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カキフライ理論

翻訳夜話」の中で、ハルキさんは「カキフライ理論」というのを展開してます。 文章の説得力に語彙の量は関係ないという話の流れがあり、「自分について原稿用紙3枚で書けと言われたらどうしますか」というメールでの質問に対する答えでこんなことを言ってます。

確かにそうなんですよ。原稿用紙三枚で自分のことなんか書けるわけないですよ。プロだって書けない。ただ、そういうとき、僕はいつも言うんだけど、「カキフライについて書きなさい」と。
(中略)
好きなものなら何でもいいんだけどね。
(中略)
自分とカキフライの間の距離を書くことによって、自分を表現できると思う。それには、語彙はあんまり必要じゃないんですよね。いちばん必要なのは、別の視点を持ってくること

コレを読んで、某所で私が書いた「読書感想文の課題を手っ取り早くすませるコツ」を思い出しました。せっかくなので再掲しときましょ

私も、本を読むのは大好きなのに子供の頃、読書感想文を書くのがニガテでした。でもそれは、小生意気にも「評論」をしようとしているからだと気づきました。書くのは感想文です。思ったことを書けばいいのです

というわけで、まず、その本に関係あろうがなかろうが、与えられた枚数、好きなことを書きます。そして、最後に1文付け加えるのです

「この本を読んで、私はこんなことを考えさせられた」

ほら、どんな文章もこれで感想文。どんな感想を持つかどうかは、人に左右されることはないのです。堂々と行きましょう。

それに、ちゃんと本を読んで書けば、まあ、まったく無関係なものにはならないものだし、読まないで書いても、本によっては勝手に関係がついたりするものです。

あ、いい点とるコツは別です。その辺は道徳というか、相手(読み手)の期待してるものは何か読み取るという別な能力が要ります

結局、どっちも同じようなことを言ってるわけですな。正面からそのテーマに挑んでもダメってことですよね。私も今後、読書感想文のコツについて、「カキフライと私」について書いてから、「この本を読んで、私はこんなことを考えさせられた」を書くように説明しましょう(笑)

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Comments

これ、面白いな。私もいまいちなお題を頂いたら、プリンと私とか好きなことを自由に書こう。どうせ書くなら自分が書いて楽しいことを書くのがいいし、楽しんで書く中にこそ宿るものもあるのさ。

・・・なんてことを、このエントリをみて思ったw

Posted by: yuka | December 19, 2006 at 11:48 PM

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