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[Nippon2007]116417 村上春樹の子供

日本で村上春樹の伝統を受け継いだ作家を紹介します。

海外でも村上春樹の人気は非常に高いのですが、大森望と小川隆の二人が村上春樹をきっかけに日本の現代小説に興味を持った人に対して、オススメの作家を紹介するという企画。英語ですが、まあ、日本人のしゃべる英語なので全く問題ありません。

といっても、じゃあ紹介された小説が翻訳されているかといえばそれは別問題なわけですが、小川さんは「私たちが言うのと、consumerであるあなたが言うのでは全然違うから、それは是非、publisherに要望するべきだ」と言ってました。まあ、それはそうか。参加してた外人さん達はほぼ例外なく村上春樹のファンなわけですが、「じゃあ、他に日本の作家って誰を知ってるかな?」と聞かれても、"Haruki, Banana(吉本ばなな),...uhm,,,Akutagawa?"って感じで、村上春樹と吉本ばななだけかよ!ってな感じ。村上春樹は、まあ、特別な作家で、野球で言えばイチローみたいなものですが、他の日本人メジャーリーガーだって全然通用してないってわけじゃないわけです。環境的にはそろっているけど、出版社がついて行けないという部分も多いみたいです。うーん、壁は確実にあるわけだ。

逆に外人さんからは、"What do Japanese Haruke fans read?"なんて聞かれたりするわけですが、改めてそう聞かれてみるとなんだろう・・・うーん、難しい質問ですね。

というわけで、そこでお二人が紹介した作家と本を並べておきましょうか。

古川日出夫

モチーフがウィザードリィなんですね、これ。

三崎 亜記

恩田陸

恩田さんはとてもSFファンなんだそうです

伊坂幸太郎

「重力ピエロ」なんかも村上ファンとしては面白いかもしれないけど、まあ、SFっぽいものってことで。

 

宮部みゆき

日本の超有名作家という位置づけで。基本的にミステリー作家として認知されてるけど、時代物や、ファンタジーなんかも書くよということで、これ。「蒲生邸事件」なんかも話題に出てました

乙一

「ジャンプの新人賞出身です。知ってる、ジャンプ?」 外人さん、みんなジャンプは知ってる見たいです。

谷川流

乙一の流れで、ラノベへ。マンガが受け入れられた流れで、ラノベも海外でヒットしないかなーというのは考えられてるようです。うーむ、どうなんだろうねえ

川端祐人

大森さんは「僕はrecommendしないよ」だそうですが

長島有

あんまり訳されてるものないよね・・・という話の流れから。大江健三郎賞受賞すると訳してもらえるんだよねーと

うーむ、このセッションは全然SFじゃないな(笑)

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[Nippon2007]114418 恒星間旅行

恒星間旅行に関するスライド・プレゼンテーション

SF作家でもあり、空軍でホントに恒星間旅行の研究もしていたデイヴィッド・ノードリーさんによる、真面目な恒星間旅行についてのプレゼンです。

さて、恒星間旅行というからには、近所の星までいくわけです。しかし、そこはそれ、一番近いアルファ・ケンタウリでも4光年ちょっとあるわけですから、おいそれと行くわけにはいきません。どうやっていくか。

「ちなみに、片道切符になったとしても、自分は行ってみたいという人はどれぐらい居ますか?」

会場の半分ぐらいが手を挙げました。もちろん、私もあげました。

「ボランティアの人材には困らないようですね」

人柱の間違いかな?(笑)

さて、まず恒星間旅行をするには、宇宙船を光速の何パーセントかぐらいまで加速しなければいけません。それに必要なエネルギーは膨大で、ゼタジュールオーダーになります。1980年頃の全世界で1年間に使用したエネルギーがだいたい1ゼタジュールぐらいだそうですから、恒星間旅行ができるころの世の中の経済というのは今とは桁違いの大きさになっていることが前提です。7.5ゼタジュールぐらいのエネルギーが使えれば、1Gで半年加速、半年減速ぐらいでお隣さんまではいけます。

そのエネルギーをどうやって得るかですが、太陽電池と自分たちをつくるロボットを作り、どんどん自己複製をしながら発電所を作ってもらいます。40年ぐらいかけると、50万kmぐらいの大きさの、ダイソン球の3×10-{-6}ぐらいのものが出来ると。小惑星まるまるいっこぐらい使い切りますね。

で、そのエネルギーでロケットを飛ばすんですが、エネルギーの使い方として

  • 核パルスエンジン
  • 反物質エンジン
  • ラムジェット

なんてのがありますな。下は反物質エンジンを使ったロケットのスライド

P1000871

でも、上の3つはいろんな理由であんまりよろしくない。というか、作ったエネルギーを持って行くんじゃなくて送ってやった方がいいわけです。そこで

  • マイクロウェーブを送り、受け取って電源として使う<=推進剤はやっぱり持って行く必要がある
  • 光を送り、光子圧で押す<=エネルギー効率が悪い
  • 荷電粒子を送って、それで押す

ノードリーさんとしては荷電粒子を推していて、送るのもナノテクで作った粒子でホーミングさせることができるようなものを考えているみたいです。なるほど、絞ってやる必要はないわけですね。でも、欠点もあって、減速は出来ません(笑)。下は、昔、そのためのロケットのデザインを考えたときのものらしいです。

P1000872

他にも、恒星間旅行が当たり前になった時代の人類や文明に関する考察などもありました。大入り満員。通訳がちゃんとついていたのでよくわかりました(というか、通訳なしでは辛い)。うーん、いきなりSF大会っぽいぞぉ

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ワールドコンに来てます

ここはパシフィコ横浜。やってきました、ワールドコン Nippon2007。ちなみに、ワールドコムではありません。それはなんか悪いことやって潰れたアメリカの通信会社です(笑)

P1000868

しょぼい写真だな(笑)。まあ、えらそうに言っても、やってることはいい大人の文化祭です。みんなでいろんな企画を考えて、みんなで楽しむ。純粋な参加者よりも何らかの企画に携わってる人のほうが多いんじゃないか(海外参加者は明らかにそうらしいです)というような感じです。私はもちろん、純粋な参加者なわけですが。

そんなわけで、同じオタクの集まりといってもコミケなんかとは全然雰囲気が違います。そもそも、参加者の年齢層が違う(笑)。こっちは白髪交じりの人が3割という感じです。参加費高いもん。私は事前登録したので5日間通しで26,000円ですが、当日の入場料は5日通しで34,000円。土日の1日参加券でも20,000円。そんな意味でもかなりオトナな遊びです。

さて、今日は初日でしかも平日ということもあって、人もほどほど。外人さんの比率が高いですね。3割ぐらいは外人さんのようです。丁度、13時頃についてレジストレーションに30分ほどかかったので13時からの企画は見逃しました。いやー、寝坊しちゃって(笑)

企画のタイムテーブルはこちら

というわけで、ここ数日は私が見聞きした企画なんかを時間とPCのバッテリーが許す限り、紹介したいと思います。

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F1GP#12 トルコGP

ティルケ作のサーキットの中でも、ピカイチの評判のイスタンブール。楽しみにしていた割にはじみーなGPになってしまいましたが、まあそんなグランプリもあります。

今回のポイントは・・・いや、眠かったからよく覚えてません(笑)

 

それにしても、マッサはなかなか不思議ですね。すごく速いときと、いまいちしょーもないときの差が激しすぎ。まあ、今回は後ろがチームメイトってことで良かったのかもしれませんが。さすがにライコネンは、アロンソみたいにホイールをぶつけながら抜くようなことはしないので・・・で、後でライコネンはこんなコメント

最後に最速ラップタイムが出たのは、レース中ずっと他のマシンの後ろについて走るのに少し飽きたので、どのくらい速いか見せてやろうとおもったんだ

よくわからないですねえ、この人も。

アロンソも、今回はハイドフェルドに押さえられていいところなし。ハミルトンもきっちりとフェラーリの後を走ってたけど、トラブルで後退。リタイアせずに生き残るあたりが運がいいのかも。

というわけで、割とみんないいとこなしで終わった感じですな。ポイント差は詰まったのでまあ、よかったのかも

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いつまでもデブと思うなよ/岡田斗司夫

敬愛してやまない岡田斗司夫さんの新刊。いやー、岡田さんすごい痩せたんですよ。その経過と方法論は、すでに岡田さんのブログで語られています。「レコーディング・ダイエット」と名付けられたその方法は、非常に理系的。要するに、基礎代謝量以下にカロリーを抑えれば痩せる。それだけをやる。それだけを実戦する方法として、食べたモノと体重の遷移をすべてデータとして記録し、管理する。基本的にはそれだけ

それだけなんですが、さすがオタキング。単純にこの本、面白い

例えば、こんな描写。食べたいモノを我慢することも基本的にせずに、「要するにカロリーオーバーしないだけ食えばいい」ということでポテトチップも食べます。ただし、一袋食ってはイカンと。そもそも、自分は美味しいから食べてるのではなく、惰性で食ってるだけなんじゃないか?

そう考えた私は、その場で食べたい分以外は捨てることにしてみた。残りを取っておいても、湿気でまずくなるだけなので、すぐ捨てる。ポテチなんて高くないんだし、欲しくなったらまた新品を買って、バリバリと新鮮なのを食べれば良いんだ。

最初は、普通にゴミ箱に捨てていたけど、あとで拾って食べてしまうことが何度もあったので、ポテチの袋にじゃっと水を入れてから捨てることにした。

拾うなよ(笑)

いや、でも、私もやりかねんなあ。

また、どんなダイエットをしても停滞期でやってくる飢餓状態の苦しみを描写したところ。かなり笑えます。引用ちょっと長くなっちゃいますがご勘弁。

まず、強烈な飢餓感が襲ってくる。

(中略)

しかも、カロリー不足で体がホルモンなどのバランスもとりきれなくなっているらしく、精神的にも不安定になる。気力が萎え、気分も落ち込み気味になる。

今までなら、楽しくカロリーチェックしていたコンビニのお菓子棚も、「これも、これも、これも食べられない。もう一生、食べられないんじゃないだろうか。ここに売っているほとんどのものが一生食べられないなんて。こんなんで、生きている意味があるんだろうか」と、見ているだけで泣きたくなってくる。

いや、大げさな話ではない。私は本当に深夜営業のスーパーで、それも菓子パンの棚の前で泣いたことがある。大の大人、それも四八歳の中年男がメロンパンを見ながら涙を流すなんてコッケイ以外の何物でもない。私だって、こんな記憶は忘れたいし、ここに書きたくもない。

すげぇ、せつねぇ(笑)

最後に、この本が画期的なのはダイエットの終え方を書いている所かも知れないです。今までのダイエット法って痩せるまでの方法は書いてあるんだけど、どこで止めたらいいのか判らないんですよね。例えば、りんごだけ食って痩せたとして、いつりんごから卒業すればいいんでしょう?食生活を元に戻したら、おそらく体重も戻るわけです。このまま、一生、りんごだけ食って生きていくんでしょうか。

それは無理だ(笑)

そのあたりにも明解な説明があります。この本の一番良いところはそこかも知れないですね。

え?で、Tambourineもダイエットするのかって?どうでしょうねぇ・・・

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CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ/小寺 信良×津田 大介

ITmediaで良くコラムを書いている小寺さんのファンなので購入。

小寺さんと津田さんが、ネット社会、特にYouTube以降のコンテンツがいともたやすく共有される時代のコンテンツの在り方についていろいろな人達と対談しています。登場するのは

土屋 敏男(第2日本テレビ エグゼクティブ・ディレクター)
草場 大輔(東京MXテレビ 報道制作局ディレクター)
椎名 和夫(音楽家、実演家著作隣接権センター運営委員)
遠藤 靖幸(価格.com マーケティング部)
江渡 浩一郎(産業技術総合研究所 研究員)
西谷 清(SONY ビデオ事業本部長)
長谷川 裕(TBSラジオ「Life」プロデューサー)
中村 伊知哉(国際IT財団 専務理事)
松岡 正剛(編集工学研究所)

いろいろな知見が含まれていて、かつ、対談形式なので読みやすいので是非皆さんにも読んでもらいたいと思います。

一つ記録しておくと、Web2.0の時代に人間の持つ力が発揮されるのは1次的に生み出されたコンテンツを「編集」することで、紙の新聞や雑誌は無くなるかもしれないけど「編集者」というのは残るかもしれないし、電波の管理者としてのテレビ局はなくなるかもしれないけど、「演出」や「編集」は残るかもしれないということ。これだけブログが隆盛を極めていて、そこに見る価値のあるものが出来ているかの差は、ブログの管理者に「編集者」としての意識があるかどうかではないかという話題が出てきました。面白い観点だと思います。もしかしたら、これからの文字リテラシーは作文の能力ではなく、編集の能力に重きを置かれるのかもしれませんね

ま、書きっぱはよくないということかな<平たすぎです

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ナマコピラミッドって、なんだ?

日本産ナマコ、中国で空前のブーム 価格5年で5倍

(リンク)

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エヴァイッキミ

あれから、もう10年以上が経ったわけです

というわけで、届きました。エヴァのDVD。せっかくなので、見たことがないというYukaさんと一緒に、全話見ました。いやあ、苦行。18話あたりからは、1話見て、ちょっと休憩を繰り返しました。じゃないと心が持ちません。

21~24話以降のビデオフォーマット版も初めて見ました。興味深かったです。24話を見終わった後、Yukaさんは、「えっ、えっ?リリスって何?どゆこと?先見れば判る?」となってました。残念ながら、その望みは叶えられません

どこかで岡田斗司夫さんが言ってました。

「広げすぎて畳めなくなった大風呂敷をどうにかするには2つ方法がある。一つは、全部なかったことにすること。もう一つは、もっとすごい勢いで広げて光の速さを超えること」

まさに、エヴァはTV版のエンディングが前者、劇場版が後者です。劇場版を見たのは、10年前に劇場で見て以来ですが、いやあ、やっぱこれはいかんわ!もう、絵はすごいんだけど、なんのこっちゃさぱーりわからん

いや、実は、TV版と劇場版の26話ってやってることは全然違うけど、よく見ると提示してるテーマはあんまり変わって無いんですよね。何をどう解体するのかという表現の差に過ぎないんです。散々待たされてる間にTV版の26話は骨をしゃぶり尽くすまで解釈したので、劇場版を見たときにちらちらと「あ、ここはコレに対応するのか」というのは透けてみえましたから。でも、ストーリーの方は何がなにやらさぱーり。

けど、でも、みんなが求めてたのはアレじゃないってのは確かだよねえ・・・。もう、映像から庵野さんの「お前らの見たいものなんか出してたまるかー」という悪意が迸っていてすごいです。TV版もわざわざアニメーションを解体して、綾波のキャラも壊して・・・と悪意に満ちたことをやってるんだけど、でもまだなんとなく洒落っ気があった分、私は腹を抱えて笑いながら見たんだけど、劇場版はちょっとねえ・・・

で、これをリメイクって、どうすんだ?もっとも、10年経って、「これが一生オレの代表作としてついて回るのかよ!」と思ったら作り直したい庵野監督の気持ちもわからなくもないんだけど・・・。それは誰かに任せちゃったほうが良いんじゃないかな

しかし、すごいアニメであることはやっぱり間違いないです。タダのガンダムフリークだった私をオタクに変えた作品。何度見ても胸高鳴るシーンは沢山あるものなあ。見てない人には是非見て欲しい・・・けど、誰にでもは勧められないです。うむむ~

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散財してまふ

今年、最初の第九の練習に行ってきました。いやー、暑い。もうそれだけ。声出したらくらくらっときて、そのまま違う世界に行ってしまいそうでした

それはともかく、帰りに梅田の紀伊國屋書店に寄りました。大きな本屋さんに行くのが久しぶりだったのでぐるっと一周して、気になった本を数冊手に取りました。Amazonではなかなかこういう買い方は出来ませんからね。で、なぜかレジに持って行ったら1万6千円ほどになっていたり。ありゃりゃ

買ったのは以下です。また積ん読が増えるなあ

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ファイナルファンタジーXI -幸運の条件-/はせがわみやび

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22巻目。今回もアルとイーリスです。そいや、最近、ダグとリンちゃん、見かけませんねぇ・・・。あっちも好きなんですが

今回はコルセアをフィーチャー。2Hアビの解釈の仕方が面白かったです。

ま、取り立てて言うべきことも無いんですが、好きなので出たら買ってしまいます。ネタは幾らでもあると思うので(笑)、ずーっと続けてください。

ちなみに、最近、メテオリが準レギュラー(といっても、レギュラーはペタだけだって噂もあるからなあ。主役級だよなあ)のようになっていますが、オバカなキャラは使いやすいんでしょうね。で、今回、典型的墨魔道士であるメテオリと対を成すキャラとして、ガルカの暗黒騎士が登場しました。がははっ、こいつも馬鹿だ・・・ちなみに、私はヴァナではガルカの暗黒騎士です。あっはっは

これで、暗黒騎士は2人目か?作中で優遇されている方なのかな?(笑)

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狼と香辛料V/支倉凍砂

支倉さんは、ほんとに人が悪いなと思います。4巻の感想で、「マンネリになってきた気がするけど、マンネリ歓迎。もっと書いて」と書いたんですが、なんと5巻のテーマは、「マンネリ」だったりします。

ホロの故郷を探す旅なので、二人の旅には明確に終わりがあります。故郷に帰りたいと思いながらも、二人の旅がいつまでも続けばいいと願っているホロの気持ちは揺れて・・・。今が楽しすぎるから、この楽しさが摩耗していくことに耐えきれない。言ってみれば

いつまでも新婚でいたいの

とホロは言っちゃうわけですが(笑)、そこには人ならざるものとしてのホロの哀しみが表れていて、読んでいて切なくなってしまいました。私も恥ずかしながら我がことの様に今の気持ちを大事にしたいなと思うってこともあります。また、この物語はいつまでも続くわけじゃないんだよという作者から読者へのメッセージでもあるわけで、いつまでもいつまでもロレンスとホロのやりとりを見ていたい1ファンとしても切なくなってしまうわけです。

それはそれとして、この表紙のホロは可愛すぎです<しつこい

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Solaris 触ったこと無いなあ

米IBMとSun、Solaris OS販売で提携

米IBMと米Sun Microsystemsは8月16日(現地時間)、IBMがSunのSolaris OSの販売を行う契約を結んだと発表した。IBMが自社のx64サーバ製品とともにx86版Solarisを顧客ユーザーに提供していくことで、IBMの 販路を活用したSolaris拡販を行うのが狙い。Sunのハードウェアを取り扱うケースを除き、大手サーバベンダーが自社ハードウェアにSolaris をバンドルして販売を行うのは今回が初めてのケースとなる。金額や契約期間等の詳細は明らかにされていない。

ふむむ。個人的にはIBM System xを売るんならLinuxよりはSolarisの方がいいかもしれないなという気がします。もちろん、Windowsは論外ね。ぶっちゃけもう64bit OSじゃないとキツイです。1プロセスが数GBのメモリを持って行く時代は目の前で、64bitカーネルと64bitJDKを選んでおかないとどこでどんな制約が待ってるか判らないですもの。でも、さすがに64bitのWindowsはね・・・

Solarisは全然知らないんですよね。触るなら、最低でもファイルシステム周りとブートプロセスは勉強しないと。AIXとは全然違うんだろうなあ。あ、あと私、csh触れません(笑)

しかし、Sunもなかなかに微妙な立ち位置になってきたなあ・・・。IBMは今、競合してるのはHPでSunじゃないって認識なんですかねえ

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Twitter

とりあえず、アカウントは取ってみたM-TAMもTambourineも無かったので、Tumblerを取りました。

http://twitter.com/Tumbler

使い方によっては面白いと思うけど、まだじっけんちゅー

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東京湾大華火祭

Yukaさんに誘われて、東京湾大華火祭 に行ってきました。去年も誘われていて「Tambourineも浴衣で来るの!」と言われ浴衣を買いに行ったわけですが、去年は突然の雷雨で順延になり見ることが出来なかったのです。

というわけで、浴衣でおでかけ。去年、意地でも浴衣で出かけようとするYukaさんに付き合って200m先の駄菓子屋へ行っただけで足の指が痛くなった反省から、今年は下駄ではなく和装っぽく(ちょっとヤンキーっぽくも)見えるサンダルを用意。豊洲で、Yukaさんの友達と合流して4人で向かいます。

「オリンピックスタジアム建設予定地」の看板が立つ埋め立て地を歩いていくと、だだっ広い敷地にビニールシートを引いただけの会場へ。なるほど、座って見られるんですね。すばらしい。開始30分前ぐらいでしたが、会場の入りはおおよそ9割。なんとか空いてる場所をみつけて潜り込みました。

しかし、アスファルトの上にビニールシートを引いてあるだけだから、お尻が熱い。うーむ、ヒートアイランド現象ってコレのこと?

いや、ケツがミディアム・レアになろうが、花火が素晴らしかったことは間違いありません。私は座ってビールを飲みながら見られる花火大会も、場内アナウンスで作成者の名前が読み上げられる花火大会も、パンフレットが存在する花火大会も、1時間半に渡ってほぼ休み無く花火が打ち上げられ続ける花火大会も初めてです。つまり、こんな規模の花火大会が完全に初めてで、ただ、ただ圧倒

今の花火って、こんなにタイミングが計算できるものなの?同心球以外のものが出来るの?(20周年記念に"2" "0"って文字の花火が上がったYO!)ピンクや薄い青なんて出来るの?こんなに眩しくできるものなの!?

すげぇ

もしかしたら、私、ものすごく田舎ものなのかもしれない(笑)

そして、帰りはのんびりと歩いて月島へ移動。もんじゃで晩御飯。人生3度目のもんじゃです。今回は焼くのにも挑戦。いやあ、それにしてものんびりした食い物です。美味しかったけどね

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終戦の日

私はこの日がキライですが、必要な日だと思っています。

嫌いな理由は、日本中が一つの考え方に染まるからです。例えば「戦争の記憶を風化させてはいけない」という台詞。本当でしょうか?時間だけが癒すことができる傷や、赦すことができる罪だってあるんじゃないでしょうか?

必要だと思う理由は、日本は本質的に染まりやすい国であることを私に思い出させてくれるからです。そうやって思考を停止し、議論を止めたことが日本が戦争をした原因だと思っています。でも、お隣の国なんかを見ていると、日本だけがそうなのではないのかもしれないとも思いますけど。

高校一年生の時です。週に一度の現代社会の時間は変わっていました。1学期間ずっと原発不要論を先生から聞かされ続けました。先生は熱く語っていましたが、昼休み明けの5時間目の授業で、バスケの昼練を終えた私がその話を半分も聞いていなかったことは今でも間違いなく保証出来ます。

期末テストでは、原発についての意見を書かされました。意見って言っても、自分の中の原発に関する知識はほとんどがその先生に教わったことだけです。つまるところ、テストは「ちゃんと話、聞いていた?」ということに過ぎないわけです。必死に睡眠学習の効果を発揮して、なんとか規定の量をひねり出しました。

夏休みが明けて、テストを返却しながら先生は不機嫌でした。そして、先生はこう言い放ちました。

「君たち、これだけの人数がいてなぜ一人も原発賛成だと書いてくる人がいないんだ?若いくせに権力に従順すぎるんじゃないのか?」

ちょwwwwむりwwwwwwww

そう思ったものの、不思議とこの先生の暴言は心に響いているのでした。平和な国の民よ、従順さが国を滅ぼすことのないように祈ろう。

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まあ、売れているってことだろうな

Amazonからメール来た

ご注文時に予定して おりました発送予定日となっておりますが、まだ下記の商品の調達ができておりません。

  支倉 凍砂 (著) "狼と香辛料 5 (5) (電撃文庫 は)"

ありえなーい(T-T)

速攻でキャンセルして、近所の本屋さんで買いました。

ああ、この表紙・・・ホロかわいいよホロ

そう言えばアニメ化です。公式サイトもオープンしてます。あああ・・・キャラのイメージがちがーう・・・不安だー(T-T)

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今日の早川さん 発売日決定

↑リンク先を確認だ!

とりあえず、私の言えることは女の子は少しむっちりしていたほうがよい本好きの女の子は素敵だということです。たのしみら

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2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?/ひろゆき

この本も例によって新書のレベルを満たしていないんですが(というか、あとがきでひろゆきさん自身が「自分で書いてない」って言ってますしね^^;)、小飼弾さんとの対談だけはなかなか面白いです。でも、どちらかというとdankogaiが面白いんだと思うけど、うまく引き出されてますね。自分でも言っているようにひろゆきさん自身はあんまり世の中のこととか、世界の在り方とか、そーいうことに興味がないように思えるし、そう思ってる人の本が面白いわけはないわなと。

立ち読みで最後の方だけ読むのが吉かと。あんまりこんなしゃぶしゃぶの本が売れると思われても困る。

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リヴァースキス/佐野 しなの

主人公の性別が変わってしまうというのも、他人と体が入れ替わるというのもそれほど珍しい設定ではないです。この話では他人に自分の体が乗っ取られてしまい、その変わりに自分は女の子になってしまうのですが、まあ、亜種と言っても良いでしょう。ただ、変種を作ったというだけではなく、そのタネもちゃんと用意してあるところは好感。やりっ放しは良くないね。

とはいうものの、設定自体に目新しさはないし、この設定を使ってやってることが想像の範囲内を出ていないのは残念。読ませる筆力と、登場人物のキャラ立ては十分評価できます。電撃hp短編小説賞大賞受賞作?んー、それはちょっと賞のレベルを疑ってしまうなあ・・・。

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F1GP#11 ハンガリーGP

かつて、名勝負が・・・あんまり行われた記憶がないハンガリーGP。記憶に残っているところでは、昨年のホンダ第3期初優勝と、私が大好きなデイモン・ヒルが開幕戦で予選最下位だったカーナンバー1のアロウズ・ヤマハがあやうく(^^;)優勝しかけた97年ぐらいでしょうか。サーキットもモナコに次いで低速で抜きづらく、ただの「パレード」になってしまいがち。給油タイミングでの追い越しがあるとはいえ、予選グリッドが重要であることには変わりありません。

さて、今回のポイントは

  • セナ・プロの再来!?対立のマクラーレン・デュオ
  • さりげなく、逆転。こちらはどうなの、ライコネンとマッサ
  • 復活のトヨタと、泥沼のホンダ
  • おかえり、左近

といったところでしょうか。

何はともあれ、このGPの注目は予選でのアロンソによるハミルトンのアタック妨害です。まず、言いたいのはこの件にFIAは口出しするな!ってことですよ。2人のドライバーを1つのチームが走らせている以上、そこに戦略が生まれるのは当然のこと。今回の件に関しては、あからさまにハミルトンのピットストップを邪魔したアロンソを非難する声も、実は先にチームの指示に従わなかったとされるハミルトンを非難する声もありますが、これはあくまでチーム内でのゴタゴタ。もちろん、そのことが実際のレース結果に影響して、観客やスポンサーからぶーぶー言われるんだろうってことは判りますが、そこは断固としてはねのけるべきです。

今回の件は、あからさまなチームオーダーによる順位操作をやっていて非難されたフェラーリに対する対応からの流れとしてあるわけですが、こういうスポーツマンシップに関わるものにはFIAが毎回毎回、恣意的なペナルティを出すのは非常に良くないことだと思います。どれだけのペナルティを誰に課すかは、FIAのさじ加減なんですから、こっちのほうがよっぽどスポーツマンシップに反した行為です。「F1の品位を落とした」ってのがペナルティの理由らしいですが、どのツラさげて・・・といった感じですよね。今に始まったことじゃ無いですが。それにしても、コンストラクターズに対する15ポイントの剥奪は大きいなあ。

考えてみれば、選手権をリードするチームで実力が伯仲するチームメイトというのも久しぶりじゃないですかね。ピケ、マンセル、プロスト、セナという4人の実力伯仲のトップドライバーがいた時代にはトップチームにこのうちの2人が在籍するってこともままありましたが、94年以降の「シューマッハ専制時代」にはチームメイト同士のチャンピオン争いはほとんどありませんでした。普通に考えて今年のマクラーレンも2年連続チャンピオンとルーキーなんだから問題になるわけはないのですが・・・。史上初のルーキーチャンピオンに期待するのも判りますが、変な介入は止めてもらいたいです。

実は、チーム内に同じ構図を抱えているのがフェラーリ。チームをよく知る若手と移籍してきた名の轟くトップドライバーという点ではアロンソとハミルトン、ライコネンとマッサの関係は似ています。今回はトラブルがマッサの側に出てついにライコネンがマッサのポイントを逆転しましたが、この二人もここまで伯仲するとは思ってませんでした。でも、やっぱり最終的にはライコネンが上に来るんだろうなあ。フェラーリもチャンピオンを狙うんならそろそろリソースを一人に集中させないといかんと思うけど、今の状況だと難しいでしょうね。

さて、終盤に来てトヨタが上り調子です。マシンが調子がいいと自分の調子も上がってくる気分屋ラルフが堅実トゥルーリの結果を上回りはじめたのが何よりの証拠。今年は日本GPが初めての富士開催だけに意地もあるんでしょう。反対に泥沼なのが、ホンダ。もう今年のマシンは捨てたんでしょうか?きっぱりとビリです。アグリはおろか、スパイカーにすら抜かれてます。いやあ、何をどう失敗したらここまで落ちるのか・・・。F1って怖いですねえ。

というわけで、ホンダより速いスパイカーに乗って復活の山本左近(笑)。はっきりいって、予選も遅いし、決勝はあっという間にリタイア。大丈夫かいな・・・シートも全然あってないなどいろいろと事情はあるにせよ、ちょっとね・・・。しかし、見こまれてシートを勝ち取ったわけです。噂によると去年の最終戦のパフォーマンスが印象的だったからとか。嬉しい話じゃないですか。次からBスペックマシンということで、頑張って欲しいですね

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魔法の老女プリンシア (スレイヤーズすぺしゃる 29)/神坂一

ついつい読んじゃうスレイヤーズ。

毎回よくアホなことを考えるなあと思いますが、あとがきによると、「最近はアレな犯罪も多いから、幼児のように見えてもこのキャラクターは18歳とか実は何百歳とか、そういうそういう設定を持ったキャラが流行っている。そういうキャラから「幼児」の部分抜いてみた」んだそうです(笑)

まあ、相変わらずで、よい(^-^)

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ワールドコン、企画一覧

もー、いーくつねーるとー世界SF大会!。たのしみ~

企画名称一覧が出てますねー。眺めてみましょう

> SF寄席2007 -原子怪物ガニラ-

なんだこりゃ(笑)

> 早川書房協賛企画
>   「星界の伝説(仮)」
>   「ダーティペアの大破壊(仮)」
>   「グイン・サーガは何を描いてきたか(仮)」

ああ、どれも読んでません・・・

> 男の子はなぜ飛行機をつくるのか(仮) -オープンスカイプロジェクト-

これはポスペの人がナウシカのメーヴェを作ってる奴ですね

> 日本刀つくり(仮)

勝手に作ったら捕まります(笑)

> デイヴィッド・ブリンの朗読会(折紙付)

デイヴィッド・ブリンが朗読するんでしょうか?

> クリンゴン語講座 Klingon: The Fast Growing Language in the Galaxy

来た!あるとおもった(笑)

> 偉大なるスペースオペラ Great Space Opera
>
> あなたの世界の歴史 The History of _Your_ World
>
> 元CSIによる科学捜査の実態 Forensic Science - On TV and Elsewhere
>
> 特異点:創作講座 The Singularity: How to write about it

この辺は、SF大会っぽいですな

> クォークを飛び越えろ Jumping the Quark
>
> バイオ技術の倫理 The Ethical Issues of Biotechnology
>
> 食物連鎖の制御 Managing the Food Chain

すげえマジメだ

> このぺてん師が!本当の科学?誰がそんなもの必要としている? Bah Humbug! Real Science? Who needs it?

と思ったら、フマジメだ(笑)

> ボーグになろうよ Towards Being Borg

なってどうすんだよ!

> 宇宙観光事業 Space Tourism

面白そうだな

> 非人間創作講座 Writing Non-Human Characters

「長門は俺の嫁」な人の集まり?

> ジョージ・武井本人によるブロマイド販売・サイン会

おお、ミスター加藤が来るのか!

> 田中芳樹の全仕事

銀英伝しか知りません(笑)

> ギボギボ90分

なんだこりゃ?・・・ぎぼあいこか!

> 「さよならジュピター」リメイク推進委員会

まだ諦めきれない人達が?(笑)

> ヲタクエクスプレス 東京発モスクワ行き

全然意味がわかんない(笑)

> 『ゴジラ』から『日本沈没』まで ――現代日本SF展望・パート1
>
> SFワンダーランド ――――現代日本SF展望・パート2

ああ、この辺は普通に楽しみだ

> おたくスタディーズ

んー、誰がやるのかな?あ、東浩紀さん?聞きたい!

> サイエンスとサイエンスフィクションの最前線、そして未来へ!
>
> ハードSFの楽しみ
>
> 子供のためのSF教室
>
> エンタの神様は沈黙せず
>
> SF系必殺技研究所

この辺りもいい感じだなあ

> SFセミナー企画1(ジュブナイル(ラノベ))
>
> SFセミナー企画2(テッド・チャンインタビュー)
>
> SFセミナー企画3(テリー・プラチェットパネル)

(オタクの)教養が高まりそうです。テッド・チャン!

> 海底牧場707番地-正しい氷河期の起こし方

これで温暖化もだいじょ・・・あれ?

> 宇宙船レッド・ドワーフ号 Sleeping Quarters

好きな人は好きだよね、これ

> 机上理論学会

あああ、こういう素朴なタイトルが好き

> 日本におけるトールキンの翻訳について
>
> ペリー・ローダン夏期講座

興味ある人はあるんじゃない?私?ない!(笑)

> あぶない軍事とSF雑学講座 ~「MOON LIGHT MILE(ムーンライトマイル)」はどこまで真実か~

ああ、読んでないっす~・・・

> イグノーベル賞受賞記念・ドクター中松の大発明

ホントに発明したんでしょうか?醤油ちゅるちゅるしかしらないぞ

> クソゲーライブ2007 It's Crazy & Funny Games!

なんだこれー?

> 涼宮ハルヒ「ハレ晴れユカイ」を踊ろう!

え、やっぱ覚えて行かないとダメ?

> テルミン

あ、これはたぶん菊池先生だな(笑)

> 萌え株講座世界へ

なんだろう???

> 第6回日本(第1回世界)SFファンタジー山岳会・気功トレーニング

アホだ(笑)

ああー、楽しみすぎるぅ~

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トラヴェリング・ウィルベリーズ・コレクション

今はなきジョージ・ハリスンがソロのB面を作るときに、周りにいた友達に声をかけてユニットで一曲作ったのがきっかけで結成されたのがトラヴェリング・ウィルベリーズ。

私が音楽を聴き始めるきっかけは、小6の時にマイケル・ジャクソンが来日したことでしたが、すぐにビートルズを聞き始め、中学生ぐらいのころはFM雑誌(ってのがあったんですよ、昔は!)を買い漁っていました。そんなころに聞いたアルバムです。

当然、当時からトラヴェリング・ウィルベリーズはジョージ・ハリスンのソロプロジェクトとして騒がれていたんですが、私と来たら他のメンツは誰一人として知らず、ボブ・ディランもこれがきっかけで聞くようになった覚えがあります。いやぁ、懐かしい。そして、今聞いても格好いいなあ。もう、メンバーのうち、2人までが死んじゃってるわけですけど(笑)

気になって調べたら、残りの3人はちゃんと生きてますね・・・というか、ボブ・ディランなんて今年のグラミー賞を取ってるじゃないですか(爆)

失礼いたしました

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秒速5センチメートル

新海誠監督の最新作。たった一人でこれほどのクオリティのアニメーションを作ることができるんだということが、まず驚きを与えた「ほしのこえ」。そして、その「ほしのこえ」を作った監督の初の長編作品として評判になった「雲のむこう、約束の場所」。そして、新海誠監督の知名度がある程度(アニメファンの間では)の定着を見せた上で、その手法や業界内での特異な位置をいったん評価の対象から抜いた上で、本当の意味での新海監督の世界が問われることになったのが、今作の「秒速5センチメートル」ではないでしょうか。

・・・と、業界の俯瞰を訳知り顔で書いてみたわけですが、実は「ほしのこえ」も「雲のむこう~」も見ていないのでした。わはは。いや、そのうち見なければ・・・と思っていたんですが。でも、なぜかこの「秒速5センチメートル」というタイトルには、新海監督の"色気なしの部分"を感じて、思わずDVDを買ってしまったわけです。色気というのは、SFの部分であったりとか、あからさまにセカイ系なところだったりです。

さて、この作品は山崎まさよしさんの"One more time, One more chance"という曲が主題歌ですが、この作品にとってこの曲は単なる主題歌以上の意味を持っています。"One more time~"は1997年の曲です。今から、丁度10年前の曲。私が山崎まさよしの存在を知った曲でもあります。

「いつでも探しているよ。どっかに君の姿を。隣のホーム、路地裏の窓。こんなとこにいるはずもないのに」。誰かを好きになってその気持ちを拭えないままに別れた人なら誰でも、つまり、世界中の誰でも、この曲に共感を覚えない人はいないと思います。ふと街で顔を上げたときに目に入った後ろ姿に、まさかと思いながらも彼女ではないことを確認しに追い越してみる。きまった髪型の女性を見かける度に、自分のなかで期待している顔があることに気づく。曲のすばらしさもさることながら、歌詞の世界が持つせつなさに身を震わせて感動したことを覚えています。そして、決して幸せな世界の曲ではないですよね。

「秒速5センチメートル」は、3話の短編作品を束ねた構成になっているのですが、このうち、第三話「秒速5センチメートル」は、ほぼ前編が"One more time~"のPVと言ってもいい構成になっています。したがって、第三話はストーリーもほとんどなく、"One more time~"の曲にあわせて、ただひたすら曲の持つ世界がモンタージュで展開されます。そして、主人公はどういう人生を送り、何を得て何を捨て、何をすり切らせ切った上で、誰の姿をどこに追い求めているか。それを説明するために、わざわざ、第一話「桜花抄」、第二話「コスモナウト」が存在する。そんな構成になっています。

結局のところ、"One more time~"の世界、いや、"One more time~"を聞いて私たちが共感し、切なくなるその感情というのは、ちょっとみっともないものです。特に、30過ぎの独身男の場合は間違いなくそうです(笑)。山崎まさよしは「奇跡がもしも起こるなら」と歌いますが、奇跡的に自分の心に住むその相手に街で偶然出会えたとしても。

「そしてある朝、かつてあれ程までに真剣で切実だった想いが、きれいに失われていることに僕は気づき、もう限界だと知ったとき、会社を辞めた」

その想いは失われているが故に、自分を苦しめるのでしょう。あー、後ろ向きだねぇ(笑)

結局の所、"One more time~"へのオマージュとそのための最大公約数的なベタな物語があるだけなので、ストーリーや設定的に見るべき所は余りありません。ただし、ベタをベタに丁寧に、点描のごとく、楷書のごとく、デコレーションケーキのごとく、巧みの演出が描き切ります。この演出力は並大抵じゃないです。カットの切り方、カメラの回り込み方、パンアップの角度、雪の落ち方、画面の明るさの変化、すべてがカンペキ。その膨大な演出力が、最後に山崎まさよしの歌声に収束していく快感は、圧巻といえるでしょう。新海誠、恐るべし。

ただし、これまで指摘されて来ている作家としての「世界観の小ささ」、ま、つまりセカイ系ってことですけど、それは課題として残ったままでしょう。でも、あくまで課題。この作品の欠点ではないです。この監督の才能の元で懐の大きな作品を見てみたいという願望と言ってもいいかも知れません。それはもしかして、新海監督が他の才能と共に作品を作ったり、何らかの制限の下での制作(例えば、スポンサーにオモチャ会社がついたロボットものを作るとか)であったりするときに産まれるのかも知れません。ただ、私としては、このセンスが失われてしまうのもイヤですけど。うーん・・・あらゆる意味で、次回作にも多大な期待を持ってしまいます。

ちなみに、まだ限定生産版の特典ディスクはみていません。封入されていた劇場フィルムのカットはこの場面でした。

Cap015

綺麗ですねー

(追記):超映画批評でも高い評価をされていたんですけど、

『秒速5センチメートル』は、かつて愛した女性をいまでも忘れられないすべての男性にオススメする、日本アニメの傑作。男は女よりずっとロマンチストであ り、センチメンタルなもの。仲良しの女の子へ久々にメールしたらあて先不明で戻ってきたとき、そんなことを考える私のような人は、本作を見てそのせつなさ にぜひ涙してほしい。

そうか、女の子にはわからないのかもしれないなー。

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX DVD-BOX

ついにBOXがでました。もちろん買いました。1話3000円もする通常のリリースじゃちょっと手がでませんが、かなりお手頃になりましたからね。Amazonで25%引きで3万ちょい。安いですな。

このシリーズは、なんといっても「笑い男」。笑い男事件が、特A級ハッカーによって行われ、実は裏に隠された疑獄事件を暴く正義感に満ちた事件であり、それに巻き込まれた9課の面々もプロの顔を捨てないながら、シニカルな視線ではなく熱い眼差しで巨悪を暴く。最後の数話は、実はかなり浪速節な展開でそんな熱い9課が見られるのがS.A.C第1シリーズの魅力です。

しかし、この最後の数話の印象が強かったからか、全12話ぐらいに思ってました。24話のシリーズなんですね。1度きりしか見ていない話もあって、見応えたっぷりです。

それにしても、やはりS.A.C#1は画期的でした。そのことは、後にこんなものを作る人があらわれることでも判ります。珠玉のSFアニメ。見てない人は偏見を捨てて是非見るべきです。

惜しむらくは、単体版に入っていたSupplement(スタッフインタビューなどの巻末特典映像)がないことですね。

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翻訳夜話2 サリンジャー戦記/ 村上 春樹, 柴田 元幸

翻訳夜話」に続き、今度は村上春樹が訳した「キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)」について、村上・柴田コンビが語りまくり。

前作の「翻訳夜話」はかなり、翻訳とはなにかという面に力点を置いた対談だったんですが、今度はサリンジャーとホールデンについて、文学批評的な側面が増えてます。相変わらず示唆に富んでますが、「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読んでないとよくわからないかもしれません。

ちなみに私は、村上春樹訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」、持ってます。読んでません。いや、途中で挫折しちゃって・・・。私、嫌いな小説として、ヘッセの「車輪の下」ってのがあるんですが、あれと同じような苦手さを感じます。要するに、うじうじすんなーと(笑)

まあ、でも、読みますよ・・・そのうち(笑)

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BSアニメ夜話 05 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」

BSアニメ夜話本のシリーズ5冊目は、「モーレツ!オトナ帝国」です。

その昔、私が敬愛してやまないオタキング岡田斗司夫、と学会の山本会長、熱いアニソンを作らせたら右に出るモノはない田中公平先生の3人が「hm3」という声優雑誌で、「史上最強のオタク座談会」というコーナーをやってました。あまりに3人で酷いことを語りまくるので、途中から「あんたはアニメ業界で仕事してるんだから、ヤバすぎるのでやめなさい」と周囲からの強い声で公平先生はレギュラーから外れ(笑)、その後は、オタキングと山本会長の2人と、毎回ゲストを呼んでトークするという形式になりました。

で、その座談会のゲストとして、「オトナ帝国」の原恵一監督が呼ばれる回がありました。

そこで、オタキングと山本会長はその年のクレヨンしんちゃんの劇場版である「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」をベタ褒め。もともとオタキングは万博マニアなこともあって、かなり突っ込んで濃いトークが繰り広げられます。

それまで、クレヨンしんちゃんなんてマンガもテレビも見たことなかったわけで(あ、いまだにないか)、完全に守備範囲外だったんですが、この「オトナ帝国」だけはレンタルして見てみました

泣きました

素晴らしかった。断言できるのは、もし、私が結婚して子供がいたとしたら、号泣だったに違いありません。押されたツボのポイントとしては「流星ワゴン」と同じところでしたからね。せがまれて子供連れで映画館に来たお父さんが不意打ちでこの話を見たらどんな悲惨なことになるか、想像するとなんとも切ない感じです。だって、子供連れてきてたら泣けないよなあ。

というわけで、アニメ夜話でも唐沢俊一が「これは私のためのモノだから、人には見せたくない」と言ってみたり、岡田さんが「これは、希望の未来に進む20世紀というノスタルジーと幸せな家族というノスタルジーの対立なんだ」と熱く語ってみたり(放映ではメッチャ、カットされちゃってるみたいですけど^^;;)。出演者のテンションもかなり高めです。間違いなく、アニメ史に残る名作。見てない人(ま、見てる人の方が少ないと思うけど)は是非。

ちなみに、次はのアニメ夜話本は「ヤッターマン」だそうです。あー、びみょ

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