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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

エヴァは今でも私に取って大きすぎる作品で、愛憎半ばする気持ちがあり、素直になれません。

そんなわけで、新劇場版もあんまり興味なし。この「序」は、テレビ版の6話までの内容で、ストーリーもほぼ変更なしとのことですし・・・と、劇場へは足を運ばないままでした。

DVDが発売になって、とりあえずゲット。あまり期待せずに見ました。

うーん・・・すごく大変なことをやっていることはわかるけど・・・成功してるのかなあ。

まあ、エヴァの1話から6話まではかなり面白い普通のアニメで、いわゆる「エヴァっぽい」ものはあまり出てきませんから、この話だけとっても仕方がないのかもしれません。それにしても、ラストシーンがヤシマ作戦の綾波の笑顔で終わるわけですから、もっとシンジと綾波の関係を全面に出すようにストーリーを変えちまってもよかったんじゃないかと思います。

細かいことを言えば、テレビ版では、後々、固まってくるゲンドウのキャラと1話のしゃべり方があっていなかったのが違和感がなくなっていたり、ラストの綾波の笑顔がほどほどになっていたり(庵野さんが昔、どこかのインタビューで「あの段階であんなに満面の笑顔にしたのは失敗だった」と応えてましたね)と、演出の微調整はされているようです。

作画は・・・ようするに、昔の絵コンテと原画から今の技術で作るとどうなるのかということですね、これは。もちろん、テレビと劇場の時間的、金銭的余裕度の違いというのもありますけど、テレビ版のエヴァの頃はまだまだトゥーンシェーダが実用になってなかったし、そもそも今は製作環境がフルデジタルになってしまいましたから、雲泥の差です。にもかかわらず、ほぼ昔のイメージのエヴァになっているというのは、逆にそっちのほうがすごいわけで。これは特典映像の「rebuild」を見ると結構びっくり出来ると思います。

で、前半はそうやってデジタル前提で作り直した昔のまんまのエヴァなんですが、ヤシマ作戦だけはストーリーはそのままにまるっきりシナリオとコンテレベルで作り直してあります。「第6の使途」(新劇場版ではラミエルとは呼ばないのね?)の変形ぶりといったらかなりびっくり。デジタルで作ったヤシマ作戦の物量感もたっぷりで、これはかなりカッコイイですな

さて、まあ、序は「こんな感じのやり方でつくりまっせ」という紹介に過ぎないものでした。予告を見る限り、2作目からはストーリーもばんばんにいじってくるみたいです。結婚もして、自分のスタジオを構えた庵野秀明がエヴァという「個人の承認の物語」をどう変えてくるのか。ファンの注目はやはりそこでしょう。正直、私もエヴァに「面白いカッコイイアニメ」を求めているのかといえば、違う気がするんですよね。もちろん、エヴァである限り、格好良くないとやっぱり嫌なんですけど・・・

さて、いよいよ次作からが本番ですかね。次作は劇場に行くかも・・・と今は思っています。

ちなみに、ナイスなシーンだと5桁の値がつくと評判の特典フィルムですが、私のは「ヤシマ作戦中の発令所遠景」でした。どう見ても価値がありません。大事に取っておくことにします(笑)

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