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ビーストウォーズ リターンズ


かつて、「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ」という番組がありまして、この「トランスフォーマー」という作品はもともと日本のおもちゃを題材にアメリカで作られたアニメなんですが、日米それぞれでシリーズ化されてます。どういうわけか、日本で作られた「トランスフォーマー」はことごとく駄作なんですが(笑)。ひとつには、トランスフォーマーというドラマと、日本のアニメ制作のシステムがあわないってことがあるんですけど・・・って言うか、あっさりいうと、トランスフォームするところをバンク(毎回同じ映像を使いまわすこと)にするからダメなんだけど(笑)

で、「ビーストウォーズ」は久しぶりに向こうで作られたトランスフォーマーの日本での放映でした。高まる期待・・・え、フルCGなの??もっと高まる不安(笑)

もともとの「ビーストウォーズ」はわりとシリアスなドラマだったりするんだけど、日本で放映するときは夕方5時台の放送だから、ターゲットは幼稚園児。でも、幼稚園児がこのハードなドラマとじぇんじぇんかわいくないとっつきにくいキャラを好きになってくれるかどうか・・・。音響監督の岩浪さんは考えた。どう考えたかは、ここを見てもらうとして、要するに、

  • 台詞でキャラを立てる。「~じゃん」「~なんだな」と各キャラの台詞に語尾の特徴を決めちゃう。蜂は「ぶ~ん、○○なんだぶ~ん」としゃべる
  • とにかくたくさんしゃべる。キャラが映っているときは、オリジナルに無くてもしゃべる(必然的にストーリーに関係ない台詞、ギャグが増える)
  • 敵、味方含めて親しみやすいキャラにする。敵も味方もボケる。ツッコむ

こんな方針になったらしい

出演声優は、主役の子安武人さん、敵のボスの千葉繁さんを筆頭にベテラン揃い。日本の声優はすごい。アニメファン以外には知られてないが、しろみ・線録りでのアフレコなんて職人芸です。その人達が、完全に絵がついたもので「自由にやってください」というと、ここまで出来るのかというものになります。その甲斐あって、ビーストウォーズは、子供達の間でそれなりのヒットになりました。

・・・が、しかし

あまりに役者の自由度が高まり、脚本にはだんだん「おまかせ」「フリートーク」「高木、なにか面白いことを言う」と言った記述が増え(想像^^;)、役者はどんどんネタに詰まり、千葉繁は暴走します。すさまじいアドリブの応酬は子供達だけでなく、大人もハラハラさせるすごい世界に入り、全54話を放送し終わったときには知る人ぞ知る伝説の番組になっていました。「声優ファン、必見」。おかしいぞ、幼児向け番組なのに(笑)

そして、アメリカで作られた続編が、ついに日本上陸。待望の日本語版作成です。それが「リターンズ」。放送枠はタカラのモバイル放送(なんだかよくわからない)。つまり、地上波放送で幼児向けという枠組みはなくなったわけです。その結果・・・

ああ、もうなんだかわからない世界に(笑)

いったい、一話にどれだけのパロディーが含まれているのか、数えるのが大変なぐらいです。いや、ちゃんとみるとビーストウォーズって物語はかなり面白くて、さらに、オリジナルシリーズとの意外な絡みもあり(ゲストにスター・スクリームやカセットロンがでてくると聞いたら、おおーって人もいるでしょ?「メタルス」ではでてきますよ)、ファンはちゃんと構えてストーリーを堪能も出来ます。でも、それ以上に、この豪華声優陣の「悪のりっぷり」を楽しまなきゃ、損ですよ!

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Comments

初めまして、びーふぁ。と言う者です。ビーストウォーズシリーズはCG版が特にぶっ飛んでますよねw『子供への分かりやすさ』を優先した結果、こうなってしまったという。しまいにはタカトミがアドリブ推しに走ったというのがなんとも、、、、。wそこはストーリーとキャラクターも推すべきな気がしてなりません。しかし、やっぱり和製は駄作扱いなのかしらん。MFとかVらへんは勇者シリーズへの橋渡し感があって、良いとは思ってますがねぇ、、、、。価値観の違いは仕方の無いことですが、日本は日本なりに頑張っていると思いたいです。突然失礼いたしました。では。

Posted by: えっ、駄作!? | February 17, 2016 at 02:45 PM

コメントありがとうございます。10年前の記事になっちゃいましたね。「日本のトランスフォーマーは駄作か」。いやあ、そこ「日本の」いりますか?って話かもしれないし(笑)。むはは。

昨年、QトランスフォーマーというトランスフォーマーのチョロQ版が出たときにミニアニメが作られました。第1シーズンはゲーム「コンボイの謎」がクソゲーだったというネタでしたが、第2シーズンはトランスフォーマーシリーズを振り返ってダメだしするというネタでした。なんだか日米まんべんなくこき下ろしてたような気がします。ビーストウォーズ以外。

それまで全シリーズにダメだししてたロックダウンが、「まあ、ビーストウォーズはいいんじゃないか」といって、みんなが「えっ!?」となるってネタになってました。それでもリターンズはダメだろって言われてましたけど(笑)。

まあ、駄作だから評価すべき点がないとか、駄作だから好きじゃいけないとかいうことはないです。駄菓子も駄洒落も褒められないかもしれないけど、好きでもちろん構わないわけでして。でも、たぶん褒めるべきアニメじゃないですよね。文句言いつつ、それでも愛はある・・・的な、そういうものかと。

でも、確かに勇者シリーズへのつながりはポイントかもしれないですね。あまりトランスフォーマーと勇者シリーズを結びつけて語っている言説を観たことがないですが、面白い分析が出来そうですよね。ありがとうございました。

Posted by: Tambourine | February 18, 2016 at 01:44 PM

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