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解読! アルキメデス写本/リヴィエル・ネッツ,ウィリアム・ノエル

以前、本文批評の本を読みました。「捏造された聖書」という本で、聖書を写本という形で伝えていく過程で含まれる誤りについての本でした。

今度も写本についての本です。今度は「アルキメデスのパリンプセスト」についてです。

まずは、アルキメデス。言わずとしれた古代ギリシャの大数学者です。風呂に入って「ヘウレーカ」と叫んだ人?そう、それです。でも、多分、実際にはそんなことしなかっただろうと言われてます(笑)

そんなアルキメデスさんにはいろんな伝承が残っていて、いろんな発見をしたといわれていますが、実際にアルキメデスの著作というのは誰かにあてた手紙です。シラクサにいたアルキメデスが、友達に「こんな事を発見した」と手紙に書いて出したものです。そして、そんなアルキメデスの著作の写本(当時、コンスタンティノープルに所蔵されていた)は、3冊しか確認されていません。それらはA写本、B写本、C写本と呼ばれてます。A写本とB写本を用いて、ルネサンス期のダ・ビンチやガリレオはアルキメデスを学びました。しかし、A写本は16世紀、B写本は14世紀に行方不明になりました。そして、1998年にC写本がクリスティーズで競売にかけられます。この本が、「アルキメデスのパリンプセスト」です。

パリンプセストというのは、一度使った羊皮紙の表面をこそげ取って、その上に新しく文字を書いたもののことです。再生紙ですな。「アルキメデスのパリンプセスト」は、アルキメデスのC写本に使われていた羊皮紙からアルキメデスを消して、上から祈祷書を書いちゃったものなのです。おーまいがー

さて、そんなパリンプセストを高額で買い取った、とあるお金持ちがいました。それを聞きつけたとある博物館の学芸員であるウィリアム・ノエルは是非、パリンプセストを展示させて欲しいと申し出ます。ところが、このお金持ち(本書では名を明かさず、ミスター・Bと呼ばれます)、ノエルにこの写本の解読プロジェクトを任せることにしたのです。さあ、大変。ノエルは、古書、希少書のプロですが、アルキメデスとピタゴラスの違いもわかりません。

それが、この本の奇数章、写本の歴史と解読プロジェクトの進行についてドキュメンタリータッチで綴るパートの著者ウィリアム・ノエルです。ノエルのパートは自らを「陽気な男だ」というとおり、困難なプロジェクトを束ねる立場にありながら、どこか軽やかに、楽しげに記述してくれます。まさに、学芸員としては一流の証でしょう。そもそも、羊皮紙ってどんなものなのか。写本とはどのようにして作られるのか。パリンプセストにするとはどういうことなのか。この写本はどこで作られ、どこでパリンプセストにされ、なぜ20世紀末にぽっかり表れたのか。パリンプセストはこれまでどう扱われてきたのか。貴重なのか、そうでもないのか。パリンプセストから写本の文字を読むのは難しいのか。不可能なのか。どんな技術が試され、用いられているのか。これは、文句なく面白い!

しかし、ノエルは数学はさっぱりわからないわけで、いろいろとツテを頼って古代ギリシャ数学の専門家を探します。そこで登場するのが、スタンフォードのリヴィエル・ネッツ。処理された画像からアルキメデスが何を書いているのか読み解いていくのはネッツの仕事です。

偶数章は、そのネッツが書いています。アルキメデスの当時、数学はどう扱われていたのか。それは現代の数学(特に、ニュートンやライプニッツが作り上げた数式を用いる微積分学)とはどう異なっているのか。そして、今回の発見が我々がアルキメデスと古代ギリシャ数学について知っていたことをどのように広げ、あるいは覆したのか。それは現代的にどんな意味があったのかを軽やかに語っています。正直言って、微積分学のコンセプトを理解していないとちょっとこのパートの真髄を味わうのは難しいかもしれませんが、設問のテーマと雰囲気は中学校までの幾何学で十分わかります。高校で微積分を習っている(そして、まだ覚えている)人は、無限小とlimitを用いた計算なしに鮮やかな手法でアルキメデスが曲線や立体の求積をする様を見て、是非、驚嘆してみてください。

いやあ、これは面白い話ですな!

ちなみに、パリンプセストの画像化の部分はスペクトロスコピー(分光学)の話なので、私はある意味、昔取った杵柄。「んあ?播磨のSpring8にでも持ち込んで走査X線分光でもすればいいんじゃないの?」と途中で思ったら、最後はまさにSLACに持ち込んでたので、やっぱりなと思ったり(笑)

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F1GP #10 ドイツGP

もう、1週間前になっちゃいました。簡単に。

  • 2008年チャンピオン決定のお知らせ
  • ピケ神懸かる
  • アロンソがばたばた

真夏の3連戦。1ヶ月前のフランスGPの時は「まださっぱり暑くねえ」って感じでしたが、今はもう暑くてとろけそうです。季節はどんどん移ろっていますが、2008年シーズンの勢力図もどんどん変わっているようです。シーズン開幕当初は、「もうこのままフェラーリで決まりないんじゃないか?」とも言われていたわけですが、やっぱりマクラーレンが追いついてきました。ハミルトンはまだしも、コバライネンも上に来るようになってきましたからいよいよホンモノでしょう。

それにしても、今回のハミルトンはめちゃっぱやでした。他車と比べて1周1秒近く速いんだからもうどうしていいものやら・・・。どういうことをしたらそうなるのかよくわかりませんけど、一人だけタイヤが持たないってんだから物凄いことです。中盤、グロッグのクラッシュでセーフティーカー(SC)が入ってほとんどのドライバーがそこでタイヤと燃料を積み、のこり20周をノンストップで走る作戦に出たわけですが、なぜかハミルトンはピットインしません。そのことによって、およそ20秒ぐらいのハンディを負うわけですが、まったく問題にすることなく挽回して優勝しちゃいました。で、インタビューで「オーバーテイク、楽しんでくれた?」だから参っちゃいますね。

巷ではあそこでハミルトンをピットに入れなかったのはマクラーレンのチーム戦略のミスだと言われてますし、マクラーレンも認めてます。でも、実はマクラーレンのマシンはソフトタイヤよりハードタイヤのほうがマッチしていて、ソフトで重いタンクで長い距離を走れなかったんじゃないかと思います。少なくとも、大丈夫だという確信がなかったことが、マクラーレンの判断を鈍らせたんじゃないでしょうか。おそらく、ハミルトンは、ハード、ハード、ソフトの3スティントで最後のソフトのスティントをショート目にする作戦だったハズですから、あの段階では作戦変更は大きなリスクだったんでしょう。それでも、計画通りのルーティーンピットワークで勝てちゃったんですから、結果オーライ。

この調子だと、フェラーリはかなり頑張らないと逆転は難しいように思います。ライコネンがイマイチ気分的にノってないのも気になりますよね。うーん、今年はハミルトンで決まりなんでしょうか?もう昨年みたいな大ポカもしないだろうしなあ

さて、これまで評判が超低空飛行だったピケJr.が2位に入りました。えー・・・さっぱりわかりません。いや、SCがたまたま1ストップ作戦とばっちり噛み合った結果だというのはわかります。だとしても、後ろからくるマッサにまったく追いつかれることなく走った終盤は、とてもいままでのピケとは思えません。解説の右京さんも「理解できない。本当に燃料入ってるの?」と半信半疑。でも、ちゃんと走り切っちゃいました。ついに目覚めたのか、ピケJr.。たまたま、ホッケンハイムは得意なコースなのか。でも、それにしては予選17位ってどういうこっちゃ(笑)

ワケわからんルーキーがちゃっかり表彰台に乗る一方、アロンソはぐちゃぐちゃ。ここのところのパターンです。予選では速いけど、レースではぼろぼろ。思うに、今のルノーは物凄く不安定な車なんじゃないでしょうか。アロンソの車載カメラをみると、コーナリングでアロンソは飛んでもなく激しくステアリングを動かしまくってます。アロンソの技を持ってして、1周だけはタイムが出せる。普通にマシンなりのポテンシャルを出すと、ピケJr.とどっこいどっこいというところなのかもしれません。で、そのマシンでレースでもガンガンに攻めるもので、アロンソのレースはいつもバタバタと。まあ、我々はアロンソの技が見られて面白いといえば面白いですけどね

さて、次はまたしても2週間インターバルでハンガロリンク。昔は退屈なサーキットの代名詞でしたけど、ここ数年はわりと面白いレースが続いています。楽しみにしましょう

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海の世界史/中丸 明

古代フェニキア人から紀元前のギリシャ人、ヴァイキング、ポルトガルとスペインの大航海時代、新大陸貿易、キリスト教宣教師達、そして、日本の鎖国への道・・・と海を渡る世界史上のトピックを軸に、なんだか著者が語りたいことを雑学っぽく書き散らしてあります。

と書くと、聞こえは悪いんですが、確かに体系立ってないので教科書的な使い方にはまったく向かない本ですが、逆にこういうテーマの大学の講義があって、先生が自分の興味があることを面白おかしく語ってくれるんなら、それは人気がある講義だろうなと思います。なんか、妙に砕けていて、しかも時々なぜか歴史上の人物に名古屋弁でしゃべらせるのがおかしい(笑)

例えば、ヴァスコ・ダ・ガマがインドに行った話は、こうなっちゃってます

 ガマがカリカットの王に拝謁することになったとき、彼が調えた品々は、帯十二枚、緋の頭巾四枚、サンゴの数珠四連、鉾を入れた包み六個、砂糖一箱、オリーヴ油二樽、蜂蜜二樽であった。
 と、王の家臣はこれを見て、雅びなカリカット弁でぶちかました。
「あのよォー、メッカやインドからやって来ゃあーず貧乏たらしい商売(しょうびゃあ)人でも、これよか、なんぼかマシなもの持ってくるがね。もし、どーしても贈り物してゃあ言やーすなら、黄金を持ってくるがええだ。そーもすりゃ、わしんたらーの朕さんもおよろこびになるべっちょ」

そんな雅びなインド人はいない!(笑)

それにしても、こういう本を読んでいると人類ってのは、何かって言えば略奪して強姦してるわけで、なんかげんなりしてしまいます。特に、ヨーロッパ人がアメリカ大陸に何をしたのかというところは、もう少し突っ込んで勉強してみたいですね。インカとアステカを滅ぼしたってのは良く知られるところですが、じゃあ、北アメリカ大陸は未開の荒野で、インディアンが細々と暮らしていたのを悪いアメリカ人達が追い払っただけ・・・なのかは近年、疑問が示されているところですよね。

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最近買ったマンガとBDと雑誌

今月の模型誌は、MG RX-78 Ver.2.0の話題で持ちきりです。私も最初のMGガンダムの発売の時にかなり興奮して買ったものの、正直、あのアレンジが好きだったかというと微妙でした。フロントアーマーの下辺の角度が急すぎるのとか、肩のアレンジとか。あんなRX-78もあっていいけど、世の中が急速にMG、あるいはPGが現代風リニューアル版のRX-78って風潮になったのは不満でした。

なので今回のリニューアルは嬉しいなあ。私の理想のRX-78にかなり近いですよ。久々に欲しい!

ニュータイプに連載されてるアレです。もちろんニュータイプなんて読んでないので楽しく読めました。前世紀から分なのでかなりの量です。

それにしても、ゆうきまさみの描く女の子はやっぱ可愛いなあ。ツッコちゃんがもう、可愛くて可愛くてしかたないです。ゆうきまさみが描く初音ミクが見たい

話題ですけど、今まで読んだことなかったので最新刊を買ってみました。あー、こういうスタイルのマンガなのね。ストーリーマンガじゃないマンガって結構大変だと思うけど(それこそ、毎週ネタだしからだろうからねえ)、面白いですね

ついに、最終刊一歩手前。突如として、ガンガンにシリアスな展開に読者置いてけぼり(笑)。

もっとも、今までもストーリーマンガのように見えて、不条理マンガだったので普通の読者の方を置いてけぼりしてましたけどね。まあ、これはこれでいいんじゃないかと思いますけど。あ、DVDついてました。まだ見てません。見なくてもいいだろうとも思う

これも話題だったので、いきなり最新刊から購入。さすがにBLのネタはわかんないしテニプリは全然わからないが、ネタの7割はわかります。なんでほわーい。オタクまったく理解しない女の子も困るけど、自分よりオタクな女の子やヤだよね・・・

それはそれとして、写植ぐらいいれたらいいと思います

また不条理ものだよ!買ったマンガが全部不条理もののような気がしてきました

笹原先輩がすごく好きです。ちょっとあ~るが入ってるよね

今回は初詣とバレンタイン。ラブラブで可愛いんだけど、さすがに、この段階でお互いの気持ちがわかってないのは人としてどうなのよって感じがしてきました。お前らニブすぎ。それじゃつきあってもうまくいかないぞ?

イエスとブッダが安アパートをルームシェアして下界で休暇中というギャグマンガ。今回は日本のクリスマスをなんかのお祭りのことだと思っているイエスに、ブッダがサプライズハッピーバースディを仕掛けるというシチュエーションが秀逸。二人の関係が微妙なところがステキ。

でも、これも801ちゃんの手にかかれば、簡単にBLネタになってしまうのでしょうね・・・いや、そんな本売ってたら本気の人に刺されるかもしれないじぇ?

ついに出ましたよ!マクFのブルーレイ!買うでしょ、買うでしょ?

もちろん、再生出来ませんけどね!

お布施よ、お布施。いいアニメ作って欲しかったら、出来がいい作品だけキチンとお金を払うことが私たちに出来ることです。

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Lifeバッチが届きました

Life

左の二つが「愛の告白」の回で頂いたもの。右が、先日の「秋葉原無差別殺傷事件」の回で頂いたものです。ウチのカーテンに留まっています(^^;

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サブドゥア

サブドゥアといえば、レリックであるラグナロクは除いて考えたとして、最強の両手剣の名を欲しいままにしています。それほど両手剣を振るう機会もないとはいえ、暗黒騎士に取って最終装備と言っても過言ではありません。

というわけで、LSのみんなを誘って印章BF「四季悪日」へ行きました!

勝率5割。経験値1万ロスト・・・いやあ、酷い目にあった。完全にトラウマです・・・。

それはともかく、サブドゥアはゲット!これから潜在外しをしなきゃいけません。とりあえず、外れる前に裸でサルタバルタの蜂に不意打ちかました時のダメは平均272。これが、ぐぐっと上がったら(300は越えるよね!)潜在が外れた証拠。みんな、協力をお願いしますです。ハイ

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最近買ったマンガとCDと詩集

ツンデレ、つまり「ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害」の女の子の苦悩を描いた切ないマンガ。

・・・いやあ、ツンデレを病気にする発想はなかったわ。

結局、ディスコミュニケーションの話なんだけど、ツンデレでそれをやって普遍的な感情をあぶり出すのはすごい。なんつーか、「最終兵器彼女」のギャグバージョンという香りすらしますな

うーん、エロいけど、なんなんでしょう、このサツバツとした感じは・・・

メガネ男子ブーム・・・。すまん、それはさすがに全然わからないです(笑)。でも、本屋の店員さんって、本好きにとっては憧れの職場の一つではありますよね。

ユキヒロのファンで、高野寛のファンで、原田知世のファンなので買わないわけにはいきますまい。

ちなみに、私の中の原田知世の代表曲は「さよならを言いに」です。かっこいいよー

突如、どうしても「Frends」が聞きたくなりました。なぜiTune Storeにないんだ!

「世界同時多発トロ」の水無田 気流の詩集。か、かっこいいよ、これ!

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納得して10年泥出来るには

10年泥問題は、反射神経的な感想が吹き荒れた後、一通りの考察が出終わったような気がします。私もいろいろな人の意見を読みましたし、その一つ一つにいろいろな感想を持ちました。

で、ある程度、歳を食った人の意見に意外に多かったのは、「まあ、『お前らこれから10年泥ね』って言われて嬉しい奴はいないに決まってるんだから、あーいうこというのはアホだと思うけど、でも、結局、オレラ10年泥だったし、それも悪くはなかったよ?」というものでした。まあ、歳食って偉そうに話せる人ってのは、若いときガムシャラにやってるものですよね。これは一つの真実だと思います。

ただ、この仕事をやり出してもうすぐ10年。あまりにも周りでぶっ壊れていく奴が多すぎます。たかだか10年しか働いてないのに同年代のSEでメンタルを病んで仕事を休んだ奴を上げていくと両手が埋まるなんてのは、どう考えてもおかしい。転職していった奴も同じぐらいいます。個人的にはそんなに酷い仕事だと思ってないし(つか、私には普通のサラリーマンは無理だ・・・)、たまたま仕事もいわゆる「ブラック」なものに当たらずに来てますけど。

それはそれとして、面白い視点だなと思ったのは、これです

10年泥が嫌ならITお勧めだよ(雑種路線でいこう)

いわれてみると記者とか官僚とかコンサルとか商社とか、知り合いに話を聞くと、どこも10年泥だったりするよ。先輩がいて、鍛えられる世界って馬車馬のように働くよ。泥のように眠れたらラッキーだよ。だからITが特別ってことは全然ない。年功序列伝統業種と比べて将来が不安、とかはあるかも知れないけれど。

10年泥じゃなく働けているけど何故だろう、とか分からなかったんだけど、id:higayasuoさんのエントリを読んで分かった。結局10年以上の経験を持つ先輩がいる職場って10年泥なんだよ。経験を積んだ先輩と生産性を比較され、出来が悪いんだから下積みやって追いつけ、となる。

なるほど。それは分かり易い。10年先輩がすごい人なら「まあ、しゃあないか」と思えると。逆に言えば、「10年泥の先のオレは、今日のオレより絶対すごい」と思えれば、それはやってもいいと思えるかもしれない。

10年後ねぇ・・・今、やってること、10年後に役に立つかなあ(笑)

そういう意味で言えば、すごいPMって確かにいます。最新の技術に通じてるかは微妙だけど、現場の話を聞いて問題点はさっと掴む、わかりやすくお客様に伝えられる、やるべきかべきでないかさっと判断するetc,etc。そういう人を見ていると、まあ、本来的に頭がいい人なんだろうとも思うけれども、やはり様々な経験がこの人を形作っているのだとわかる。こういう人の下なら、自然に10年泥をやろうかと思いますわな。

ところが、上で引用した記事の中でも指摘されてるんですけど、IT業界って必ずしも先輩がすごいとは限りません。物凄い勢いで技術は進歩・・・というか変化しています。私のように本質的にマニアで、新しい技術を追っかけるのが好きな人間(浮気性ともいう)にはなんてことないんですが、今、覚えたことが10年後になんの役にも立たないということが物凄くショックな人というのも、タイプとしています。資格とかが好きな人に多いみたい。

そして、チームに入ってみたら自分が一番若いけど自分が一番すげぇって事も、もちろんあります。新しい技術だったら10年先輩も自分も同じ立場です。そんなところに放り込まれた挙げ句、10年泥を要求されたらキレるかもしれない。でも、この業界はそれほどの縦社会でもないから、そういうときは自然と下克上しちゃいますけどね。だって、それなりに目立ってればお客さんが上をすっ飛ばして相談にきたりしますもん(笑)

だから、「何がやりたいことか」にも依るんだけど、2年も勤めてて自分に技術(IT的な意味ね)があれば、ある程度は自分の意見なりやり方なりを通すこともできるし、下克上もできると思いますよ。私も10年泥が嫌ならIT業界オススメだと思う。なんだかんだ言って、結構実力主義です。将来が不安定ってのは否定しない(笑)

ただなあ、言っておくけど、仕事が出来る奴は出来ない奴よりいっぱい働くことになるんだぞ?

10年泥は嫌はいいとして、楽したい・・・ってのは、ばぶりーに儲かってるところに潜り込むしかないんじゃないかなあ・・・そういうところがあったら、教えてください(笑)

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うまいっ!

AppleにはWindows Vista PCがないというまことしやかな噂(山田祥平のRe:config.sys/PC Watch)

「AppleにはWindows Vista PCがありません」と言われたら、はい、そうですと言ってしまいそうだ。それぐらい、iPhone 3Gの発売に全世界が騒いだ数日間を経て、はっきりいって、情けないくらいのトラブル続出に、どう対処していいものか困惑している。Windows Liveカレンダーの不具合を1年以上放置しているMicrosoftもひどいと思うが、今回のAppleはそれを笑えない。

Appleの”Mobile Me”というサービスをWindows Vistaから繋いだら酷い目にあったという話。まあ、はっきりいってAppleのWindows対応がしょぼいのは事実だろうと思うし、なんか素晴らしく対応するのがAppleの戦略としていいのかも微妙だから、なんとも言えないところもあります。でも、サポートすると言った以上はちゃんと動かさないとね。

でも、この記事の頭の写真がこれなんですよ。

ん?なんでこの内容の記事でWindows meのロゴが?

とにかく、Appleには、一刻も早く、これらのトラブルを解消し、セールスポイント通りのサービスが提供できるように努力してほしいと思う。もちろんサ ポートすると明言しているすべての環境下でだ。どうしてもMicrosoftが提供してくれない環境を、あっさりとやってのけるAppleを、大きな拍手で称えたかったのだが、もうしばらくお預けということか。まさか、meは鬼門というわけでもあるまい。

あはは、うまいっ!

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小飼弾のアルファギークに逢ってきた/小飼 弾

「Web+DB Press」で広告の間のカラーページにそっと入ってい(て、つい見逃したりす)る小飼弾さんのインタビュー記事が本になったものです。

インタビュイーは、RailsのDHHだったり、PerlのLarry Wallだったり、twitterのEvanだったり、Pragmatic ProgramerのDave Thomasだったり、Seasarのひがさんだったり、はてなのid:jkondohとid:naoyaだったり、livedoor Readerのma.laさんだったり、まあ、この業界で仕事してて名前を知らなかったらモグリというような人達ばっかり。どの話もそれぞれに人柄が出ていて楽しいですね。

でも、それ以上の感想はあんまりないかも(笑)。なんでしょう、例えば、ここの出てくる人を梅田望夫的文脈のロールモデルにしたいかというと、なんか違うような人ばかっりですしねえ・・・dankogaiは一番違うしね(笑)

どうなんでしょうねえ、我々のような仕事(っていうのは、大手SIerのSEってことだと思ってください)をしていて、かつ、ヒーローっていう人が出てきてもいいのにね。

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日本の10大新宗教/島田裕巳

日本人の中には日常、それほど宗教を意識しないで生きている人も多いと思います。私もそうです。信仰について尋ねられても、「無宗教です」と答えざるを得ません。ただ、神仏に祈ることを否定する気持ちもありませんし、積極的無神論者というわけではありませんから、マナーとして宗教的な場所や機会にはその宗教のやり方で神を敬うという姿勢です。

寺院を参拝したり、教会での結婚式に参加したりするときにはそんなもんで十分なわけですが、世の中にある宗教はそれだけに留まりません。3大宗教の一つのイスラム教についておなじことができるだけの知識があるとは言えませんし、日本ではイスラム教以上に日本独自の新宗教に接することが多いわけです。でも、その中で最大の勢力を有する創価学会についてすら、私は何にも知りません。

というわけで、この本は有名な日本の新宗教を10ほどリストアップして、その成り立ちについて簡単に紹介してくれている本です。リストアップされている新宗教は、以下の通り

  • 天理教
  • 大本
  • 生長の家
  • 天照皇大神宮教と慈宇
  • 立正佼成会と霊友会
  • 創価学会
  • 世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
  • PL教団
  • 真如苑
  • GLA

ありゃ?アレがないよ、コレがないよ?という疑問が沸くでしょうが、まあ、そこはそれ。一応、筆者はカルト的な性格を持ち、反社会的な活動をする団体は除いてあると言っていますので、アレとかアレとかがないのはそのためかもしれないしそうでないかも(笑)

関西に住んでいると天理教やPLなんてのはお馴染みですけど、じゃあアレが仏教系なのか神道系なのかどちらでもないのかと言われるとさっぱり知らなかったりします。というわけで、入門書としてはすっきりまとまった良書だと思います。内容も、どちらかというと団体の成り立ちや沿革に関する記述が中心で教義にはあまり立ち入らない形でまとまっています。

基礎的な知識を得るための本ということで感想を述べる必要も無いのかもしれませんが、全体を通して感じたのは「組織を維持するというのは難しいものだな」ということです。いくつかの教団の創設にはパターンがあります。例えば

  1. カリスマばあさんが出現。神懸かる。近所の人気者に。
  2. ばあさん大人気につき、ファンの組織化の必要性が生じる
  3. ばあさん、死去。後継者問題勃発
  4. リーダーとして有能な2代目が組織を固める

てなところでしょうか。天理教はこの典型でしょう。おそらく1の段階というのは日本中、特に地域の結びつきの強かった過去の日本ではそんなに珍しいことではなかったでしょう。それを現在まで残る組織として作り上げるには、様々な試行錯誤と努力があるのだと思います。カリスマばあさんはヘンテコな能力で多くの人を助けたかもしれませんが、後々に通用する立派な教義を残しているとは限らないわけです。自分にはそのヘンテコ神通力はない。しかし、すでにある組織を解体すれば皆が悲しむ。路頭に迷う。うーん、ドラマですよね。

ここで紹介されてる中では、その意味ではやはり大本の話が興味深いし、著者も研究者として「大本のことだけは研究すまい」と書いてあったりします。ちょっと興味が湧きました。

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生徒会の一存|生徒会の二心/葵せきな

各地で評判がいい「碧陽学園生徒会議事録」シリーズ。内容は、美少女キャラを一式取りそろえて生徒会メンバーと称し、部屋に閉じこめてダラダラ会話させるだけ(笑)

なのに何でこれほどまでに評判がいいかといえば、単純に面白いからなんですけどね。作者自身が絶妙にキャラをいじる感じと、そこに縦横無尽に取り混ぜられるネタ会話、いい感じのメタな言及。まあ、どのキャラとどのキャラがボケとつっこみをやっていてもなんかおんなじなんで、キャラが立っているかどうかはびみょーなんですけど面白い。

一応、漫才の外枠として仕掛けも用意しているように匂わせてはいるんですけど・・・それを持ち出してきたからといってこの話がより面白くなるかは、なんか微妙な感じですよね

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時砂の王/小川一水

SFらしいSFでした。邪馬台国を納める卑弥呼のもとへ未来から異星人の侵略者とそれと戦う戦士が現れて・・・という極めて正当派な時間ものSF。オーソドックスなだけによく練られていて、世界観も細部も完成度は高いです。

目次の仕掛けも、いいですね。カラクリに途中で気がつくわけですが、登場と同時に戦いに疲れていた「使いの王」が疲弊していく様子をたどっていくうちに目次のカラクリに読者が気がつくことで効果を増していると思います。卑弥呼のキャラも愛らしいし、最後は悲しい話ではありつつも希望のある展開で、カタルシスも満点。浜松からの帰りの新幹線の中で読んでいて、最後の決戦の部分で丁度最寄りの駅についてしまったんですが、読み終えるまで15分、そのまま駅のベンチで読み続けるほどの盛り上がりでした。大満足。

円城塔のように従来のSFの枠に収まらないハッチャケたものを書いてくれる人も居れば、小川一水のように完成度の高い正当派SFを書いてくれる人もいる。今の日本SF界は豊作って言ってもいいですよね!

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Amazonの荷物がローソンで受け取れる

アマゾン、ローソンでの商品受取サービスを開始(家電Watch)

Amazon.co.jpは、注文した商品を指定したコンビニエンスストア(以下、コンビニ)で受け取れる「コンビニ受取サービス」を開始した。現在対象となっているコンビニはローソンのみ。

素晴らしい。これで出張先でもAmazonで注文した荷物が受け取れます。難点は、浜松駅に一番近いローソンがホテルと反対側にあることですけど、それは贅沢な言い分ですね。

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鼓笛隊の襲来/三崎亜記

今年の直木賞ノミネートの一冊。「となり町戦争」もノミネートされてましたが、今回はどうなんでしょう。ということで、名前だけは知っていた三崎さんの新作を読んでみました。

この作品は短めの短編集で、「鼓笛隊の襲来」は表題作。20頁ほどのお話ですが、出だしからおかしい。

赤道上に、戦後最大規模の鼓笛隊が発生した。
鼓笛隊は、通常であれば偏西風の影響で東へと向きを変え、次第に勢力を弱めながらマーチングバンドへと転じるはずであった。だが今回は、当初の予想を超えて迷走を続け、徐々に勢力を拡大しながら、この国へと進路を定めた。

なかなか意表を突いてくれるじゃありませんか。

その他の短編も日常の風景をするりとずらして、ある一部が我々の現実とは違う社会を描くことによって何か、説明の難しい「何か」を描き出そうとしています。私の目からみるとこれは完全にSFの手法で、やっていることは円城塔のそれにかなり近いです。円城塔がSFの手法でSF自体をずらそうとして、それ自体が目論見になっているのに比べて、三崎亜記は「現実を書くためにファンタジーの文脈を用いる」という姿勢の基に現実を狂わせた物語を書いています。三崎亜記の方が深みのあることをやっているとも言えるし、円城塔の方がメタレベルが一段上なので三崎亜記は「普通だ」とも言えるかもしれません。今作は短いこともあって、少し、星新一っぽくもあるかも知れません。特に「校庭」はそんな雰囲気でした。表題作はもっとばかばかしい面が前にでてますけど。私は、バカ話のほうが好みです。それに、バカ度が低いとあっという間に平凡な話になっちゃいますしね。

それにしても、三崎亜記は間違いなく確固たる才能だと思いますが、この作風でどこまでスケールの大きな作品が書けるのかは疑問に感じます。その疑問は「となり町戦争」を読めば明らかになるのかな?

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プレミア本

Rubyのまつもとゆきひろさんが私の勤める会社に招かれて講演されました。いやあ、時代は変わったものです。

話の内容は「ビューティフル・コード」のまつもとさんの書いた章にまつもとさんの生い立ちなんかをミックスした内容で、10年来のRubyファンの私としてはあまり目新し話ではありませんでした。でも、「Matzが来た」ってだけで驚きです。

で、その中で「Rubyの本を初めて書いて出したら、4000円もする本なのにけっこう売れて本屋さんに褒められた」と言ってましたが、実はこのアスキーから出てた「オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby」はRuby 1.4当時の内容なんですが、後にDave Thomasの本の邦訳の出来が良かったことから改訂されず、現在では絶版になっています。そんな事情もあって、この本は実は今ではその当時の定価を大幅に上回る価格で取引されていたり。Amazonでは新品は20000円のプレミア価格です。うはっ。

もちろん、Tambourineはちゃーんと持ってますよ。初版初刷です。えっへん。ちょっとは価値があるかも

もう1冊、Ruby界にはプレミア本があって、それが「Rubyソースコード完全解説」(通称RHG)です。Rubyのソースコードを丁寧に解説した本(だから、ある意味これはC言語の本)ですが、これもRubyの古いバージョンを基にしているので絶版です。今、Amazonを見たら、中古が14800円です。これも初版1刷を持ってます。

いろいろ出版社の人にも事情があるのはわかりますけど、こういう需要のある本は「中身古いです!」とだけ書いて再版すればいいのにと思います。

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B-CASが盛り上がってきたのかも

地デジで有名な「B-CAS」の財務状況が明らかになったので税理士に鑑定してもらいました(GIGAZINE)

なお、前回、「地デジの利便性を損ない、普及を妨げる原因となっている謎の私企業「B-CAS社」に行ってきました」という記事を公開後、多くのタレコミがあり、中にはかなり信憑性の高いものも含まれていたので現在、裏を取っている最中です。はっきり言って想像を絶するぐらいむちゃくちゃな実態が見えてきました。

これは期待せざるを得ません。ダビング10がどうのというより、なんかおっきな事件のヨカン?

10年後ぐらいに、「信じられないかもしれないが、ちょっと前に日本のテレビはワケのわからないカードを指さないと動かない時代があってのぉ」と語られているかも(笑)

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哲学の誤読/入不二 基義

これも、文化系トークラジオLifeの「文化系大忘年会」で斎藤哲也さんがオススメに挙げていた本です。

プロの哲学者が大学入試の出題となった文章をプロの哲学者の用語や技法(なんてのがあるのかは知りませんけどね)を全く使わず、私たちと同じ思考プロセスでじっくりとその価値がある文章を読み解き、整理し、設問に答え、設問自体の意図を問い、予備校の出す回答例を紐解き、解説を解説。その結果、新書1冊300頁を使って4問しかできないワケです(笑)

しかし、これだけ気合いを込めて分析的に文章を読むことはそれこそ入試の時以来かもしれません。そもそも、私の場合は高校でまともに現代文の勉強および試験対策なんてしたことありませんけど。それだけになかなかにエキサイティングな本でした。

ただ、出題されている文章のレベルがちょっとちぐはぐなのが気になりました。4問のうち、前半の2問は面白かったのですが、後半はちょっと比べると文章の格が落ちるように感じられたのが残念です。

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サミットにまつわる、よくわからない人たち

サミットについてのデモ参加者の逮捕に反対する(ratio - rational - irrational)

一体何が不満でサミットに反対するのやらデモ参加者の主張はわからない。が、とりあえず荷台に人が乗っていた件は前例を踏まえてきちんと事前に警察の許可 を取っていたそうだし。道路使用許可を取っている以上はいかなる行為も、その許可の範囲を基準として逸脱性を判断されるべきであって、Youtubeに上 がっている動画を見るにも、デモ参加者にそういった悪質な行為があったとは思えない。

yuguiさんの主張はよくわかります。まったく同意。警官イクナイ

そして、警察の論理もなんとなくわかります。いろいろな個人的事情も抱えつつ、サミット会場からかなり離れた場所で何を守ってるんだかよくわからない警備をしているなか、目の前で「サミット反対」とか言われたら、かちんと来ます。それは逮捕ですよ(笑)

というわけで、多分、警察のやり過ぎなんでしょうけど、そもそもこの人たちが何をやっているのか、いまいちピンと来ません。

  • サミットで話されている内容や決定に文句があるならまだしも、「サミット反対」という主張になんか実効性があるのか
  • すでに各国首脳が集まっているその場所で「サミット反対」と言っても、それはすでに事実上、サミットの一部なんじゃないだろうか。
  • そもそも、この場所に1000人もの警察官を置いたのは、「安全にデモをしてもらうため」なんじゃないだろうか
  • つか、この主張もはっきりしないようなデモに5000人も集まるなんて、それはとても楽しいんじゃないだろうか

でも、よく考えたらサミット自体にも疑問がたくさんあります

  • アフリカのことを考えたかったら、アフリカでやればいいんじゃないだろうか
  • 22カ国も招いたら、まとまるものもまとまらないんじゃないだろうか
  • よさこいの人達は、サミットで何を得たいんだろうか

世の中には私のわからないことがたくさんあります・・・

ま、とにかく

「善行も悪行も、せめてやって効果なり価値があることをしようぜ。みんなヒマじゃないんだから」

って感じです。もっと私にもわかる事をしてちょ。なんかね、薄ら寒いのですよ、どのニュース見ても。

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F1GP #9 イギリスGP

くぅ、雨がらみのレースはいつもエキサイティングですのぉ。手に汗握る展開でしたが、そうはいっても今回のレースが各チームのマシンの能力を反映しているとは言えないところが、なんとももう一つ物足りないところでもあります。

さて、今回のポイントは

  • 揺るぎないホームでの勝利
  • フェラーリの動揺
  • クルサード引退
  • 一貴、またもポイントゲット

といったところですか。

さて、何といっても今回はハミルトン。予選ポールこそ逃したものの、スタートで一気に前に出てそこからは独走。ライバル達が自滅していった面もありますけど、とにかくきっちり当たり前の作戦を無難にちゃんとやりきったことが素晴らしいし、それをきちっと出来るのはこんな大荒れのコンディションで、路面が渇いた方向に向かおうがヘビーウェットに向かおうがその中でベストな力をちゃんと出せるから。去年はポールを取りながら母国GPのプレッシャーに潰れた印象でしたが、今年は確実に成長しているところを見せました。うーん、やはりチャンピオンの器。コバライネンはピットインタイミングの不運はありましたけど、やっぱハミルトンとの力の差を見せつけられた形になりました。速さの差じゃないのよね。力の差。

そして、対照的にバタバタだったのがフェラーリ。マッサはもうどうしちゃったのかわからないぐらいにボロボロだし、ライコネンもハミルトンを追い詰めるだけのポテンシャルを持ちながら、結局は戦略面で失敗。表彰台にすら上がれない有様です。地上波の実況でも話題が出てましたけど、やはりジャン・トッドが抜けた影響がじわじわと出てきているんでしょうか。逆に戦略を味方につけてホンダを表彰台へ持っていったのがバリチェロ。フェラーリから移ったロス・ブラウンがホンダにいることを考えると、皮肉な結果です。

さて、ついにクルサードが引退を表明しました。クルサードは94年に起きたあのセナの事故で開いたシートを埋めて登場しました。ウィリアムズではデイモン・ヒル。マクラーレンに移ってからはミカ・ハッキネン、キミ・ライコネンと三人のチャンピオンと組み、無冠ながら評価の高いドライバー。英国人らしいフェアな振る舞いも印象的でした。シューマッハ専制時代の名脇役として長い開、F1の表舞台をしょって立つ男でした。残念ですね。ときに、最近は2輪のように複雑で派手なヘルメットを着用するドライバーが増える中、クルサードのようなシンプルで分かり易いヘルメットに愛着を覚えるのです。もっとも、ハミルトン(あれはセナのヘルメットがモチーフなんでしょう)やピケJrと一貴(二人とも父親と似たデザイン)のような「リバイバル」感のあるヘルメットも増えましたけど。

そんな、一貴君ですがそもそもウィリアムズの戦闘力が急降下中。今回はロズベルグがQ2突破に失敗ですから、かなり重症。そんな中、ファイナルラップで順位を落としたのは残念ながら8位に入りポイントをゲットしました。立派です。しかし、それよりも今回現地で解説の中嶋悟さんの親バカぶりが微笑ましかったですけど。放送席内で立ったり座ったりしてるらしく、マッチに「中嶋さん、落ち着いて」と放送中に言われてるのが情けない(笑)。やっぱり、息子の事が気になってしょうがないんですねえ。

さて、次戦はホッケンハイム。今度は一転してメルセデスとBMWに気合いが入ってくるはず。特に今回2位表彰台をゲットしたハイドフェルドに注目かな!

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スレイヤーズ Revolutionという名のおっさんホイホイ

やっと「電脳コイル」を見終わりました。いやあ、最後はすごかったよ。オカルトと少女の成長の物語とARを中心としたSFの側面を見事に融合させたクライマックスの盛り上がりは圧巻でした。

「行きなさい!優子|勇子。痛みを感じる方向に出口がある!」

カッコイイ。泣きそう。しかし、オタク界隈・・・というかアカデミックなアニメ評論界隈では観てない人がいないんじゃないかというぐらいの鉄板アニメでしたけど、世間ではあんまり評判になりませんでした。まあ、正直言ってテレビドラマ慣れした視聴者は難しくてついて来れないんじゃないかという気もするんですけどね(笑)

2008Q3のアニメ新番組で観そう(名古屋で観られそうな中で。ねえ、「夏のソラ」はネットされないの?;-;)なのは、「スレイヤーズ」の新シリーズと、「鉄腕バーディー」だけでしょうか。まあ、今期は私にはマクFだけあればいいんですけど。

と、謎の前振りの後の本題の「スレイヤーズ Revolution」の感想。1話見ました。えっとねー・・・

観てる間だけ、私の辺りは20世紀に戻った

ああ、懐かしい。何も変わってない。絶望的な程、何も変わってないよー

「スレイヤーズ」の原作小説は今のライトノベルブームの始祖とも言え、未だに新刊がでるモンスター作品。当時としては、企画もキャラも世界観もかなり新しかったと思います。逆に、アニメは原作のファン層を反映しただけの人気はあったものの、それほど評価の高い作品だったとは言えません。ただし、2シーズン目の「NEXT」あたりでは芸達者で人気も兼ね揃えていた声優陣、こなれてきた脚本と演出が、悪ノリ上等の勢いを生み出してなんともいえない幸せな空気を生み出してる希有な作品でもありました。そして、ノリノリながら無茶が続いて「TRY」を乗り切った先の「ロストユニバース」でヤシガニを生み出すことにもなるわけです。

そんな(どんな?)スレイヤーズに良くも悪くも思い入れのある視聴者は私も含めて沢山いると思うんですが、第1話はそんなファンの期待を全く裏切らない出来でした。いや、正直言って脚本にも演出にも展開にもいろいろと不満はあるよ?なんかつじつまはおかしいよ?でも、まあいいじゃん。再放送だし<違います。しかし、なんだ。これ、オッサン以外誰が観るんだ?(笑)

それにしたって、「ああ、これからどうなっちゃうの?ハラハラドキドキ」な感じとこれほど全く無縁なアニメも珍しいです。第1話のラストで、禁断(というわりにしょっちゅうぶっ放す)の最強(・・・実は2番目な)呪文で街を丸ごとクレーターに変えたけど「あーあ、やっちゃった」ですませてるしな!(笑)

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EMOBILEに乗り換えてみた

長らく(もうかれこれ10年近いよな)Air H"を利用してきましたが、契約に使っていた入社当時に作ったクレジットカードが使えなくなることになりました。で、契約をどうしようかと思ったんですが、EMOBILEで乗換キャンペーンをやっていたので乗っかってみることにしました。

同僚のTboくんが、転勤で引っ越したときに「家にまだネットがないけど、EMOBILEで十分FF XIも動くし、ネット引く意味がなあ」なんて言ってるのを聞いて、そりゃH"とはえらい違いだなあと思ったからです。

今、使っているH"のカードはネットインデックス(に名前が変わったのね。買った当時は本多エレクトロンでした)のAH-H407P。使わないときは、完全にPCMCIAの大きさにすっぽり収納できるのが魅力。アンテナ部がはみ出してるとどうしてもコネクター部に変な力がかかって故障の原因になったりするのでこれはヒットでした。

このグレイトでナイスに強まった端末(ちょっとスタバ風)をドナドナしてゲットするのが、乗換キャンペーン(6/30までだった。慌てて申し込みました)の対象であるD01NX。さすがドナドナすることが条件(正しくは、他者のデータ通信カードを現在使用中であること。別にWILCOMを解約しないといけないワケじゃない)とはいえ、新規1円端末。すっかり7.2Mbps対応機種がメインになっているデータ通信端末の中にあって、唯一の3.6Mbps機種です。でも、ウチ、いまだにフレッツADSL1.5Mだし、十分ジャネ?

というわけで、申し込みしてから4日後の7/4に届きました。クロネコさんが持ってきてくれました。

「えーっと、こちらのお荷物代引きですね・・・1円ですけど?」

-・・・はい。1円ですね

なんかね、システムを舐めてるよね。この1円なかったら荷物置いて帰れたのにね・・・

それはさておき、ちょちょいとセットアップ。名古屋の自宅ではまったく問題なく接続OK。使用感も普通にブロードバンド回線に繋いでるのと違和感ありません。これでWILCOMはホントに解除ですな。83ヶ月ありがとう。どれどれ・・・速度はどのぐらいでてるのかな。http://speedtest.goo.ne.jp/flash.htmで測ってみましょう。

1.91Mbps

はえぇ・・・240KB/secですか。1分で14MBですか。1GBをダウンロードするのに1時間チョイですか・・・

そういえば、ウチのADSLってどのぐらいだ?

1.24Mbps

うはっ(笑)

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ラスヴェガスをブッつぶせ!/ベン・メズリック

最近公開された映画の原作だそうです。小説ではなくノンフィクションで、なかなか迫力のある文章。ベストセラーになるのもわかります。

カジノのギャンブルなんて、基本的には必ず胴元が勝つようになっているワケですが、唯一、ブラックジャックだけが統計学を利用することでプレイヤーが勝つことが可能なんだそうです。場に出たカードをカウントし、山札の中に10以上のカードがどのぐらい残っているかから自分の手の確率を計算しすることが出来ます。もちろん、違法行為ではありませんが、高い技術が求められます。これが、「カードカウンティング」です。

しかし、問題が2つ。まず、所詮、確率論なのでプレイヤーが有利に出来るとしても、それこそ「ブッつぶす」ほどの大もうけをすることは出来ません。そして、仮に大もうけできたとしても、カードカウンティングをしていることがカジノにばれれば、それが違法行為ではないとしても、もう二度と中には入れてもらえなくなってしまいます。

この常識に立ち向かって、ヴェガス中のカジノから何百万ドルもお金を奪い取った若きMITの天才頭脳たち。彼らはどんなやり方をしたのか。大金を得た彼らの人生はどうなったのか。それは本を読んでみてください。

映画の方は・・・ネットではあんまり評判がよろしくないようですねぇ。というか、この話、映画でちゃんと観客がわかるように説明できるんでしょうか?(笑)

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最近買ったマンガとCDと雑誌

ララァ編。ちょうど「めぐりあい宇宙」の冒頭から、サイド6をでてコンスコン隊を撃破するあたりまで。私がガンダムで一番好きなトコです。展開や台詞はほぼ「めぐりあい宇宙」のまま。やっぱいいよねー

マクF関係はすべて「買い」状態。12話で初めて出てきた、ランカちゃんのデビュー曲。しかし、あのランカの登場は、「ああー、マクロスだねぇ~」って感じでバカバカしかったけど、よかったわー

いよいよスレイヤーズのテレビシリーズ第4弾放送ってとこで、こんなアルバムが。盲目的にワンクリック!「Give a Reason」は私の中のめぐさんのベストソングです

雑誌も混ぜてみた。今号の特集はあんまり興味ないところ。それだけに、ちゃんと流し読みしとこうと思いまふ(笑)

Cカーはほとんど知らないんだよな・・・といいつつ、毎月買っちゃう「Racing On」です

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ベルカ、吠えないのか?/古川 日出男

変わった作家ですねえ。古川日出夫さんの小説を読むのは、「アラビアの夜の種族」「サマーバケーションEP」に続いて3冊目です。

第二次大戦末期、撤退する日本軍に置き去りにされた軍用犬たち。その犬たちとその子孫がたどる数奇な運命を軸にして、戦後史をつかみ取ろうとする大胆な試みがされてます。歴史小説で登場人物はすべて実在の人物だけど(狂言廻し役の)主人公だけが架空の人物というパターンはよくあると思いますが、その主人公役が軍用犬になっているわけです。

もちろん、ただの目新しさだけでそうなっているわけではなくて、軍用犬を主人公にすることにより、犬たちはどんどん繁殖し、数を増やし、人の住むところ、そして、戦争のある至る所(アラスカ、ハワイ、ベトナム、アフガン、ソ連)に広がります。そのことが、戦後史を冷戦を軸に捕らえる視点を強化しているし、また、人間の行いをすこしだけ違った側面から見ることにも成功しています。

それにしても、これも独特の文体。前に読んだ「アラビアの~」も「サマー~」もそれぞれに変わった文体でしたけど、これもえらく変わってます。それに、前の2冊にはない勢いを感じるんですよね。削り取り方が荒々しいというか。面白いかと言われれば、ちょっくら微妙な小説なんですけど、間違いなくすごい小説ではあります。もちろん、例によってドラマツルギーや起承転結や上手な伏線なんかには縁がないんで、「なんじゃこりゃ」っていう人も沢山いるとは思いますが。

さて、次は何を読めばいいのかな。とりあえず、次の文庫落ちを待っておきましょうか

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押井 守 INTRODUCTION-BOX

「スカイ・クロラ」で初めて押井監督の作品を見る人のために、押井監督の作品を紹介する企画もの。

・・・いやぁ、せっかく今まで押井監督の作品を見たこともない人が「スカイ・クロラ」を見てくれるっていうんならこんなもの見せないでおいたほうがいいような気もするし、真面目に「押井作品」を俯瞰するっていう意味でも

  • ダロス
  • 迷宮物件
  • パト劇場版
  • P2
  • 攻殻機動隊

ってのは、なんともビミョーなセレクション。

とはいえ、以前に買って大満足だった「パトレイバーメモリアルボックス」に入っていなかった劇場版2作を、それぞれのDVDを買った合計より安い値段で買えて、更によくわからない作品が3つもついて、押井監督が過去の作品について聞き取りにくい高い声でぼそぼそと30分もしゃべるディスクがオマケにつくとしたら買わない手はありません。

いやあ、押井監督を代表する作品を2つといえば、「立喰師列伝」と「天使のたまご」で、後はこの間ってことでいいと思うんですけど・・・だめ?(笑)

しかし、大学生の時に劇場で見て以来、ひっさしぶりに押井版「攻殻」を見ましたけど、やっぱり今見ても

つまんないね、これ!

なんでアメリカでヒットしたんでしょう。アメリカ人が○△×だから?まあ、映画ってスタイルが向いてないのかもしれないけど、これは神山版のS.A.Cの方が断然面白い。

それに引き替え、「パト劇場版」は面白い。頭から終わりの川井憲次の名曲の中のエンドロールまで最高。非の打ち所無し。もう、今までに何度見たかわからないけど、届いてからBGV的にずっと流しっぱなし。すげー。台詞ぜんぶ覚えそうです。

そして、ダロスと迷宮物件は、一生見ないと思います(笑)

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今日のひとこと(7/1)

空気が読めないんじゃない! 読む意味を感じねえんだ!!

よしたに(「理系の人々(106)」)

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