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物語の大きさ


2週間程前、幕張に出張に行ったついでにドック(仮名)と、飲みに行きました。平日で、あまり時間もとれなかったのでドックが便利のいい自由が丘近辺でということで、銀魚というお店に。15席ほどのこぢんまりとしたお店で、お料理の味も素晴らしい。お刺身も美味しかったし、お酒も美味しかった。日本酒を頼むと、竹筒で作った容器に入ってきて、お猪口を選ばせてくれるのが楽しい。なんてことはない料理だけど、空豆の網焼きと百合根のホイル焼きが印象的でした。

百合根なんて、お正月か茶碗蒸しに入っているのしか食べませんからね。百合根のホイル焼きは、あの百合根の剥いた一片一片がアルミホイルのなかに敷き詰められ、バターで蒸し焼きにした感じ。二人でつまみながら、カウンターに置いてあるでっかい百合根の塊をみて、

「これ、あの塊のうちのどれぐらいなんやろ?」
-わからへん。1/4ぐらいかなあ
「もっかい頼んでみたら、あそこに置いてあるの減るんちゃう?そしたらわかるかも」

うん?もしかして、気に入った?(笑)

いろいろと、とりとめも無い話をしていたんですが、「また、誰もつき合ってくれそうにない映画を見に行くときは、誘うね」という迷惑な話をしている流れで、何度かドックから「あの映画は大画面で観る必要はない」という話が出ました。

良く聞く意見ではありますよね。では、どういう映画は映画館で観る価値があるんでしょう?裏を返せば、どんな話を映画にするべきなんでしょう。ドックは「やっぱ大事件じゃないと。地球が滅ぶとか、そういうスケール感がないとちょっと」と言います。なるほど。そういう意味では、男女が出会い、出会っただけの「Lost in Translation」は退屈だったワケですな。すまんねえ(笑)

ただ、私なんかはそんな大きな物語に興味はなかったりするわけです。国が滅びよーが、地球が滅びよーが、銀河が混乱に陥れられよーが、自分の抱えてる問題には関係ないわけですよ、ぶっちゃけ。それよりは、「Lost in Translation」に描かれている孤独のほうが、自分には身近で深刻な問題だし、よっぽど興味があるんです。

ただ、それと「大画面・大音響」で観る必要性とは違うかもしれないですけどね。でも、映画館に行く目的って、そのためだけなのかな?

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Comments

う~す。休出おつかれ。
映画館に見に行くならデートか、SFX超大作ということでないの?
暗い映画館なら明らかなCGもワイヤーも違和感ないからなぁ。(笑
後は良い音響を楽しみたいときか。
ワーナーがとうとうDVD1作1,000円切っちまったもので何本か買ってきました。急いで観る気はないものでますます映画館には行かなくなりそうです。

Posted by: こ | March 27, 2005 at 04:18 PM

うーん、そう思う?要するに「映画館に行く目的って、そのためだけなのかな」ってそういう疑問の提示なんだけど。例えば、自分以外誰もいない映画館で観るのと、満員の映画館で観るのと、映画は違うだろうか・・・とかね

Posted by: Tam | March 27, 2005 at 10:35 PM

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