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予算の無駄をなくすことはコスト削減なのだろうか

どこかのお馬鹿さんが、「財源は?」と聞かれる度に「無駄遣いを無くす」といいます。

でも、普通にサラリーマンしてたら判りますよね。仕事に無駄はあります。ただ、無駄遣いをなくすことにはコストがかかります。

例えば、今回の景気対策がばらまきだとか無駄が多いとか言われますが、そもそも緊急の措置ですからね。「とりあえず、景気に良さそうなものには予算つけるからもってこーい」となれば、そりゃ無駄も変なものも混じります。それでも早くやるのが大事です。

これに、「もっと良いやり方はないのか」とか「本当に効果はあるのか」とかそういうことを検討しだすと時間がかかります。時間がかかるということは、つまり効果が落ちるということです。時間がかかるということは、誰かの労働がそこに費やされたということです。

主婦が家計の無駄を省くのとは違うんです。主婦が節約するのに一生懸命頑張っても、そのコストは家計簿に載りません。もちろん主婦の労働力有限のリソースですが、帳簿上の効果は物凄く大きいです。

ところが、普通の会社で例えば無駄を無くすために、今日発注できる仕事を入札にしたり、提案を微に入り細に入りチェックしたりすれば仕事が遅れます。残業が増えます。これらはすべてコストです。無駄が減るのがそれに見合うのならばやるべきですが、どこかでバランスすることになります。民間の企業であれば、そのバランスは商業的な判断をもって取られます。

ですが、お役所がやるとこのバランスが適切な位置にこないことが少なからずあります。しかし、それは「民ではできないことを公がやる」ことのコストと言ってもいいでしょう。ですから、それは公務員を責めてもだめで、出来る限り民間で出来ることは民間にさせるということしか無いわけです。誰だ、郵政民営化見直しとか言ってるバカは。民間企業が経営判断で資産売却しようとしたものを止めるとかあり得ないし。そんな民営化で効率化するわけがない。言ってることと、やってることが矛盾してます。

それどころか、役所に人を送り込んでチェックさせるとか言ってます。誰が行くのかしりませんが、そのコストはどこから出るんでしょう?ボランティア?そんなにその人達が能力があるなら、そもそも君らが役所を動かせば良いのでは?

とにかく、嘘と小手先はいいから、抜本的な対策を言ってください。税金上げて滅びるんならそれまで。上げ方やタイミングは考えてくださいよ、それが経済政策なんだから。役所の構造をまったく変えて効率的なシステムにするのなら大賛成ですよ。でも、今のままでチェックを厳しくすればじゃぶじゃぶ余剰金が沸いてくるなんて幻想で金を使われたんじゃたまったものじゃありません。

もう一度言いましょう。役所に仕事させるということは、それだけで高コストってことなんです。役所の仕組みを変えるか、役所から仕事を奪うかしか無駄を無くす方法はありません。役所の無駄遣いを無くさせるために更に金を使うとか、議員の努力と根性がどうにかするとか、ワケのわからない迷い事はもうやめて欲しいものです。

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