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狼と香辛料X/支倉凍砂

狼の骨を巡る寄り道篇も、いよいよ海を渡りエーヴの故郷、ウィンフィールへ。

ところが、島国ウィンフィールは景気対策が大失敗で大不況。狼の骨を買ったと噂されるブロンデル修道院は財政難でハゲタカファンドに食い荒らされている・・・という、なんだか我が身を省みて笑えない状況(笑)

国家と教会と大企業が噛みつきあう状況に、ケルーベの教訓から「危うきに近寄らず」を決め込むつもりのロレンス達でしたが、今回もまんまと巻き込まれることに。ただ、大きな力に翻弄されるばかりだったケルーベとは違い、今回のロレンスはちょっと格好いいです。

人ならざるものとの儚い関係。剣をペンに持ち替えての激烈な戦い。そして、ホロとロレンス、あるいは魅力的な登場人物たちとの会話の妙。今回は、このシリーズの良いところが全部出ているお話です。支倉さんも迷いなく読者を楽しませようとしている気がします。それにしても丁々発止のやりとりで、絵にしたら立って話しているだけの地味な物語をこんなに盛り上げてしまうのはすごいなあ。

「では、そういうことで」
その一言が、ロレンスを商人に変える。
契約の僕にして貨幣の虜。
そして、人の世を裏から操る、陰の王の一族だった。

ここからラストまでの100ページあまりの緊迫感は素晴らしいです。

そして、ラストではついに寄り道は終わりだと知らされます。ホロとロレンスの進む道が離れる日が来ることはわかっていますが、ここしばらく二人はそこから目をそらし続けていました。ついにそれもできなくなるのか・・・ああ、次巻が気になります。

そして、夏からはアニメ第2弾。個人的には3巻のアマーティとのホロの恋心を巡る仕手戦が一番好きなので、とても楽しみです。ホロとロレンスのじれったいやりとりでテレビの前の我々をおもいっきり身もだえさせてくれるでしょう(笑)

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Comments

ほんとに十巻面白かったですね。
どうしてこんなにもホロはかわいいのでしょうか、ほんとにとやばいです。
今回は初めてホロの幼さというのを感じてよけいにいとおしくなってしまいましたよ。
そして相変わらずロレンスもかわいいかったですよね。
俺も次巻とアニメ第二期も楽しみです。

Posted by: 涼 | February 15, 2009 at 09:51 AM

> そして相変わらずロレンスもかわいいかったですよね。

かわいかったすか!?(笑)

今回は久しぶりに「格好いい」ロレンスでしたけどね。いつ以来だろう?

Posted by: Tambourine | February 17, 2009 at 01:19 PM

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