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F1GP#11 ヨーロッパGP

昨年のレースを見る限りではまったく抜きどころが無く、「速いモナコ」という印象のヴァレンシア。今年もそんなに大盛り上がりのレースは期待できないとは思いつつ、いろんな事が起きました。

  • バドエルの悲哀
  • 太陽とバリチェロとブラウンGP
  • 復活のマクラーレンと失策のレッドブル
  • トヨタが変

さて、まずは代打の代打のバドエル。負傷欠場のマッサの代打として一時はミハエルが乗るという話になったんですが、ミハエルはバイクレースでの傷が癒えていないことが判明。急遽、長年、フェラーリでのテストドライバーを務めてきたルカ・バドエルが乗ることになりました。正直、バドエルは現役当時から一流のF1ドライバー(あくまでF1ドライバーとしてです。F1に乗れるドライバーは全員一流ですからね)とは言えないと思いますし、10年のブランクは正直、どうなのと。

で、いざ乗ってみれば、走り始めはまるで駄目。3日間かけてライコネンの1秒落ちにたどり着くのがやっと。みんなかなりガッカリしました。

ただし、じゃあ、バドエルは全くの過去の人で、全然駄目なドライバーなのかといえばそんなはずはないです。つか、それならいくらフェラーリでも乗せませんし、レギュラードライバーと2秒も3秒も差があるようではテストドライバーとしても役には立たないと思います。

つまり、今年のマシン、それもマクラーレンとフェラーリに限っては特殊な車だという事じゃないでしょうか。トロロッソのアルグエルスアリやルノーのグロージャンも全くのテスト無しの状態でF1デビューをしたわけですが、それなりのパフォーマンスを示しました。F1に来るようなドライバーなら、初めての車でもそれなりのレースをします。

ところが、昨年までの車でイヤというほど走っていて、チームとのコミュニケーションもカンペキだと思われるバドエルがまったく自信を持ってコントロールできないほど、KERS搭載車は難しいのでしょう。もしかしたら、F1マシンをよく知って、自分の走り方が確立しきってしまっているのが返ってよくないのかも知れません。KERSはブーストボタンを押すのはそんなに難しくなくても、チャージの為にブレーキングの感覚がかなり違うでしょう。ヴァレンシアのストップ・アンド・ゴーはかなりタイムに響くはずです。おそらく、2,3日のテストで100週程度を走り込めてれば、バドエルは最初からレース後半のポテンシャルを発揮出来たはずだと思います。それでももちろんマッサやライコネンに匹敵するとは思えませんが(するのであれば、10年テストドライバーでくすぶったりはしません)、こんなに酷いことにはならなかったかと。可哀想です。

もしかしたら、ミハエル・シューマッハほどの天才級ドライバーなら学習の時間はもっと短いかもしれませんし、逆にF1でのカーボンブレーキの経験がそれほどないような新人ドライバーの方が適応は早いかも知れません。次戦のスパもバドエルが乗るということですが、次戦では今回の経験を活かして、かなり適応してくるのかどうか。楽しみです。実際、他のドライバーに替えようにも、見あたらないのも事実。今年のマシンの走行経験があって、しかもKERSを知っているとなるとピケJr.しかいないわけで(笑)、テスト禁止はこの意味では罪深いです。

さて、暑いグランプリになってやっとブラウンGPが生き返ってきました。もちろん気温だけのせいでもないんでしょう。例年を考えると、競った展開になればアップデートの当たり外れでどんどんと大勢は変化します。ブラウンは、レッドブルのイギリスでノーズが大きく変わった後の"Bスペック"マシンにやっと対抗できるようになったようです。もっとも、コースの得意不得意はあるようで、空力のあまり影響しないコースでは相対的にレッドブルは低調の様子。次戦のスパではまたレッドブルがぶっ飛ばすんじゃないかと予想されていますが、私はブラウンの改良がやっとこ届いたんだろうと思ってますんで、スパでも悪くないんじゃないかと予想します。ただし、雨になったらレッドブルのものでしょうね。そして、スパに雨は付きものだったりするんですが。

そして、わずかな差での最強マシンを手に、ついにルビーニョが5年ぶりの勝利を得ました。おめでとう!スタートで飛び出したハミルトンとの差が縮まりそうで縮まらないのでやきもきしました。個人的にはハミルトンのミスがなければぎりぎりで届かなかったのではないかと思います。タイミングモニタを見ている限り、セカンドスティントのハミルトンはタイヤを労りながら、必要な時に簡単にコンマ5秒のギャップを作り出していたように見えました。「自分の車は最強ではなかった」とコメントしたハミルトンも本音で、おそらくはレースペースはバリチェロの方が上だったんでしょう。そこをハミルトンマジックで予選並みのパフォーマンスで削っていたんだと思います。トップドライバーにはそういう力があります。コバライネンにはないので、抜かれてしまったわけです。

もちろん、その「ハミルトンマジック」がコンクリートウォールに囲まれた市街地サーキットでずっとは出せるわけではありませんから、あのピットのミスがなければ、あるいは、本人かチームが「2位を確保すべきだ」と判断してペースを落とさなければ、ハミルトンがどこかでウォールに張り付いた可能性はそれなりに高いでしょう。しかし、やはりハミルトンがスペシャルであることは今回のグランプリでもはっきりと現れていました。

それにしても、マクラーレンの進歩はホンモノでした。春にはまったくのダメ車だったものをここまで仕上げてしまうのですから凄いです。空力的には相当いじってあるんでしょうが、素人目にははっきりと形の違いなんてわからないのにこれだけの進歩をしてしまうのだから、F1マシンってのは難しいものです。もっとも、フロントから見た差はあまりないかもしれませんが、リアからみると結構別物ですけど。

レッドブルは最強マシンの座から後退。3番目になってしまいました。ただ、マシンの性能はともかくベッテルは同じグランプリで2度エンジンが壊れ、ウェバーはセットの方向を掴めないまま、最後はピットインのミスでノーポイントに終わるというのはかなりガッカリ。3番目のチームということは、5位、6位を占めても良いわけですから、7ポイント取れたはずがノーポイントは痛い。頑張って欲しいところです。

そして、最後にトヨタ。モナコがメタメタだったのでもしかしたらと思ったら、またメタメタ。でも最後にはグロッグがファステストラップを取りました。予選より断然速い(笑)。どうなってるんでしょうか?まあ、スパは速そうな気がしますが、性能が安定しない車というのは、やはりよくない車なんだと思います。

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