零號琴/飛浩隆

飛浩隆さんは寡作な作家さんで、作品が出たら品質は保証済み。

寡作で有名な作家さんってのは、すぐにいっぱしのファンを気取って話題に参加できるという、怠惰な本読みには大変にありがたい存在です。私も飛浩隆は「グラン・ヴァカンス」の2冊しか読んでませんけど、「おお、飛浩隆の新刊出るんだー。大森望さんも池澤春菜さんも褒めてるのかー。そりゃ読まなきゃなー」ぐらいの感じでいっぱしのファン面で読んでます。

いや、ハードSFなんで全然そんな感じじゃ読めないんですけどね。全然人には勧められません(笑)

飛さん的には全然そんなつもり無いと思うんですよ?中では思いっきり「プリキュア」の話してますし(というか、もうプリキュアがテーマといってもいいぐらいだよ)、誰もが熱中できる手に汗握る大スペクタクル、大冒険小説を書いてるつもりだと思うんです。

いや、でもね・・・そうはいってもですよ。

まず、厚い。600ページある。鈍器ですよ、鈍器。まあ、自炊してタブレットで読んでるから重いとか嵩張るとかそういうことは無いんだけども、逆にめくってもめくっても終わんない。600ページもあるのに、主人公トロムボノクの過去の活躍とか、相棒シェリバンとの出会いとか、そういう面白そうな設定やエピソードが匂わされるだけでさっぱり語られてない。気になって仕方ないって。

次に、読みづらい。主人公と相棒はカタカナだけど、舞台の星、美縟の人や造語が難しい漢字で、すぐに読めなくなるんです。そも、「美縟」って字が難しい。登場人物も「咩鷺」、「菜綵」あたりの読み方をすぐ忘れる。最重要キーワードは「梦卑」なんだけど、なひ?のひ?むひ?どれだっけ?。プリキュアはお話の中では「旋妓婀」です(笑)。終始、こんな感じ。まあ、音を忘れても読めるっちゃ読めるんだけど、頭に入ってこない感じが大分あります。

さらに、お話が初っぱなからぶっ飛んでて良くわからない。特殊楽器技芸士?第四類改変態?野外音楽堂が二千人の人間を巻き込んで大惨事?それって何?観たこともないシーンの連続なので、描写をきっちりと読まないと頭の中にイメージが成立しない。それでも作者や他の読者と描写のイメージを共有出来ているのか、甚だ心もとない。大丈夫かな。私、何か勘違いして読み進めてやないでしょうか?

そんな感じで噛み応えたっぷり。かなりの咀嚼力っつーか、顎の力がないと600ページを読み切るのは難しいです。よほどの本好きにしか勧めらんない。

ただ、まあ、噛んだときに迸る肉汁の旨いこと、旨いこと。

トロムボノクとシェリバンの巻き込まれた惑星をあげての大イベント「大假劇」、そしてそこで演奏される「零號琴」とは何なのか。そこに関わる人々の思惑、そして世界の秘密とは。物語は最初からこの最終幕に向けて進みますが、もうね、唖然とするような結末です。

で、この作品って、ある意味では「ラギッド・ガール」と同じモチーフなんですよ。

ある意味、この上の1行が強烈なネタバレなんですけど、読んでるうちにそんなこと忘れちゃうと思うんでどうでもいいんです(笑)。現実とフィクション世界が重なり、フィクションに自分が乗っ取られていく、AR的というか、VR的というかそんな感じの假劇のあり方からして、人間が訪れることがなくなった仮想空間でのAI達を書いた「ラギット・ガール」によく似てますが、そんななんだか良くわからない世界の崩壊に至るラストの展開ってのが、また、ものすごくてですね。かつ、手触りが似てるんですよね。いやー、凄い話。強烈です。

そして、文章が、また美しい。最後まで読み終えた上で、最初の「アヴァンタイトル」を読み直すと、「ほぅ」とため息をつくほどの美しい文章です。最初に読んだときにはまったく意味わからないんですけど。

「本を読んだー」っていうたっぷりした実感が得られる逸品。覚悟を決めて読んで下さい。


 

| | Comments (0) | TrackBack (0)

スパイダーマン:スパイダーバース

遅ればせながら、「スパイダーマン:スパイダーバース」を見てきました。

つーのも、よく知らなかったんすよね、この作品。アメコミとかMARVELとかオタクとしての苦手科目でして。マーベル・シネマティック・ユニバース(マーベルのキャラクターが一堂に会してわっちゃわちゃする一連の映画をシリーズとして呼ぶ呼称)はみんなが非常に楽しそうに観ているんで、乗っかりたい気持ちはなくはないんですけど・・・正直、そんなにノれる気もしなくて。

この「スパイダーバース」もアニメってことで引っかかりはあったんですけど、「いろんなバリエーションのスパイダーマンが一同に」と言う意味で同じ扱いなわけで。そりゃ、ディープなスパイダーマンのファンは楽しいのかもしれないけど、興味はないねーって感じでした。

ところが、いろんなところから「スパイダーバースはすげえ」って情報が入ってきます。まずは、オタキング岡田斗司夫さんがめっちゃ褒めてる。

作品も大好きだけど、その審美眼をすごく信頼してる若木民喜先生も傑作だって言って、2回観てる。

この手の作品をめったに取り上げない「そこあに」も特集してる。

これ以外にもツイッターのリツイートやらなんやらで「スパイダーバースやべえ」って情報はいろいろと入って来たんすよ。こうなったらもう確定じゃないですか。

さらにはIMAXでの再上映するんですって。これ、マジのヒットじゃないとこうはならないですやん。

というわけで、近所でさくっと観てきました。おもろー。やー、これ観てない人はとっとと行った方がいいよ。

とにかく、見所はたっくさんある。

  • 徹頭徹尾、少年の成長物語でブレがない
  • ↑のような子供でもわかるメインストリーだけど、親の立場でも泣ける。思春期真っ盛りの坊やもキュンキュンするし、孤独な大人も胸が痛い。
  • ↑のようなウェルメイド作品でありながら、登場人物達が自分がマンガの主人公だって理解してるっぽいメッタメタなセンスにもあふれてる。
  • ↑のようなストーリーを語りつつも、オープニングのコロンビアのロゴから、最後のオマケ映像までどこを取ってもMVかよってなカッチョイイ映像。音面も最高。
  • ↑というようなハイセンス映画でありながら、2頭身のブタも出てくれば萌えキャラもでてくるバカ映画でもある。
  • ↑というような世界が、コミックの見開きの止め絵を活かしたような切れ味の映像で展開され、書き文字、漫付も多様されるので、日本のリミテッドアニメを観ているような気持ちにもちょっとなる
  • ↑のような究極のジャパニメーション的側面もある作品に、もう究極の豪華メンツで吹き替えされてる
  • ↑のために吹き替え推奨映画なんだけど、画面の書き文字が日本語になるので、それが変わってない字幕版も観たい

ほんと、すっごいよ。とにかくストーリーが素晴らしい。以下、ネタバレ気にせずに語りますけど、うーん、たぶん気にする必要ない。大丈夫。ストーリー的な驚きはほぼないから。なのに素晴らしいストーリーなんだから凄いよなー。

まず、主人公のマイルスがいい子なんだよね。マイルスは下町出身なんだけど、優秀さを買われてちょっとハイソな学校にご進学。運動神経もいい。実は頭もいい(落第したいためにマルバツのテストで0点取ったりする。全部わかってるのバレバレやん)。美術センスもある。地元には友達もいっぱいいる。けど、進学校ではちょっと浮き気味。

お堅い警察官の父親はそんな自分の状況を理解してくれないので、ちょっとアウトローぎみの叔父さんに懐いてます。そんなマイルスが、力を手に入れ、日常を失い、仲間を手に入れ、大切な人を失い、そして大人になる・・・という一直線のストーリーでラストのカットまで突っ走ります。他の次元からもスパイダーマンが来るという話なので、話がとっちらかりがちになりそうなものだけど、それはない。他の次元のスパイダーマンは、主人公に「おまえは孤独ではない」ということを伝えるためにいるんですよ。

ヒーローって孤独です。スパイダーマンももちろんヒーローの孤独さを背負っているんですが、多次元世界のスパイダーマン達が集うことによって、「背負っているのは、自分だけじゃない」って互いに気がつきます。ここから、ラストには、「マスクを被れ。正義をなせ。お前がヒーローになれ。お前は孤独ではないのだ」という観客に向けた映画全体のメッセージに繋がるんです。熱い映画でしょ?

その一直線のストーリーに親の視点、弟の視点、先輩の視点も織り込まれていて、観る人の立場でいろいろと感じさせてくれます。大人がみると感情移入するキャラはいろいろと分かれるんじゃないですかねー。悪の親玉、キングピンにだって感情移入する人、いると思うなあ。

そんなちょっと説教くさくなっちゃうかもしれないストーリーが、ものすごくハイセンスな映像で繋がれます。カラフルだし、切れ味がいいし、マンガだし。ディズニーアニメのヌルヌル動く感じとは全然違います。キレとトメがビシビシくる、すごく日本的なセンスも感じるアニメーションです。わざわざペニー・パーカーみたいなキャラを入れてるんだから日本のアニメを意識していないワケはないんだけど、アニメっぽくしたっていうよりは、コミックをアニメにしようとしたら近づいちゃったって感じに見えました。

そういう意味で「これをアメリカに作られちゃったら、日本のアニメ、ヤバい」って感想も良くわかる。わかるけど・・・どうしようもないよね。センスの問題と言うより、お金の問題のような気もするし・・・。まあ、とにかくものすごい人手で作られているのにこれだけ演出が徹底されているってことは、ものすごい試行錯誤があったはずで、かかったお金にクラクラすると共に、素直に頭が下がります。天晴れ。

もー、映画観ている間、気持ちがいいんだよねー。リズムに合わせて自然と体が動いちゃうようなシーンがたっくさんあるんです。ちょっと映像ドラッグ的な感じすらあるし、演出的なアイデアもいろいろあって、「あ、これパクられそう」なんてネタも結構あります。そういう意味でも必見ですね。

さて、後は・・・声優話もしておきましょうか。 今回、超豪華ですな。毎週スケジュールを抑えなきゃいけないテレビアニメではあり得ない豪華さ。

まず、マイルスは小野賢章さん。若手ですが、子役あがりでキャリア十分。で、何の役の人かといえば、要するにハリーポッター。ぴったりですな。

普通のスパイダーマンだったら主役のピーター・パーカーは格好いい方が中村悠一さん。おっさんの方が宮野真守さん。お二人とも二枚目、三枚目問わず主役ヒーローをばっちり出来る人気声優ですが、今回は宮野真守が凄い。いや、最近「凄い宮野真守」を観る機会が多いなあ。「凄い山寺」とか「凄い杉田」と並び称されるような、芸達者な声優さんになられました。

そして、その他のスパイダーマン達ですが、ヒロインのグウェンは悠木碧さん。「まどマギ」のまどかの人です。あの役の印象が強いのでクールで強いグウェンのキャラは新境地ですかね。全然悠木さんだと気がつきませんでしたが、良かったです。ノワールは大塚明夫さん。いつもながら渋くて特に言うことない。満点。2頭身のブタことスパイダー・ハムは吉野裕行さん。吉野さんももちろん格好いいキャラクターをいっぱいやってらっしゃいますが、今回はそっちじゃなくて「四畳半神話体系」の小津。アレです。

そしてそして、ボスのキングピンには、玄田哲章さん。もはや、安易と言っても過言ではないというようなキャスティング(笑)。こんなキャスティングが許されるなら、何の苦労もないですよね。で、このレベルの人達がちゃんと絵があるところにアテてるんだから(吹き替えだからね)クオリティは約束されてます。うっとりとするほどのレベルの高いお芝居をお楽しみ下さい。

そんなわけで、これは円盤買っちゃうレベルです。映像的なセンスで言えば、「ニンジャバットマン」も相当良かったけど、ストーリーの練り込み度は比べものにならないんで、断然こっちですな。続編も決まったらしいんで、楽しみにしたいです。

| | Comments (0)

ファースト・マン

ちょっと前になりますけど、「ファースト・マン」を観てきました。いちおー、SF者としては観ておかないといかん気がしたんで。

実は、チャゼル監督の作品を観るのは初めてです。「セッション」も「ラ・ラ・ランド」も、なんだかあんまり好きになれそうにないタイプの人間が描かれているような気がしたんですね。で、「ファースト・マン」も聞くに「非常にチャゼルらしい」ってことらしいです。観終わった感想としては、「はー、これがチャゼルかー」ってちょっと思ったんですけど、1作だけ観てそういうこといっちゃダメですな。

えっと、映像作品として、というかドラマとしてはものすごくレベル高いと思います。まとわりつく孤独と死のイメージを、淡々としたタッチで積み上げていって、ラストシーンのガラス越しの夫婦の再会なんて「はー、2時間かけてここにたどり着くのか−。すげーなー」と思いながら観てました。こないだ観た「七つの会議」が、まあ、登場人物たちがべらべらべらべらお気持ちを吐露しまくる典型的な日本映画だったのに対して、こんな寡黙な男を主人公にこんだけ饒舌なシーンを作るんだと感心せざるを得ません。

えませんけど、書かれてるモチーフに興味があるかどうかは別問題なんですよね(笑)。

「常に自分が死ぬかもしれないことには感覚が麻痺しているけど、周囲の親しい人が死ぬことには耐えられない男」と「夫がいつ死ぬかもわからないこと、そして夫自身がそのことから目をそらし続けていることにいらだつ女」の夫婦関係って、興味あります?。私は正直あんまりないです。ただ、人類による初めての月面着陸という出来事をそういう側面で切り取ることの面白さというのはわかりますし、ホントに死亡率の高かった初期の宇宙飛行士とその家族にまともに焦点をあてた物語を作ることも意義深いと思います。

SF的な見所も多く、X-15やジェミニのトラブル、有名なアポロの死亡事故、月着陸船の訓練機など有名な逸話を徹底的なリサーチのもとに作った映像として見られるのは素晴らしいです。もっとも、この映画はアームストロングという人間を描くためにコックピットの絵は沢山あるんですが、アームストロングが乗っている機体を外から撮った絵というのがほぼありません。X-15が飛んでるシーンはないし、ジェミニ8号がどういう状態になっているのか外から撮った絵はないし(現実には撮影不可能な絵なんだからそれがあると興ざめするということはあるにしても、不親切であることには違いない)、月着陸船も降りて外から見るまでどんなものかわかりません(みんな知ってるけどさ)。この辺りは徹底していて、正しいんだけど、ちょっと残念な部分ではありますね。

というわけで、諸手を挙げて「おもしろーい」とは言いがたい映画なんですけど、映像でドラマを作る手腕はすっごいぞチャゼルというのはよく伝わるし、興味のある題材を撮ってくれたら途端にファンになるかもしれないなという気がしました。あ、いやー、アポロでダメなら他じゃ無理かなという気もするなあ(笑)。

 

 

| | Comments (0) | TrackBack (0)

平成アニソン大賞が楽しかった

発表終わるまで全然存在を知らなかったんですけど、発表特番のニコ生を見たらえらい面白かった。

サイトを見に行けばノミネート全100曲のリストが出ているんで、アニソン好きな人は是非見てきて欲しいんですけど、こういう企画って、普通に考えれば何をどうやっても揉めそうなものです。そりゃみんなそれぞれ思い入れのある曲はいろいろあるだろうしね。青春ラジメニアの「オールアニメーションTOP20・平成版」特集のリクエストの時にも思いましたけど、やっぱりなかなかそれぞれ評価の軸も違うし。でも、このリストはすごく納得感がある。

ノミネートが100曲と余裕があったし、まあ、選んでいる人達が良くわかっている人達ですし。・・・というか、この人達の発言を見て私らは自分の中の価値観を育んで来たわけですから、そりゃ、異論が無いのはそらそうだわと。よっぴーや前Qさんに育てられたようなものだもの。いや、言い過ぎか。歳そんな変わんねえわ(笑)。

番組中の議論でも「童謡とアニソンは違うもの」「椎名へきるについてはちゃんと考えた」「サクラ大戦はゲーム、Airはアニメ」「JAMは入れたいが、アレもアレもゲームソングだから」「大賞は2曲。だって1曲で残酷な天使のテーゼが取るんなら、企画の意味が無い」等、すべてが頷くしかないわけで、いやあ、面白かったなあ。最後に100曲に1曲足りなかったから、「オレンジ」足したところで大爆笑。「とらドラ」好きすぎんだろ。うん、あたしも好きだよ。みのりんラブ。

2時間の番組見終わった後、さっそくiTunesにプレイリスト作りました。100曲のうち、半分は自分のライブラリにあったけども、ないものはApple Musicを検索し、そこにもなければバンバンiTunesストアから買いました。あっはっは。特に、アイマス、ラブライブ、アイカツなどのアイドルアニメは見ないのでその辺はほぼすべて買うことに。結果、93曲入りのライブラリができました。おお、意外とそろうモノだ。

でも、意外なモノが入手できないってことも再確認しましたね。「ムーンライト伝説」買えないんですよ。もちろん「100%勇気」は買えません。光GENJIは無理やね。あと、笠原弘子の「約束の土地へ」。どんな曲か覚えてないし、P1のサントラにも入ってないのよ。ボーカルコレクションとかいう微妙なアルバムにしか入ってない。KOTOKOの「おねティー」のOPも買えない。見てないからどんな曲か思い出せないけど、有名な曲だよね、これ。小倉優子の「スクラン」のEDも買えない。うーん、どんな曲だっけ?ほっちゃんのOPはライブラリに入ってるんだけどなー。これ、小西康陽さんアレンジだったのね。なぜ買っておかない>当時の私。

というわけで、楽しく聞いてます。いや、もちろんなんでnano.Ripeがいないんだ、やくしまるえつこはどこいったとか、細かいことはありますけども。それは各自が勝手に追加すれば良いこと。このリストから元となるアニメを見るもよし、関連する他の曲を聴くもよし。うむ、よしなに。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Apple Watchを買い換えた

Apple Watch Series 4を買いました。ちっこい方。

Apple Watchは出た時に初代を買って、Series 2でFeliCaが入ったのに惹かれて買い換えて、それ以来使ってました。無いと困るというほどではありませんが、無いと気になるほどには便利です。基本、アプリとかは何にもいれてません。使っているの機能は以下かな。

  • MacBookの自動ログイン
  • iPhoneの呼び出し機能
  • ApplePayによる支払い
  • iPhoneへの通知の表示
  • ポモドーロのタイマー
  • 再生中の音楽の音量変更(ときどき)
  • スケジュール確認(ときどき)

まず押さえておきたいのは、Apple Watchはすごく操作が面倒くさいってこと。本当にちょっとクリックしたり、ダイアルをくりくりするだけならまだしも、何ステップにも渡る操作をするのは本当に面倒くさい。なぜなら、iPhoneなら片手で操作できることに両手を使わなきゃいけないから

例えば、片手でカバンを持っているときに反対の手でポケットからiPhoneを取り出してちょいちょいと操作することは可能です。長い文章を打つとかならアレですが。ところが、Apple Watchの場合、両手を顔の前まで持ってこないと操作できないんですよ。これは面倒くさい。

というわけで、Apple Watchのよく使う機能って、ほとんど操作しないモノばっかりです。

逆にApple Watchの良い点は常に身につけているってこと。自動ログインも付けているだけで動作するし、iPhoneを呼び出す機能もiPhoneはどこにでも持ち歩いて置き忘れてしまい、家の中で探し回ることもしばしばだと思いますが、Apple Watchで呼び出し音を鳴らせばすぐに確認できます。Apple Watchはどこかにいくことがないので(充電以外で外すことがないから)、これが実現できるわけです。そうじゃないと、Apple Watchの呼び出し機能が必要になっちゃいます。

Apple Payの支払いもSuiCa払いなら何もする必要ありません。SuiCa対応の自動販売機の前で、手袋も外さずに暖かいコーヒーを買えるのはこの季節、じみーに嬉しいです。逆にコンビニでの支払いだと、タッチ部にずっと手首を押し当ててるのが面倒なので、Apple Watchを使わずにカードを読取り部において店員さんの操作を待つことも結構あります。ローソンの支払い端末はWatchのことを何も考えてないデザインなので、滅びればいいと思います。

あとはiPhoneの通知の転送。Watchに転送する通知はかなり絞って、即対応が必要なものだけにしています。これは要するに「電話が鳴っていても気がつかない」パターンの防止です。具体的には電話、Message、twitterのDMとTODOアプリ、アメミルによる「もうすぐ雨が降ります」通知を時計でチェックできるようにしています。電話はWatchでも受けられるんですが、iPhoneが手元にあればiPhoneで出ます。あんまり使うことがないから操作に自信が無く、話している途中にiPhoneのヘッドホンへ切り替えたいなどと思ったときにあたふたするからです。

そんなApple Watchなので、付け忘れて出勤したり、充電し忘れていて一日の途中で省電力モードに落ちたりすると、地味に辛いです。Macのログイン画面の前でぼーっとしたり、自販機に意味なく手首を押しつけたりして、「いかん、いかん」となります。難儀。ところが使い始めて2年とちょっとのSeries2が微妙に不調になり始めました。夜寝る前に充電器に付けて寝ても、ときどき充電されていないことがあるのです。Apple Watchの充電は磁石式の端末をペタッと貼り付けて行うので何かの拍子に外れてしまうことはなくはないです。私も最初は「ちゃんとついてなかったのかな?」と思ったんですが、月に2, 3度そんなことが起きるようになりました。私の充電の仕方が急にマズくなるというのも考えづらいので、これは何か問題が起きているに違いありません。

そんなこともあって、初代以来、初めてデザインが変わったSeries4に新調することにしました。これでSeries3を飛ばしただけで毎年買っていることになるのかなあ。それはちょっとなんだかなぁ。まあ、いいや。というわけで、Apple Storeアプリでオーダー、2日で来ました。

Img_0897

右が使い古したSeries2、左がSeries4です。どちらも小さい方で、本体のサイズはほーとんど変わりません。表示サイズは明らかに増えました。パスコードを入力するボタンがデカい。ただ、使ってる感じではあんまり変わらないかなあ。あっという間に慣れますね。

さて、Apple Watchを新しく買った場合の移行手順を書いておきましょう。iPhoneには複数のApple Watchを紐付けることが出来ます。なので、2本目のWatchとして登録してしまえばOKです。

Img_df6008cf60a11

登録するときには、すでに使っていたWatchのバックアップを戻すことができるので、それをしてしまえば設定もアプリ転送も終わった状態で使い始められます。らっくちーん。ただし、

  • パスコードの設定
  • Apple Pay(QUICPay)の設定
  • SuiCaの登録

は個別にやる必要がありました。QUICPayはSeries2は機種変更前のiPhoneで設定していて、iPhoneの機種変後にWalletを空にしてあったので誰もが設定し直しが必要なのかはわかりません。SuiCaはFeliCaチップ1つに紐づくので、新しいハードは新しいSuiCaにならざるをえません。古いWatchのSuiCaのチャージをどうすればいいかはわからないなー。頑張って使い切るのがよいかと。

というわけで、後はどちらでも好きな方の時計をつければOK。ただし、同時に使えるのは1つだけです。まあ、ヘルスケアデータとかを取っているので、2つ使うとわけわからないことになりますわな。しょうがない。

お?ということは、2つ使った24時間運用が可能?

睡眠トラッカーに興味があって、いろいろ買ったこともあるんですが続かなかったんですよね。夜寝るときにセットしたり、身につけたりするのをすぐ忘れちゃうんで。でも、日中付けたApple Watchを外して、夜用に付け替えるんならいけそうかも。というわけで、Pillowというアプリを入れてみました。これで睡眠のログも取ってみましょう。それが何かの役に立つかは、わからないけども。それよりも、布団の中でWatchで目覚ましをセットできることの方が便利かもしれない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

七つの会議

年末に「ボヘミアン・ラプソディー」を観に行ったときに予告編が流れてたんですが、いやーすごいキャストですね。日本中のいい味出しているおっさん全部集めてパックにしたような、すごいキャスト。あまりの豪華キャストぶりに圧倒されまして、たくさんのおっさん達を鑑賞すべく見てきました。同時期にキムタクの「マスカレード・ホテル」をやっていて、あっちのほうが大きな劇場でやってるようで、こっちの方が混んでました。見たのは2/2。土曜の13時の会で満員でした。

とにかく、キャストは朝倉あきさん(すげーかわいい)以外、全員おっさん。ん?吉田羊さんがいるか。いや、吉田羊はおっさんでいいな。うん、後は全員おっさんです(笑)。むしろ、ミッチーがおっさん枠からはみ出しかけているかもしれない。

そんな可愛いミッチーと可愛い朝倉あきの二人組が、会社の裏の顔を探るべく嗅ぎ回る中盤はドライブ感があってすごく楽しいし、面白い。ここはすごく良いです。

さて、ここから下はネタバレしますよー。ネタバレしたからなんやねん、誰が水戸黄門のネタバレを気にするんだよ・・・という気もしますが、一応、ね。

さて、池井戸潤の本はきっとみんなそうなんだろうと思うんで1冊も読んでないんですけども(笑)、会社の陰謀とか、サラリーマンの悲哀とか、出世争いと男の嫉妬とか、正直、外資系IT企業でキャリアからすっぽ抜けてるお気楽サラリーマンな私からしたら、江戸時代の話みたいに見えるわけです。で、主役は萬斎さんだから、私から観ると、この映画はもう完全に時代劇(笑)。最初はお笑い昭和漫談で、最後は遠山の金さんかな。

それはそれで別にエンターテインメントとしては普通にアリなんだけど(時代劇、楽しいじゃないですか)、そういう型から離れてお話として面白いかと言われると・・・うーん・・・。リコール問題ってネタも、何度目かいなって話よね・・・。ラストも目の前で一度内部告発してる奴が目の前にいるのに、「やっぱ隠蔽する!」ってんな危機管理ありますかいな。アホかい。

ただ、お話が完全に紋切り型なので、役者さんの魅力はもう、堪能できまくりです。香川照之さんの怒りに歪んだ顔はもう芸術的だし、野村萬斎さんの「ひーっひっひ」って笑い方、他の人にはできません。橋爪功さんに器の小さい男の演技をやらせたら日本一だし、オリラジ藤森さんのチャラい感じもバッチリ。なんせ基本的に出てくる人はみんなダメな人なんで、役者さんはみんな楽しんでやってるだろうなと。そんな感じで、芸を見に行く映画でございます。

というわけで、たっぷりと愛らしいおっさん達の演技をこれでもかと堪能できるし、少なくとも萬斎さんが正体を現すまではドラマもそこそこ楽しい。キャスト一覧を見るだけで1800円の価値は十分ありすぎ。だって、舞台でこのメンツ上げたらどうなるのって話で。ものすごく楽しめます。

ただし、やっぱりお話は無茶苦茶なんだよねー。あげ足を取るのも楽しいので、取っておきますよ?

ネジを安物にしたら馬鹿売れする椅子ってなんぼほどネジ高いねんとか、ひっぱり試験でいちいちきゃーきゃーいうなやとか、電気屋が冷蔵庫足で営業すんなとか、なんで風呂売ったウチの葬式にいったよ萬斎とか、そんなドーナツ馬鹿売れするって近所にコンビニはないんかいとか、経理と営業仲悪いってあからさまに罵倒すんな大人やろとか、品管が部屋に2人ってどんだけやる気ないねんとか、社長室にグローブ持って行ってるから野球部だってわかりやすすぎるやろとか、だいたい椅子と冷蔵庫売ってる会社ってなんやねん・・・

と突っ込みどころは安いSFよりありすぎ。その辺りをおおらかに見られない人には辛い映画かもしれません。でも、観てる間はさほど気になりません。ほぼ、ファンタジーみたいなもんだしね。ツッコむのも楽しんで観てくるのが吉です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2019年冬アニメ(と、ドラマ)1話感想 そのさん

[同居人はひざ、時々、頭のうえ。]

Web配信の漫画が原作。原作は未読です。

要するに猫飼ってる人のあるあるなんで、「動物と子供は卑怯」って奴です。ハルすごいかわいいけど。なんだろうなあ、このツンデレ感がたまらんよなー。間違いなく歴史に名を残さない一作なので好きな人は見ればいいと思います。私は続きを見ちゃいそう。

[魔法少女特殊戦あすか]

月刊「ビックガンガン」連載の漫画が原作。原作は未読です。

戦争で荒んだ世界と魔法少女の世界感を融合させて、魔法少女が戦いの道具になっているような設定。うーん、よくあるとまでは言わないけども、「まどマギ」以後だとそれほど珍しくもないかな。で、主人公の魔法少女が血みどろの戦いをして世界が一応平和になって、主人公はやっと平和な学校生活になじみかけているのに、その平和な日常がテロリストに破壊されて戦いの世界に舞い戻る・・・と。

えーっと、1話を見て嫌な気持ちにしかならないんだけども、これで続き見てもらえるかな?希望がないよ、希望が。主人公を1話目で絶望させてどーすんの。

[荒野のコトブキ飛行隊]

「ガールズ&パンツァー」の水島監督が、今度はレシプロ戦闘機のアニメを作ると。とりあえず、オリジナルは星1つ追加。

しかし、私は「ガルパン」がなんでヒットしたのか、わかんないんだよなあ。世の中には戦車のマニアってのはいっぱいいて、そういう人が戦車のアニメを作りたいのはわかる。「ガルパン」がめちゃめちゃ戦車の描写にこだわっていて、戦闘シーンは文句なく格好いいのもわかる。とはいえ、普通に戦車アニメを作ってもウケるわけないから、登場人物を全部女の子にすれば、アホなオタクが喜んで、マニアな戦車アニメってことがごまかせるだろう。やっほい!

・・・いや、そんなわけないでしょ(笑)。なんで「女の子が戦車に乗っている」と嬉しいんだろう。全然わからない。いや、女の子が出るアニメが嫌いなわけじゃないし、「バトルアスリーテス大運動会」はマイ・フェイバリット・アニメのひとつなんで、女の子のスポ根も好き。でも、「ガルパン」ってドラマに見るべきところ、あった?戦車戦が素晴らしいから最後まで見ちゃったけど、ごめん、主役の4人の名前、覚えられなかったんだけど。戦車が好きでもないのにあのアニメを喜んで見ている人が理解できない。

なので、この作品が面白いのかどうか、さっぱりわかりません。私、戦車もそれほど詳しくないですが、戦闘機もそんなに詳しくありません。零戦と隼の区別がつくかといわれれば、つきません。でもまあ、毎月「モデルグラフィックス」を買っている模型野郎なので、基礎的な教養はあります。

で、ですね。今売ってるモデルグラフィックスには、このアニメのミリタリー監修をやってる二宮さん(この人は飛行機モデラーでもある)とお馴染み軍事評論家の岡部いさくさんによる1話、2話の誌上ドキュメンタリーが載ってます。これを読んでアニメを見るとすーごく良くわかるし、空戦シーンが5倍面白くなります。1話の隼の起動シーケンスのシーンなんてただ見ていれば「へー」ですが、解説を読んで見ると、すっごく面白い。で、ですよ。それがわかって見てる視聴者はどんだけいんのよって話なわけ。女の子が可愛ければ見るの?つか、この子たちは可愛いの?(笑)

というわけで、この作品の鑑賞の為には今月の「モデルグラフィックス」はマスト・バイなんですけど、悪いことに今月号は模型がオマケにつく特別号なので、5000円ぐらいするのね(笑)。いや、ついてくるのはこの作品の主役機である隼のキットなので、「モデルグラフィックス」的にはコトブキ猛プッシュなんですけど、裏目かもしれない。まあ、1話から、紫電VS零戦とか隼VS零戦とか、普通に第2次大戦ものをやったらあり得ない空戦シーンが山盛りで、すごい面白いし、「紫電は自動消火装置があるから、被弾して黒い煙が出ても、煙が白くなって、そして収まるけど、零戦は燃料タンクが防弾じゃないから被弾したらすぐ燃えちゃう」なんてのが何の説明もなく映像で再現されててなんかスゲーんだけども、これは伝わるものなんでしょうか。

[ゆうべはお楽しみでしたね]

ガンガンONLINEで連載の漫画が原作。ドラクエXがフィーチャーされてる漫画ってことでもちろん読んでます。えっと、これはアニメじゃないっす。

原作者もドラクエXプレイヤー。ドラマのヒロインの本田翼さんも配信やるぐらいのドラクエXプレイヤー。「光のお父さん」は現実にあったことを書いてるブログが原作という変わったドラマでしたが、こっちはちゃんとお話なので、いたって普通のドラマです。普通っちゃ普通なんだけども、ドラクエXをやっていない人が見て面白いのかは謎。我々夫婦はすごく面白く見てます。

でも、こないだ実家帰ったらウチのおかんが再放送の「光のお父さん」にハマってたんだよなー。「あんたやってんの、これ?最近のゲームってすごいねんなあ」。いやー、FFXIはやってたけど、FFXIVはやってまへん。というか、意味わかってんのかな?「よしだーっっっ」はわかってないよな(笑)

[スタートレック ディスカバリー セカンドシーズン]

ついでにもひとつアニメじゃないもの。Netflixで第2シーズンが始まりました。

第1シーズンは最初からクリンゴンと戦争状態になり、途中からはミラーユニバースの話になり、面白いは面白いんだけどテーマが暗く、クルーもギスギスしていていわゆるロッテンベリ的な世界とはかけ離れてたんだけど、セカンドシーズンはすごくスタートレックっぽい。

1話でいきなりUSSエンタープライズ(船長はカークじゃなくて、まだクリストファー・パイク)が登場。パイク船長は例の黄色のユニフォームを着ていて、ティリーに「新型艦のユニフォームは格好いい」と言われてたり。アカデミーのシーンではみんな青いユニフォームだったけど、これから移行するって設定なのかしらん?

で、エンタープライズは修理中なのでパイク船長が船長不在のディスカバリーの指揮を執ることになるんだけど、パイクは非常に連邦の艦長っぽい振る舞いだし、クルーの一体感も出ててすごく前向きな雰囲気。

2話は遙かベータ宇宙域になぜか人類の集落が。しかし、そこにいる人類は未知の異星人により連れてこられていてワープ技術を持っていないまま200年生き延びた種族だからPrime Directive(いわゆる「艦隊の誓い」)に従うと干渉することは出来ず・・・というすごくスタートレックにありがちな話で、かつ、監督がジョナサン・フレイクス(TNGのライカー副長役で、劇場版「ファーストコンタクト」の監督)という、「ああ、すごくスタートレックです」という感じ。この後が楽しみ。果たして迷えるスポックは登場するのか。

残念なのは、アフタートレックがなくなっちゃったこと。まあ、いいか。あれがあると1週分がすげー長いし。でも、あのおじさん好きだったんだよなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2019年冬アニメ1話感想 そのに

[ブギーポップは笑わない]

超有名ラノベが原作。電撃文庫の基礎を作ったとも言える作品なんですが、なんと未読。

有名な原作で、過去にアニメ化もされてるんですが、再びのアニメ化。全然どんなお話か知らないんですけど、もう面白くないわけはないですよね・・・と1話を見ました。

すいません、ドラクエのレベル上げしながらだとストーリーが追えませんでした。なんとなく雰囲気は最高なんで、もう一回見ます。

[エガオノダイカ]

オリジナルは星ひとつ追加。タツノコ制作のロボットアニメとなれば、もう一個追加しておきましょう。

とはいえ、面白いのかは1話を見る限りはわかんないなあ。物語の展開もじっくりいくみたい。すごいヒットになるような感じはしないけども、安定感はあるし化けるかも?というか、こういうの応援しないといけない義務感をなぜか感じます(笑)。

[上野さんは不器用]

ヤングアニマル連載中の漫画が原作。原作は1巻だけ既読です。

いや、漫画の方はそんなに面白いとは思わなかったので続編を買わなかったんですけど、アニメはいいですね。ギャグはやっぱりテンポですなー。田中のぐいぐい来る感じがたまらん。

[かぐや様は告らせたい]

ヤングジャンプ連載の漫画が原作。原作は評判いいみたいで気になってたんですけど、まだ未読です。

ある意味、「上野さんば不器用」とネタとしては被っているんですが、こっちの方がメジャー感がありますね。どっちも主人公は天才でポンコツですが。

ギャグも細かいネタをちょいちょい入れていてアニメもゴージャスだし、キャストも生徒会の3人はもちろん、ナレーションの青野さんがいい!お気に入りです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2019年冬アニメ1話感想 そのいち

昔は出張しているとアニメの新番組のチェックができなかったものだけど、今はむしろ出張中の方がチェックできますね。何しろ、録画した初場所の相撲が見られないんで・・・。

[五等分の花嫁]

マガジンの漫画が原作。原作は未読です。評判の良い漫画らしくて気になってはいました。

普通のハーレムものというイメージで、楽しく見られそうです。典型的なマガジンのラブコメという感じ。なんだろうな、サンデーの作品だとこんなにあっけらかんとしないと思うんですよね。

あと、気になったのはヒロインが五つ子なので当然1から5にちなんだ名前になっているんですが、それが台詞だけだと伝わってこないこと。字幕が必要だったんじゃないのかなあ。

ちなみに制作は手塚プロダクションだそうです。ん?虫プロとは違うの?

と思って調べたところ、元々は虫プロはアニメ制作、手塚プロは漫画製作をサポートする会社だったんだそうです。虫プロが倒産したあとに手塚プロでもアニメを作るようになって、これまでは下請けをずっとやっていたとのこと。これから元請けでも名前を聞くようになるんですかねぇ?

[revisions リヴィジョンズ]

オリジナルは星ひとつ追加。フジの+Ultra枠とNetflixで配信される・・・というのが、今のアニメ界でどういうポジションなのかイマイチ良くわかりませんけど、当然、ワールドワイドで公開されることを念頭においてはいるっぽい雰囲気。Netflixではもう全話見られるのかな?谷口悟朗監督作品はなんだか久しぶりに見る感じ。

高校生達が渋谷の街ごと荒廃した未来に飛ばされるという設定で、キャストインタビューでも「リヴァイアスみたい」と言われてますが、なるほどちょっとそんな感じもします。フルCGのツルッとした感じも、むしろリヴァイアスっぽさを増しているような。平井キャラっぽいよね。

[ケムリクサ]

「けものフレンズ」を降板になったたつき監督の作品。「けものフレンズ」は大ヒット作になって、たつき監督も凄く有名になったんですけど、あの作品からだとたつき監督の作家性というものがよくわからないんですよね。少なくともほのぼのとしたアニメを作る人でないのは皆さんご承知なんえしょうが・・・今作は、とにかく背景が真っ黒ですなー。

世界観はすごく魅力的だし、キャラクターに一切悲壮感はない感じも「けものフレンズ」に似ていて、これでたつき監督の作家性ってのが見えてくるといいですね。

[盾の勇者の成り上がり]

ラノベ原作・・・というか、いわゆる、なろう系。そっち方面は詳しくなく、このタイトルも初めて聞きました。

ゲームの世界に異世界転送されるという、もういくつ作られたのかわからないレベルでありきたりな設定なんですが、むしろその中でみんながいろんなことに挑戦していてすごい。「最果てのパラディン」を読んだときも思ったし、最近ではコミカライズから興味を持って「駆除人」を読んだんですが、これも異世界転生で俺Tsueeeeなんだけど、でも新しい。

この作品も、一緒に召喚されてくる仲間がパラレルワールドの現代日本から来ているだとか、主人公が武器を持ってないという制約をつけていたりだとか、非常に凝っています。そしてその設定を元にダークヒーローものを作ろうとしているというの面白い。第1話は1時間スペシャルでじっくり物語が描かれたのも好印象。これは先が気になるなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

«ドラゴンクエストビルダーズ2