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サマーバケーションEP/古川 日出男

読み始めるとすぐに違和感を感じます。この文体は何だろう。読みづらいけども、そのまま読んでいるとすぐに種明かしがあります。その瞬間、すっと腑に落ちて、そしてその世界がじんわりと暖かくなる感触があります。

文化系トークラジオLifeの年末の放送「文化系大忘年会」で柳瀬さんのお奨めの1冊として上がっていたのがきっかけで読みました。うーむ、これもある意味、童話。ファンタジー。ストーリーとしては、井の頭公園を基点に神田川の川沿いを海まで歩く。ただそれだけなんですが、それは、寓話に満ちた冒険。出会う人達は普通の人達でアリながら、まるでこの世のものではないような何かを持った人達です。

ちょっと感想書きづらいんですけど、これは素晴らしい。キャラクターでもない、プロットでもない、まさに、小説全体が何かを伝えてくる。ラノベやケータイ小説の対極にあるような小説です。こういう魔法を奏でられる人を、小説家と呼ぶにふさわしいんだと思います。部分を取りだして語ることが出来ないなあ

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