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エンディミオンの覚醒/ダン・シモンズ

やっと読み終わったー

ホントはワールドコンにいくまでに読み終えるつもりだったんですが、こんなにかかってしまいました。まあ、他にいろいろと寄り道をしているからというのもありますし、さすがに重厚長大で「エンディミオン」からすぐに「覚醒」を読もうという気にならなかったというのもありますし。

さて、「エンディミオン」は舞台背景の説明をしつつの惑星から惑星への巡るめく冒険譚だったわけですが、今度はたどり着いた破壊されたはずの地球、オールドアースから主人公ロールが一人出発するところから始まります。そして、また星を巡り、アイネイアーと約束した星へたどり着くとそこにはアイネイアー沢山の仲間が。この仲間達もユニークですし、アイネイアー自身も変貌を遂げてます。そして、また戦い、逃亡、そして、アイネイアーの最期、ロールの覚醒。

最後はすごい勢いで風呂敷を閉じてくれますし、そもそもの旅のきっかけ、マーティン・サイリナースとロールとの出会いから始まる物語と、ついでにハイペリオンで語り切れなかったレイチェルとカッサードとシュライクの物語や、ヘッド・マスティーンの物語にも一応の結末を用意してくれます。まあ、さすがにそのせいもあって、最後はご都合主義満載。ピンチになると必ずシュライク助けに来ちゃうし、よくわかんないけど未来を予知してどうにかしちゃうし、ドラゴンボールの悟空ばりに瞬間移動しちゃうし、まあ、えらいこっちゃ。

でも、それにもまして描かれてる壮大なスケールの物語や風景、センス・オブ・ワンダーにはただただ圧倒されるばかり。ただただ圧巻。ただ、アイネイアーとロールとA・ベティックが逃げ回ってる時には思いも寄らなかった世界的陰謀と「没落」の時と同じ規模のカタストロフィが物語を閉じにかかり、そして、アイネイアーの最期と、その自身の最期を予知しているアイネイアーの強さと哀しさが締めくくります。うーん、この最後は苦いハッピーエンドですよー。

それにしても、結局、ホイトは何がしたかったんじゃい!「ハイペリオン」での酷い扱いから一転して、悪の親玉に大出世かと思ったら、あんまり酷い扱いが変わってなかったような・・・ホイトの内面も書いてあげてYO!

4部で何千頁かというような長い物語でした。比類なき大小説であることは間違いないし、読んでよかった。すごく楽しんだけど、でも、長かった~

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