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iPad買いました

ひたすらPDFビュアーを探す旅を続ける私なので、iPadは当然のように購入。もちろん3G抜きの最小メモリです。

音楽?入れません。iPod別に持ってますし

動画?PSP goにお出かけ転送は最高ですね!

ただ、みんな言ってますが読書端末としては重いです。ですが、私がiPadで読みたいのはこういう本なので問題ありません

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対してiPadは

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ほら、軽い!・・・すまん

まあ、重さはたいしたこともないですが、大きいので手で持つ位置と重心が遠いので結構辛いです。うむむ。

さて、使用感ですが、まず、この大きさがあってSafariが動けば、Live Door ReaderやGmailなどは専用アプリを使うまでもありません。ウェブブラウズは快適そのもの。寝っころがってウェブをチェックできるのは最高です。

また、これまで自炊マンガを読める携帯端末はありませんでした。文庫は余白をぎりぎりまで切ればiPod touchでも読めたんですが、マンガは無理。でも、これならばっちりです。謬アーは超有名アプリであるi文庫HDを使ってます。横向きにしてスクリーンショットを取るとこんな感じ

Manga

文庫だったら、正直iPod touchのほうがいいでしょうな。

さて、他のアプリです。

電子出版的にいは、マガストアはすばらしい。ここのところ毎週「Auto Sports」を買ってますが、通勤経路に朝から開いている本屋がなくて悲しかったのでとてもうれしいです。

Apple純正のKeynoteやNumbersの出来はすばらしいの一言。これを1000円台で売られちゃうと厳しいだろうなあ・・・。すべて指で操作する上での操作性の統一や直感性にこれでもかと考慮が入っています。UI設計はかくあるべし。

他はTwitepadがすばらしいですね。iPod touchでは普通にモバツイを使ってますが、この画面サイズでTLが1列でるだけではつまんない。リストとTLと開いた画面にブラウザがでるのはとても便利。ずっとこれを表示しておくという使い方でもいいですよね、iPad

というわけで、しばらく積極的に使ってみようと思います。オクラ入りになるか、必需品になるかはわかりませんが。

 

 

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F1GP#5,6 スペインGP モナコGP

2週連続開催のスペインGPとモナコGP。スペインGPはヨーロッパラウンドの初戦ということもあり、第2の開幕戦とでも言うべきレース。そして、モナコはお馴染み、伝統と格式のレース。どちらもほぼ追い越し不可という共通点もあります。

そして、両方ともポール・トゥ・フィニッシュで勝利したのがマーク・ウェバー。レッドブルの速さが爆発した形です。ヴェッテルはいまいち振るいませんでしたが、シャシーに問題があったという話もあります。ともかく、ヨーロッパシリーズの初戦で他チームが追いつくどころかレッドブルが突き放してしまった形です。ニューウェイ恐るべしです。

そんな中、追いつくべきチームはちまちまとさまざまな工夫をしています。他のカテゴリーにないF1ならではの楽しみは、この先のトレンドとなるような新しい試みが次々に行われるところ。これ以外の部分はFNやその他のカテゴリーでも味わえるというか、むしろ、F1よりも面白かったりしますが、どのチームがどんな新しいデバイスを入れてきて、それがどんな効果があるのかはF1にしかない楽しみです。Fダクトも可動空力パーツは禁止だからドライバー自身の体が可動部品となるという発想が面白いですが、レギュレーションの精神から逸脱していることは間違いないわけで(笑)、ことし限りの徒花として終わるんでしょう。でも、だからこそ今年はここで稼ぐところが有利になるわけで、まだ見ぬレッドブルバージョンや、ドライバーの操作を介在しないといううわさのメルセデスバージョンが楽しみです。

あとは、実らなかったミハエルのラストアタックですが、なんつーか相変わらずこんなところで突っ込んでいくとはミハエルは性格悪いなあと。健在でなによりです

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第9地区

この映画、内外のSF者がこぞって絶賛してます。2年前のSF大会で、みんな「ダークナイト」の話をしてるのに自分は見てなくて残念な思いをしました。なので、今回は見られるうちに見ておきたいと張り切って出かけました。

いや、すごい映画でした。すごかったし、面白かったけど、ちょっとキツかった・・・。グロいとこもあるので、そういうの苦手な人、オコチャマは注意で。

yahoo! 映画のあらすじを転載

ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。 彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。

先の展開が判っちゃうと面白くないので、ネタバレはしません。是非、是非観てください。

映画は冒頭、強制移住プロジェクトのドキュメンタリータッチで描かれます。設定が抜群に上手いんですが、それがドキュメンタリーの形で提示されるので、物凄い納得感です。

学者風の人が説明します。「宇宙船が来ました。衰弱した何十万ものエビっぽい宇宙人が乗っていました。しょうがないので、制限区域を作ってそこに住まわせました。あっという間にスラム化しました」

ま、そらそうなるわな!

これが世界一治安の悪い都市、ヨハネスブルグに来るってのも絶妙。もともとがアブなすぎて、難民宇宙人が入ってさらに治安が悪くなってもリアリティが失われないんですな(笑)

当然、アパルトヘイトを意識した設定です。安寧な戦後の日本でぬくぬく育った私は、アパルトヘイトは知識として「ひどいこと」と認識しているわけです。が、じゃあ、黒人じゃなくて、エビ宇宙人(FF XIプレイヤー的には、エビというよりはアンティカです。アレに似てる。)ならどうなんでしょう。すっごいビミョウ。

  • 知性は高い
  • 話は通じない
  • 気持ち悪い
  • 粗暴でキケン
  • 間違いなく人間じゃない

さあ、キミはコイツら差別せずにいられますか。隣に住んでても平気ですか。難しーい。この主人公の小役人が形だけの同意書を取り付けて無理矢理に強制移住させて、途中で宇宙人の卵を見つけて「焼いちゃえ」とか言ってるのを観て物凄い不快感があるんですが、一方で、強制移住に反対して、「エイリアンの人権を守れー」とかデモってる人達にも強烈に違和感。うーむ・・・

そして、小役人のヴィカスくんはあることがきっかけでこの一方的な権益を追われ、宇宙人と同じ、あるいはそれ以下の地位へ転がり落ちていくんですが、それは観てのお楽しみ。楽しくないシーンもかなりありますけどねー・・・。ラストも安易なハッピーエンドには陥らず、味わい深いものでした。

SF者的にも、宇宙人の設定や、宇宙人テクノロジーのインターフェース、宇宙船動力であり浴びるとえらいことになる謎の液体の設定、巨大宇宙船に、手頃な宇宙船にモビルスーツ(というよりパワードスーツ)と見どころも盛りだくさん。

正直DVDだと途中が辛くて止めちゃうかもしれないので(笑)、劇場で観るのを勧めます。お早めにどうぞ

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子育てしながらプロにはなれない

子育てで残業できない女性はプロになれない」のか? (Railsでいこう)

サイゴンで日本人駐在員の方と話をする機会があった。彼は40代後半、日本人なら誰でも知っている一流企業勤務の幹部社員である。海外勤務が長く英語も堪能で「社畜」と呼ぶにはあまりに紳士的ではあるのだが、次のようなことをさらっと語った。

    プロの条件は、2つある。有能である(able)ことと、いつでもつかまる(available)こと。夜9時・10時でも客から掛かってきた電話には応対しなければならない。さもなければ新しい仕事を逃す。子育てのために残業が出来ないという女性は、プロになれない。

注意していないと聞き逃してしまうほど、自然な語り口であった。それは彼にとって至極当然な信念なのだろう。そして、彼が長年所属する組織の信念でもあるのだろう。

このブログのエントリ自体もコメントも「長時間労働ヨクナイ」みたいなことをたくさん書いてますが、別にこの社畜紳士(笑)さんが言っていることは「24時間開いてないとコンビニじゃないよね」程度のことですよね。そして、夜の9時でも10時でもつかまる人とつかまらない人のどっちが便利かは言うまでもないわけですよ。

だから、ここで問題なのは客の意識です。本当に9時、10時につかまらないとヤバい商売ならそういう体制を取るしかないんですが、「お客に明日朝提案書持ってこいと言われたけど、こんな夜中に見積もりを作ってくれそうなのはあの人しかいない」ってな事になれば重宝がられますし、それを「仕事ができる」と呼ぶのもありだし、そういうのをプロ意識と呼ぶという考え方はアリでしょう。

私だって、担当してるお客様のシステムが夜中や休日にトラブルになったら出来る限りプライベートは犠牲にして駆けつけますよ。それが責任だと思ってますし。で、毎週のようにそうなるんだったら、1人じゃ出来ないんだから24時間受け付けられる体制を作るしかないわけですわ。

で、子供育てるのもそうだと思うんですよね。子供はお客以上にわがままです。熱出す時はこっちがどんなに忙しかろうと出すんですし。だから、自分の取れる責任の範囲は決まっていて、どうバランスさせるかって事ですよ。どちらにも100%ってのは出来ないです。

そして、「100%じゃない」ということをこの人は「プロじゃない」と呼んでるんでしょうなあ。でも、「100%じゃない」人がじゃあダメなのか、無価値なのかというとそれはそうじゃないです。ただ、100%の人はソレはソレで犠牲にしている物が他にあるわけで、当然、報酬その他に差が付くのも当たり前だし、そこは生き方の選択ってことじゃないかと。そこに「選択」がなければ問題なんですけどね。

 

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アニソン三昧

NHK-FMのアニソン三昧、楽しかったですね。

さて、オンエアされた曲が全部で152曲。気に入った曲はすぐまた聞きたいと思う方も多いでしょう。というわけで、iTune Storeで買えるものがいくつあるかチェックしてみました。

というわけで60曲前後。最近のものは大抵あります。Sonyが無いですが、サンライズのリアルロボット系はわざわざ登録してあるので偉いですね。

というわけで、アニソン三昧を聞いて気になる曲があった人で、かつiPodユーザーな人はすぐ手に入れて聞けますよと。私もつい「けいおん!!」2期のOP買っちゃいました。うふ

レコチョクとかにはもっと沢山あるのかも知れませんが、ガラパゴスのことはよくわかりませんので誰か教えてくださいな

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2010春アニメ

改変期から1ヶ月が経ちました。というわけで、今期見てるアニメの感想などとつらつらと。ちょっとアニメじゃないモノが混ざってます。

それにしても、今期は「これだっ!」というものがないですね。良作はわりに多いと思うのですが。もちろん、全部見てるわけではないですが、さすがに最近量が減ってきたのでおおよそ概観はできてるかなー

安定感

  • GIANT KILLING
  • おお振り
  • けいおん!!
  • クローンウォーズ

「GIANT KILLING」は原作を知らないので純粋に先を楽しみにしながら観ています。「おお振り」もそうですが、サッカーなり野球なり、そのゲームの戦略を見せることに重きを置いているのが特徴で、主人公が監督というのは良いですね。サッカーも真面目にアニメにしようと思ったら大変な題材のハズですが、ここまではメリハリの利いた良い演出でNHKらしい安定感のある出来だと思います。

そして、残りの3つのうち、「おお振り」と「けいおん!」は評価が高かった第2シーズンということで、文句もないです。「おお振り」はホントに前作の最後からはじまったので前のシーズンを観てないとさっぱり判りませんが、観てる人はみんな原作読んで来てるでしょって事なんでしょうか。「夏の大会編」ということなので、負けるところまでやるのかな?「けいおん!!」は第1話を観て、「ああ、これを作っている人達は何で第1シーズンがあたったのかよくわかってるんだな」と感心しました。「けいおん!」がヒットして「まんがタイムきらら」系というか「女子高生部室まったりもの」のフォロワがいくつかあったような気がしましたが、わかっていてちゃんと出来てるのはなかなかなかったですから。

そして、「クローンウォーズ」は米国の制作なので海外ドラマと同じように第2シーズンが普通に半年後に出てくるわけですが、もうこれがあんまり話題になっていないのが不思議でしかたない。スターウォーズのEp.1~3が公開されたときにいっぱいいたスターウォーズファンはどこに行ってしまったの?日本語で観ている限り、まったくもって実写を観るのと同じ感覚で観られます。私は毎週、大興奮です。

注目

  • 荒川アンダー ザ ブリッジ
  • 四畳半神話大系

不条理アニメが並んでしまいました。なんとなくこの二つ、かぶってます。どちらもヒロインが坂本真綾だったり、どちらも主題歌をやくしまるえつこ(相対性理論のボーカルの女の子ね)が歌っていたり。その二つともが不条理の記号?(笑)

「荒川UB」の方はマンガよりテンポが良くて面白くなってます・・・というか、こういう間の笑いをやらせたら世界一上手いというような豪華声優陣なので、何たる贅沢。神谷さん、子安さん、杉田さん、藤原さんの4人の掛け合いだったら、たぶん台本がなくても面白い<をい

「四畳半」は・・・森見さんの小説自体がかなり人を選ぶと思うのでなんとも言えませんが、森見さんのファン的には嬉しい出来。いやあ、ダメ主人公がしゃべるしゃべる(笑)。絵柄もよくあってると思うし、作画も頑張ってる・・・なんていうのは失礼。というか2chで「作画崩壊?」とか書いてるアホは湯浅政明の名前を調べてからにしろよな。

判断保留

  • HEROMAN
  • Angel Beats!

「HEROMAN」は夕方放送できる「忘念のザムド」って感じ。ボンズのいつもの雰囲気をアメコミ風味付けとベタな展開に持っていって、お子様への入り口を広げた感じ・・・ですが、このままお子様アニメなら私が観る必要はないです。ただ、それは罠って感じもするんですよね。つまらなくて観るのが辛いってこともないので、様子見。

「Angel Beats!」はどうも注目作らしいです。ただ、ギャルゲーやらないもので麻枝准の名前も知らなかったり。いや、「Kanon」と「CLANNAD」ぐらいはやるべきかとも思うんですが・・・。1話を観た感じは「ほぉー、こういうハルヒのパクリ方もあるのか」でした(笑)。これって、「閉鎖空間に閉じこめられたハルヒが、同じように閉じこめられた人達とSOS団を結成」+「ライブアライブ」みたいな話ですよね。この設定は確かにゲーム的で如何様にも展開できるし(つか、この設定で5人分のシナリオ書くようなプロなわけで)、興味深く見てます。

そして、今期の主題歌No.1は「けいおん!!」を押さえて、こっちでしょう。OP、EDともいい曲!え?まりん+やくしまる?知りません。

好きな人はどうぞ

  • いちばんうしろの大魔王
  • トランスフォーマー アニメイテッド
  • WORKING!!
  • 閃光のナイトレイド
  • さらい屋五葉

「大魔王」は正統派半裸アニメ(笑)。こういうのばっかりでも困るけど、まあ、いいんじゃないでしょうか。あ、もう一つ「一騎当千」があるか。どっちかでいいですが、ばかばかしくて好きです・・・が後回しになって録画が溜まってます。

「トランスフォーマー」はアメリカ制作の方。なんかパワーパフガールズみたいな作画です。実写映画の影響か、コンボイでなくて、オプティマス・プライムなんですな。完全に出来てる作画にアフレコなので、アドリブがのびのびと楽しそうです。お好きならどうぞ。私はもちろん好きです・・・がコレも後回しになって録画が溜まってます。

「WORKING!!」はMXが見られないのでAT-Xに加入しました。いや、それほどのもんじゃないですが。案の定、4コマの切れ味がなくなってビミョウな出来に・・・。でも、伊波さんが動いてしゃべるだけで生きていけます。みんなは山田(仮)待ち?

「ナイトレイド」は「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」がコケた後のアニメノチカラ枠の将来を占うものなので頑張って欲しいです。2話まで見た感じでは面白そうなんですが・・・溜まってます。

初の2本立てになったノイタミナ枠のもう一枠が「さらい屋五葉」。女性に多いというオノナツメファンを当て込んだんでしょうか?原作読んでないので普通に先が楽しみに見てますが、地味ですね。

見なくても大丈夫

  • 会長はメイド様!
  • 迷い猫オーバーラン!

うん、詳しくは言わないけど、大丈夫だと思うよ!(笑)

ただ、「迷い猫」は謎の毎回違う演出家ローテーションなので、すごくアタリの回があるかもしんない・・・けど、まあ、いいでしょう。

アニメじゃない!(ZZのアレの節で)

  • MAG・ネット
  • 大魔神カノン
  • 三代目明智小五郎

ネトスタの後番組という扱いの「MAGネット」。いろいろ討ち死にしまくっているNHK-BSの数少ないサブカル番組です。ネトスタの内輪受け的な状態より、かなり開かれた構成になってますし、テーマの拾い方も上手い。ここまで「ラブプラス」「初音ミク」「マンガ大賞」「マイマイ新子」「ガンダムUC」「東方」と、オタクのドメジャーだけどなかなかきちんと取り上げられないテーマをきちんと掘り下げてます。ただ、テーマが先細りしていきそうなヨカンは・・・

「カノン」は、「クウガ」の高寺プロデューサーが手がける「大魔神」のリメイク。といっても、さすがに元の「大魔神」がどんな話なんだか判らない・・・。とりあえず、毎回特撮モノ的な見どころは入れつつ、特撮ヒーロー的お約束にまったく収まらない構成は見事。お話も丁寧だし、演出も頑張ってるし、特撮もいい。もっと話題になっていいと思うんですが、まあ、地味かな(笑)

「三代目明智小五郎」は、ホントに普通のドラマ。なんだけど、完全にギャグ。毎回主役がアバンタイトルで死んで生き霊になって推理するというスタイルも面白いし、とぼけた演出もハマってる。というか田辺誠一がすごく上手いのよ!毎回ゲスト俳優が来て、その人が犯人だっていうのも決まっているので推理の楽しみはないんですが、30分番組でそれをきちんとやるのは無理なので、割り切っちゃってていいかも。小林少年ならぬ小林少女の小池里奈さんも可愛いし!そして、怪人20面相がラーメンズの片桐仁だというところで、もうこの番組の方向性はカンペキに固まりました。お勧めです

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1Q84 BOOK3/村上春樹

大ベストセラーになったので、この期に及んでBook1,2を読んでない人のことを気にしても仕方ないですし、Book3に関しては、ストーリーを追う楽しさというのはあまりないので、ネタバレ全開で書きますので、それが嫌な方は、ここから下を読まないでくださいね。

「大竹まことのゴールデンラジオ」で大森望さんは酷評してましたが、Book1,2に比べて「つまらない」というのは同意です。私は村上春樹の文章自体のファンなので楽しく読んじゃいましたが、Book2の青豆の自殺で話はキレイに収まっていたとも思います。ただ、なんせベストセラーなので、あのBook2の終わりで収まっていないと感じてしまう気難しい大衆って奴がきっといるわけで、その人達の為に一度Book2のエンディングはなかったことにして、それで改めて天吾と青豆が結ばれる話を書き直すという、なんともはや、ゲーム的リアリズムに溢れることですよ。

そして、青豆にとってふかえりの父親を殺すこと、天吾とふかえりが交わることの意味が何だったのかをきちんと書き直して、カルトや暴力の話と切り離して天吾と青豆の話だけをじっと書いて、そしてこの二人を結びつける役割として牛河が主人公の一人に加わっています。ただ、牛河は構造上は主人公扱いなんですが、あくまで二人のためにいるだけになっちゃってます。

そして、二人の話に絞り込まれたお陰で、なんとなくこのBook3がすこし前のスタイルの村上春樹に見えました。「ねじまき鳥」以前のシステムと暴力が入ってこないスタイルです。最初からこれならこれで私的にはOKでしたが、物語的な凄みはやはり新しい村上春樹の方でしょう。なので、蛇足といえば蛇足ですが、このBook3が求められることもなーんとなく判るんですよね。ちょっと「過剰なサービス」のような気もしますが、Book1,2を読んでいるならば、ささっと読んじゃえばいいんじゃないかと思いました。

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F1GP#4 中国GP

開幕遠征シリーズ最終戦は中国。そして、またしても雨がらみのレースになりました。つか、開幕のバーレーンは1年中雨が降らないと思うので、それ以外では全部雨が降ってるんですな。ちなみに昨年も中国GPは雨で、バトンの快進撃にストップがかけられたレースでした。

今回のポイントは

  • バトン2勝目
  • Fダクトブーム
  • 目に余るハミルトン
  • どうなのペトロフ
  • ザウバーの明日はどっちだ

といったところでしょうか。

さて、バトンが今期2勝目。正直言って、私はかなりビックリです。マクラーレンがダントツのクルマを作ってハミルトンが勝って勝って勝ちまくるようなシーズンでおこぼれをもらうというような形でない限り、バトンが今年勝つことはないか、あってもラッキーの1勝だと思ってました。メルボルンはそんなラッキーの1勝がえらく早く来たなという印象でしたが、同じようなパターンで2勝目を得てしまいました。

メルボルンはトラブルがなければおそらくベッテルが勝っていたでしょうからラッキーな勝利でしたが、今回は文句なし。速さのハミルトンに巧さのバトン。歴史を紐解けば前者が最終的な勝利をあげることになりますし、ハミルトンも年齢は若いですがチャンピオンを取得して既にキャリア十分・・・なんですが、ここ数戦の常に切れ味抜群ながら空回りまくってるハミルトンの様子と、落ち着いて、プッシュするときと押さえるときを弁えてるバトンを見ていると、まるでバトンがずっとマクラーレンでやってきたベテランで、ハミルトンが今年加入したイケイケの新人みたいに見えてしまいます。チーム内のバランスもどうなっていくのか。興味深いですね。

そんなマクラーレンの新兵器と言えば、Fダクト。リアウィングに横にスリットを入れてそこからエアーを吹き出すことにより、複数フラップと同じ効果を出してダウンフォースを増そうとしているという説と、ウィング表面にエアを吹き付けて気流を剥離させ、ダウンフォースを減らそうとしているという説が雑誌などを見ていても並んでいて、実際のところなんだかよくわかりません。構造的にもエアーをインダクションポットから取っているのか、モノコック上面のダクトから取っているのか謎ですし、ダウンフォースを失効させるデバイスだとすればその制御をドライバーがやっているハズですが、その操作を膝でやっているというのもホントなのかどうか・・・。というか、実際にマクラーレンのクルマにこれってどの程度効いているんでしょう?

フェラーリ、ザウバー、ウィリアムズ、メルセデスもマネっこしようとしているみたいですが、なんとなく三者三様。しかし、テスト禁止はこういう試行錯誤が金曜日にテレビで観られるという意味で面白いです。去年のマクラーレンのエアフロー確認用塗料もすごく興味深かったですし。こういう隙間を付いた新兵器はとてもF1らしくていいですね。ま、早晩禁止されちゃうんでしょうけど(笑)

バトンが安定感と人徳(?)でマクラーレンを掌握していく中、パパミルトンの縛りがなくなったやんちゃなルイスの行動が問題になってます。コース外での事はどうでもいいですが、ペトロフを押さえるために見せたストレートでの蛇行やベッテルをピットレーン入り口でかわすなどのやり方は気に入りません。そういう勝手な輩が歴代チャンピオンに多かったことも確かです。しかし、チャンピオンにはチャンピオンの走りを見せて欲しいモノ。とかいって、アロンソもマッサをピットレーン入り口で抜いたんですが・・・。この人はハミルトンよりよっぽど大人なのに大人げない。二人とも危険走行としてペナルティを課すべきです。だって、あそこで絡んでピットレーン塞いだら大迷惑ですからね。制限速度ゾーンの前から追い越し禁止にすべき。そんな中、マッサは抜かれてむかつきながらも冷静に「アロンソが先に行ったから、タイヤ間違えるなよ」とピットに無線を入れていたそうです。好感度アップ(笑)

さて、ハミルトンに蛇行までされて押さえられるほど、注目されているのはペトロフ。ここのところ評価を上げているようです。ルノーの窮状をロシアマネーで支えたことからドライビングにはあまり注目されてないペトロフ。比較対象がクビサというのも分が悪い。ですが、着実な評価を得ているようです・・・が、雑誌等で高評価されている割に、フジの実況中、今宮さんの評価は低いですね。今宮さん的には、同じようなミスをするクセが下のカテゴリー時代からあって、それが直っていないことが不満のご様子。なるほど・・・。

さて、触れないわけにはいかない今週のザウバー。もうダメダメです。4レース2ドライバーでのべ8回出走中、いまだ完走1回まま。それじゃあ良くなってもいかないわけで・・・これはもう当分ダメかも

さて、次回は第2の開幕戦とも言うべき、スペインGP。追い越し満載のレースは期待できませんが、見どころは多数です。楽しみ~

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