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天地明察/冲方丁

ばいばいアース」で冲方丁には度肝を抜かれまして、気になる作家ではあるんですが、「マルドゥック」も他もいろいろと読んでないですし、なにより冲方丁はSFの人だと思っていたので、歴史小説と聞いてちょっと二の足を踏んでました。

ところが、NHKの週刊ブックレビューの紹介で、江戸時代の算術の話と聞いて俄然興味が。そりゃ冲方丁が書いたら面白そうなネタですな!

というわけで、読んでみたら「ばいばいアース」のころの騒音一歩手前の大音響による大迫力は影をひそめ、すっきりしっかりの読みやすいいい小説なのでした。いやあ、面白いし、これは誰にでも勧められる!・・・とか言ってたら本屋大賞とかとっちゃいました。

どんな話かは人並みのクリック力があれば判るので割愛しますが、測量をしながら全国を回るところは「万物の尺度を求めて」を読んだことを思いだしましたし、碁のシーンの「初手天元」とかは「ヒカルの碁」が好きな人喜んでるだろうし、えんちゃんはやたら可愛いしで、いろいろと歴史物という縛りの中ながら私の好きそうなネタが取り混ぜられていたりで、ニヤニヤです。私がこの本の一般的読者かは判りませんけどね。

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