戦のスパ・フランコルシャンまでF1はしばしの夏休み。この間に勢力図も変わってくるかも知れません。スパもV8エンジンになっちゃってから魅力半減ではありますが、いいレースが見られることを期待します

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